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趣味と向き合う日々

映画やアニメなどの映像作品、音楽、プラモデルといった趣味に関して気ままに書いています。

ハミングバード(2013年・イギリス)バレあり感想

 

 

 

気になりつつも観ていなかった映画を見てみようというのが今年の目標です。

あとブログ記事にバリエーションも増やしていきたいなって。

 

というわけで今回はその気になってたけど系の映画です。

 

ハミングバード』(原題: Hummingbird、米題: Redemption)

 

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このポスター、このトランスポーター感。

そんな映画じゃありません!

 

ジェイソン・ステイサムの主演映画の中でもコアな層に人気があるとのことで、

実際たしかに他の彼の主演映画に比べて雰囲気が異質です。

 

予告映像↓↓↓

youtu.be

 

この予告を見ると、ステイサム演じる逃亡兵の復讐劇っぽい印象を受けますが、

実際の内容としては復讐劇というよりもどん底から這い上がって人生を取り戻そうとするおっさんのヒューマンドラマって感じです。

 

故にアクションも程ほどに、フォーカスが当てられてるのはあくまでドラマの部分。

これがまた程ほどの年頃になったステイサムの哀愁とマッチしてて凄く良いんです。

 

 

あらすじ

中東での作戦行動中に奇襲を受けたステイサム演じるジョセフ。

その襲撃で仲間の兵士を5人失ってしまう。

報復にほぼ無差別に近い形で(と僕は捉えてますけど実際ここどういう事だったんでしょう)5人殺してしまい、

軍法会議に掛けられる前にイギリスへ逃亡します。

 

時は経ち、イギリスの路上で少女とホームレス生活を送っていた彼ですが、

そこで麻薬の売人に襲われ少女と離れ離れになりつつも逃亡。

逃亡した先の無理やり侵入した部屋の持ち主がリッチな上に10月まで帰ってこないという事を知った彼はここから生活、人生をやり直そうとします。

 

 

だいたいこんな感じの話でした。

その過程で中国人マフィアの元で取立人をやって稼ぎを蓄えたり、

ホームレス時代からの知り合いである修道女と段々親密になっていったり、

少女を殺した金融マンに報復を行ったり。

 

最後には彼も修道女のクリスティーナも前向きな未来が暗示されてるような終わり方です。

 

 

 

そうなんです。

同じく僕も視聴直後までずっと思っていました。

 

 

 

結局ハミングバードってなんだよ!!

 

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確かに冒頭のシーンは米国の無人偵察機ハミングバードからの監視映像から始まります。

あと錯乱気味のジョセフがハチドリ(ハミングバード)の幻覚を見るシーンもあります。

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ハチドリの幻覚に突撃ライフルをぶっ放すステイサム。

もちろんこのアサルトライフルも幻覚なので家主も安心です。

 

 

けどそれだけで映画のタイトルにこれを付けるなんてことは無いでしょう!

クローバー・フィールド』みたいなタイトルの意味は結局なんですか系って訳じゃないですもん。

 

ちなみに偵察機ハミングバード視点の映像は冒頭部分と劇中にちらほら、そしてクライマックスでもちょくちょく使われてます。

上空からの偵察映像として遠くからステイサム演じるジョセフ(ジョーイが本名でしたっけ?今作のステイサムは偽名塗れです)を監視しています。

 

そしてこの視点からの映像が使われるのが決まってジョセフが事件を起こした時なんですね。

 

 

そこで考察じゃないですけど、

ハミングバードの意味するところは結局は神様の暗喩なんじゃないかって思ってます。

ヒロインが修道女だったりするのもそれに絡んでるんじゃないかなと。

そしてこの修道女のクリスティーナさんが「神様はもういないと思う」という、

厨二を乗り越えた日本男児の魂に語り掛けるかっこいいセリフを言います。

ここも地味にこのタイトルの意味するところにかかってきてるような気がしました。

 

結末を言ってしまえば、このハミングバードからの監視によって最後の最後、ジョセフは間もなく逮捕されるってところでエンドロールです。

 

常に天から見ている存在が居る。

それは神であり無人偵察機でもあり。

 

ジョセフはまともに、「良い人間」になるために後半は悪事を働きつつも更生への道を歩んでいます。

しかし偵察機ハミングバードが捕らえるのは結局彼の悪行ばかりで、

ハミングバードからの情報によって最終的に彼は捕まります。

 

つまり、「神様は全て空からお見通しだから公平に人々を裁いてくれる」という俗話に対しての皮肉が裏テーマなんじゃないかと思いました。

 

こうでも考えなきゃ僕の頭じゃ『ハミングバード』のタイトルを説明できません。

イギリス映画ですしね。

皮肉の王国ならこういう含みのあるタイトルの付け方しててもおかしくないっすよ。

 

 

あと内容はともかくとして、

ロン毛のステイサムは貴重だぞって話。

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彼の定めか、この後すぐに丸刈りになっていつも通りです。

 

 

ゲーム・オブ・スローンズ』のハウンドみたいです。

これはこれでワイルド。

 

 

あと、ジョセフは麻薬なんかも取り扱ってる中国マフィアの下で働き始めるんですが、

彼らのアジト入り口がこれ。

 

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雀荘ですか。いいえ、雀荘じゃないんです。

この扉を開くと怪しいバーに繋がってます。

雀荘じゃないんです。

 

なぜに麻雀なのかいくら考えても分かりませんでしたが、

おそらく麻薬という漢字を知った撮影スタッフが、

同じ漢字が用いられてる言葉を強引に見つけてきて書いたんでしょうかね。

 

 

さてこの『ハミングバード』、

多分ですけど『レオン』好きな方にはかなりマッチする映画だと思います。

レオン』は暗殺を家業にするおっさんと少女の物語ですが、

こちらは逃亡兵の裏社会での復活劇なので出汁は違いますが雰囲気は意外と近いですよ。

 

全体として話も大きく広がり過ぎず、終わり方もあっさりしてるのでふと思い立ったときに見るのがちょうど良さそうな映画です。

 

さて、最後に書くのはおかしいかもですけど、バレありで書いてるのでここに書きますが、

この映画、ウォームービーでもミリタリームービーでも無いですよ!

僕は最初その類かと思って観ていたのでちょいと驚きました。

 アクションも恋愛描写もほどほど、あくまでジョセフの人生のリスタートを見守る映画です。

アクションが控えめなところから、ステイサム主演作品の入門にも使えそうですね。

 

 

こんなところか。

 

ではまた。

 

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そんな顔で何言ってるの