趣味と向き合う日々

映画やアニメなどの映像作品、音楽、プラモデルといった趣味に関して気ままに書いています。

探偵はBARにいる(2011年・日本) バレあり感想

水曜どうでしょう』の大泉洋のイメージしか無かったから全然シリアスな場面で笑っちまった。

 

僕にとってこれはそんな映画です。

原作小説は読んだこと無いですが、今作は原作シリーズでは第二段のエピソードらしいです。

タイトルがややこしい事になってるみたいですね。

 

探偵はBARにいる

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■あらすじ

コンドウキョウコと名乗る謎の女性からの半ば強引な仕事の依頼を引き受ける事になった探偵と彼の運転手、高田。

だが、コンドウキョウコからの依頼を引き受けていくに連れ探偵は、全く関係の無いと思われていたある放火事件と、コンドウキョウコの依頼の関連を解き明かしていく。

 

■感想

 

スパイクかな?

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主人公の探偵が完全に『カウボーイ・ビバップのスパイクまんまでした。

ぼかぁね、なんなら髪型まで一緒だと思うよ大泉くぅん。

 

マジで、実写版で『カウボーイ・ビバップ』やるなら大泉洋で良いんじゃないかな。

ビバップはなんか実写化の企画がハリウッドで持ち上がってるみたいなの数年前に読んだ気がしますがどうなってるんでしょうかね。

 

スパイクに探偵が似てるとは言っても、これはそもそもが両者とも松田優作リスペクトなんだと思いますけどね。

松田優作さんは日本の”ハードボイルド”の印象を確定付けたと言ってもいいくらいですし。

 

原作小説では、探偵の容姿の説明は全く違うものになってるみたいですしね。

この映画化に関しては大泉洋のキャスティングって大正解だと思いました。

 

というか真面目な演技してる大泉洋が新鮮。

そして、すごくそれがマッチしていました。

 

探偵はどこか抜けてるけどやる時はしっかりキメるっていうキャラだったので、

大泉洋以外には確かにハマり役が思い浮かびません。

 

大泉洋の話ばっかりしてますが、映画全体としてもとても楽しめました。

推理物ではあるのですが、比重が推理パートでは無く実働的というか、とにかく身体を動かす部分に置かれているというか。

物語全体もユーモアとシリアスの緩急のバランスがちょうどよい感じでしたし。

 

あと、ちょっと失礼な言い方というか上から目線感強い発言かも知れませんが、

邦画のわりにカット割りが細かいし見せ方がとっても上手い!

 

これはマジで重要ですよ。

探偵もの、推理もの、ハードボイルドもの、このあたりのジャンルで肝になるのはキャラクター同士の掛け合いだったり、場面、情景の描写だったりだと思いますし。

ここで雰囲気をしっかり形作っていくものだと個人的に考えています。

 

この映画はその点が凄く力が入っていると思いました。

カット割りやカメラワークにしっかり拘っていると素人目にもわかりました。

 

 

 

 

 

小雪がコンドウキョウコで最後は色んな人をぶっ殺して自分も死ぬぞ!!!

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どうだいこの唐突なネタバレっていうパターン。

バレあり感想記事って書いてても僕わりとネタバレしてない事もあるのでたまには記事タイトル通りにいってみたいなって、想いました。

 

これ最後けっこう切ないんですよ。

まさか大泉洋に感情を切ないベクトルに揺り動かされる日が来るとは。

 

あとこれはすっごく個人的に気に入ってるんですが、

劇中のBGMがことごとく良い!!

 

すっごいの!!Vシネ感がすっごいのよ!!!

 

絶対狙ってやってるでしょうけど、でもこれは大いにアリでした。

くさめのBGMのおかげで全体的な雰囲気がちょうどいいシュールに落ち着いてます。

 

ただ、唯一気になったのが、セリフがえげつないくらい聞き取れないっていう点ですかね。

特に静寂を前面に出してくるシーンとかだと、役者さんが何を言ってるのかほぼ聞こえません。

この辺りは日本映画らしいっちゃらしいんですが、

ぼそぼそしたセリフの中にサラッと重大な事とかあるんじゃねえかとヒヤヒヤしちゃいました。

 

■まとめ

 

ちなみに僕はどうでしょうの企画で一番好きなのはオーストラリア大陸横断です。

 

ハードボイルド探偵小説を映画化、と聞くとちょっと手が伸びない人もいると思うんですけど、

本作はユーモアとシュールにシリアスがうまく迎合してちょうどいい”中途半端さ”が演出されていて面白いです。

良い暇つぶしになるのは間違いないです。

 

松田龍平も大学とかにいそうな気怠そうなあんちゃんをよく雰囲気出して演じてたしね。

 

傑作、とは言えないかも知れませんが優れた点がたくさんある映画、そんな感じだと思います。

 

ではまた。

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スパイクかな?