プリズン・ブレイク シーズン5 第1話 フォックスリバー組の同窓会みたいな第1話
待ちわびたぞマイコオオオオオオオオオオ!!!!
つってもリンカーンもマイケルもTバッグもドラマ版の『ザ・フラッシュ』で登場していた(勿論別の役ですが)ので懐かしさはさほど感じず!
そんなことねぇや懐かしい!
祭りだよ!!
祭り!!!
■概要
『プリズン・ブレイク』はこれまで4つのシーズンと完結編の『ファイナル・ブレイク』によって物語が完全に纏められた完結作品でした。
ところがこのS5はなんとそのファイナル・ブレイクの7年後から物語がスタートします。
これがもう驚きですよ。
だって主人公のマイケル・スコフィールドはファイナル・ブレイクで死んでますし。
このビデオレターのシーンはマジで泣けました。
マジで、泣いたんですよ。
それを踏まえての、実際には生きてたんだよ!!っていうのが今回の第1話の内容でしたが、あえて言わせていただきたい。
間違いなく制作陣はファイナル・ブレイクで終わらせるつもりだったと思います。
ですが昨今のリバイバルブームの波はやはり魅力的に感じたんでしょうか、なんにせよ今作からまた脱獄劇が始まる事に。
今回のシーズンはリンカーンが弟のマイケルを脱獄させるっていう構図になってそうです(まだ第1話時点なので詳しくは分かりませんが)。
PBのS1はマイケルが兄リンカーンを脱獄させる(ついでに色んな奴も逃がしちゃう)物語でした。
S2では脱獄後の逃走劇から、再度捕まり国外の刑務所へぶち込まれるまでの物語。
S3はそこから脱獄する物語。
そしてS4は膨らみ過ぎた伏線の数々をたたみにかかるべく超展開の数々をこなして殆ど脱獄は関係の無いような物語となります。
ファイナル・ブレイクはマイケルの妻サラが手違いで捕まってしまい、彼女を脱獄させる話。
その過程でマイケルは死んでしまいました。
これらを思い返すと今回の新シリーズは割とS1の頃に回帰していたような雰囲気がありました。
まだ第1話ですから深く語れないんですけどね。
■あらすじ
マイケルが死に、サラが無事にシャバに帰って来てから7年後。
フォックスリバー刑務所では模範囚としてセオドア・T・バッグウェルが正に出所を果たそうとしていた。
看守から「お前宛の郵便物だ」と手渡された包みの中身を確認してTバッグは困惑する。
一方リンカーンは脳筋ゴリラに逆戻りし、借金取りから逃げる日々を送っていた。
そんなリンクの前に姿を現すTバッグ。
リンカーンに包みの中身を見せる。
それは刑務所のと独房と思われる場所に囚われたマイケルの姿を映した写真だった。
リンカーンはその手紙に記されていた暗号を読み解き、かつての仲間であり今はイスラム教徒として正しい道を進むシーノートと共に中東はイエメンに向かう。
そこでマイケルと再会を果たすリンカーンとシーノート。
だがマイケルは自分はそんな名前では無いと言い、流暢なアラビア語を話しながら姿を消してしまった。
■登場人物
・リンカーン
7年の月日を経てバカな脳筋ゴリラにに戻りました
恐らく今シリーズの主役ポジション。
やれるのかコイツで……。
でも暗号解いてるし昔よりは頭良さそう。
・Tバッグ
模範囚(シーズン4のラストシーンを考えるに多分ウソ)として無事に出所を果たしたTバッグ。
更に時代が進んで義手もアップデートしてもらえることに!
第1話時点でいきなり人間的な面を見せている(リンカーンを思いやるような発言)のが意外ですね。
それを踏まえても相変わらずクレイジーなキャラでしたが。
・スクレ
リンカーンに殴られながら登場するという相変わらずさ。
そしてマイケルを一緒に探しに行くとリンカーンに持ちかけましたが断られます。
スクレの優秀さをリンカーンはこの7年で忘れてしまったようですね。
相変わらず良いキャラしてましたが第1話での登場時間はダントツに少なくて残念でした。
・シーノート
過去のシリーズではダントツに影が薄く、申し訳程度にS4で活躍したもののやはりパッとしなかったシーノートですが、
なんと今回のシーノートはイスラム教に改宗しアラビア語を話す道案内役に。
しかも元軍人で戦闘能力も高いという強烈な個性を獲得しまくりなキャラに変貌していました。
・サラ
再婚してました。
自宅が襲われた際にただ隠れるだけじゃなく、明確な殺意を持って武器を用意するようになっている辺りマイケル達との過去の経験が活きてますね。
・マイケル
マイケルの名はカニエル・オウティスという過激派テロリストの名前に変わっています。
また、記憶が無い様子(個人的にはそういう振る舞いをしているだけだと思いますが)。
マイケル・スコフィールドで検索すると別人の顔写真が。
これは何かありそう。
・その他
リンカーンたちをつけ狙う謎の二人組とかいました。
■感想
この俯瞰で観るフォックスリバーのシーンがもう懐かしい。
そして劇中BGMも相変わらずお馴染みのやつばっかりでした。
プリズンブレイクが帰ってきた感の演出は完璧です。
記事タイトルにあるように、今回の第1話は物語の導入であり、フォックスリバー組の同窓会的なお話でした。
その為意図的なのかはわかりませんが、マホーンは出てきません。
残念。
フォックスリバー組のそれぞれの7年後(つまり現在)の生活を簡単に紹介しつつ、第1話でいきなりマイケルに会いにイエメンに飛び、実際にマイケルに会う所までしっかり描き切る。
そして、裏で何かが起きている事もしっかり匂わせておく。
このスピード感、これが王の貫禄よ。
ややこしい部分はカット&カットで重要なところをギッシリ詰め込んだような感じでしたね。
全編にわたって面白かったです。
そして視聴しながら改めて思ったのがフォックスリバー組もだいぶ数が減っていたんだなって……。
アブルッチもベリックも死んじゃったんですよね。
べリックはS4で強烈なインパクトを与えまくっていただけに、マイケル同様実は生きていたパターンでいつか出てきそうですが。
なんにせよ導入としては完璧、しかも冒頭部分でこれまでのプリズンブレイクを一気にダイジェストでお届けする親切っぷり。
早く物語が本格的に動き出すであろう次話が観たいです。
■まとめ
マホーンは間違いなく出てきますね。
ファイナル・ブレイクでなぜか株を落とすような事をさせられたわけですから。
人気キャラにそんなことさせて終わりじゃファンは納得しないであろうことは制作陣も分かっているはず。
だから出てきますよ!!
暴論の望楼。
ではまた。
写真が違うだけなら手の込んだいたずらかも知れない。