趣味と向き合う日々

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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年・アメリカ) バレあり感想 グロ注意

 

僕は映画のシリーズ物は公開順でそのまま追っていくタイプです。

でも、本作を観終わった時、そのまま『遊星からの物体X』を観たくなって結局観ちゃいました。

ラストの繋げ方がたまんねえわ!!

 

 

遊星からの物体X ファーストコンタクト』(原題:THE THING)

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youtu.be

 

 

ちなみに邦題は当初『ビギニング』となっていたらしいです。

どっちにしろ原題は『THE THING』ですけどね。

 

これ向こうの人混乱したんだろうなぁ。

 

 

 

 ■あらすじ

南極観測隊ノルウェー基地の隊員がUFOと、それに乗り込んでいたのであろう異性から来訪者を発見した。

それは10万年以上前に地球に落ちたもので、南極の厚い氷に覆われていた。

調査の為にケイトを初めとするアメリカ人数人が招かれ、この世紀の大発見を祝っていた。

だが、氷に覆われて完全に凍結していたと思われていた異星のモンスターは動きだし、基地をパニックに陥れてしまう。

 

 

■感想

 

遊星からの物体X』の前日譚という事で一気にこちらも視聴島した。

 

この映画半分くらいオマージュで出来てるぜ!!?

 

基本的なストーリーの作りは『遊星からの物体X』とほぼ同じ作りになっています。

が、今作では各キャラクターそれぞれにそこまでフォーカスは当たっていません。

というのも、時系列的に次の話になる遊星からの物体X』へ繋がるシーンがかなり投入されているために、キャラクターの掘り下げにかける時間があまりなかったんだと思います。

 

この映画、公開順に僕は観たんですが、多分この観方で正解だったと思います。

単に劇中で様々な遊星からの物体X』とのリンクが観られ楽しめると言うだけでは無いです。

 

多分いきなり一発目で時系列順に観てしまうと若干訳わかんなくなるんじゃないかと思いました。

 

映画の作りは前作を観ていなくても楽しめるようになってはいますが、

所々説明不足な部分があったりします。

 

なのでもしこれから観るなら公開順で追う方が良いと思います。

 

それと、前作では登場人物の中にただの一人も女性が居なかったのに対して、

今作は主人公ケイトを初めとして女性のキャラクターも出てきます。

 

だからなんだっていう話ですが、

女性キャラが化け物になるシーンは独特の怖さがありました。

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で、今作もモンスターの造形がやっぱりクトゥルフ染みてました。

制作されたのが2011年なのにも関わらず、今作でも多くのシーンはCGでは無く特撮を用いているみたいです。

こういうところにリスペクトが感じられますね。

 

一方で、CGのパワーもしっかり発揮していて、

例えば氷からモンスターが脱出して天井に飛び込むシーンなんかは前作では描けなかったスピード感が上手く出ていると思いました。

 

ラスボスのCGは流石にちょっとどうかと思いましたが。

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ギャグとホラーの境目は曖昧なんだなって……。

 

 

ただ、多くの点でCGが上手く機能している映画だと思うので、

映像面ではかなりパワーアップしていました。

 

前作でマクレディ達がノルウェー基地を訪れた時に描かれた基地の惨状がどのようにして起こったのかをこれでもかっていうくらい丁寧に描いてくれたのは良かったです。

前作との明確なつながりが分かるシーンとか観るの僕が好きなだけですが、一個一個しっかり回収していってくれてたのがなかなか楽しめました。

壁にぶっささってた斧とか細かいところまでひろってましたし。

 

でもここはどうなんだっていうのも結構ありました。

例えば『遊星からの物体X』で、UFOが埋まっている雪原に爆薬を仕掛けて爆破する瞬間みたいなのがビデオに残されていたんですが、

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今作を観ると、埋まっていたUFOは爆破して掘り出したんじゃなく、飛び立とうとした時に円盤から放出された推進装置の力で氷が瓦解してUFOが姿を現したように描かれていました。

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この辺りは僕が勘違いしてるだけかもしれませんが、若干気になりました。

 

そして、最後のシーン(エンドロールのアレでは無くその前です)もこれまた前作同様中々重たい終わらせ方でした。

 

ケイトがもう一人の生き残りのカーターと脱出しようとする際に、カーターが既に入れ替わり済みだと気づいて火炎放射でカーターを焼いてしまうシーンです。

 

今作では新たに無機物のコピーは出来ないという設定が明かされました。

その為、銀歯やイヤリングといった身体特徴以外の部分が残されていれば少なくとも入れ替わっていないという事がわかります。

カーターはこの最後のシーンで、それまでずっと付けていたはずのイヤリングを付けて

居なかったためにケイトから入れ替わり済みだと断定され燃やされたんですけど、

真冬の南極大陸で外に出てたんだからイヤリングは普通外すんじゃないですかね……?

 

ついでに言うとカーターは左耳にイヤリングをしていたんですが、ケイトに質問された時右耳を触ってしまったのでこれもケイトにとって決定打になっていたんですが、

 

躊躇なく焼き尽くすにしては根拠が浅すぎじゃねえかケイトさん……。

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もうちょっと様子見ても良かったんじゃ……。

もし本物のカーターだったら大変なことやらかしてますよ。

 

しかもケイトさんこのあと野垂れ死にコース入ったっぽい……。

 

雪上車の中でただ一人、座席に着いてどこを見るでもない表情が映り、スタッフクレジットの表示とエンディングが始まります。

あの場にそのまま留まっていたのなら『遊星からの物体X』で雪上車もろとも登場するはずなので、

恐らく一旦どこかへ移動したんでしょうが、保護されたとは思えないです。

やはり……。

 

 

今作もラスボスは倒したけどすっきりしないエンドで終わります。

 

が、ここから!!

 

ここからが本番!!

 

物語内のテンションは主人公が最後どうなるか分からないのでどん底もいいところですが、ここからが個人的に最高でした。

 

あのクソ良いBGMと共に『遊星からの物体Xの冒頭へダイレクトに繋がるための話が始まります!!

 

というのも、ケイトの表情を最後に一度スタッフクレジットが表示されて、

次のカットでは時間が少し進んでいます。

給油の為ノルウェー基地を離れていたヘリとそのパイロットが基地に戻ってきます。

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があああああああああああこのヘリは!!!

 

ここからもう超楽しい。

繋がった瞬間の楽しさたるや!!

ローグ・ワン』のそれと同じあの感覚!!!(こちらの方が先発ですが)

 

パイロットが誰かいないかと声をかけると、超警戒しながらラーシュという生存者が出てきます。

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ラーシュはこの基地で唯一英語が話せないノルウェー人で、本編途中でもそれについて言及されてました。

正直「あいつは英語話せない」っていうセリフが出てきた時に「こいつが『遊星からの物体X』冒頭のあいつなのかな」と思いましたが、やっぱりそうでした。

 

ていうかラーシュってどうやって生き残ったんだ???

 

途中からケイトとカーターがメインになっていたのでこの辺りあんまりしっかり描かれて無かった気がします。

とにかくラーシュが出てきてすぐ後に、基地から一匹の犬が飛び出し彼方めがけて走り去っていくんですよ。

 

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こうしてアレに繋がるのね!!

 

しかもこのエンディングも『遊星からの物体X』のOPと同じ構成なんですよ。

こりゃテンションも上がる。

 

その上、最後の最後はもう前作の冒頭映像まんま使いですからね。

自然すぎて最初気づきませんでしたよ。

 

正直このエンディングに全て感情が持っていかれた気がしました。

 

だってこれの後すぐ『遊星からの物体X』観直しましたからね!!

 

 

■まとめ

宇宙船の中にあったこれ結局なんなの?

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ピクセルかな?

 

前作が気に入ったなら絶対観た方が良いと思いました。

逆に、ここから前作に向かっていくのはあまりお勧めできません。

ローグワンポジ。

 

そんな映画です。

ではまた。

 

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お前こんな姿だったんだなって。