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処刑人(2000年・アメリカ) バレあり感想 全然シリアスな映画じゃねえからこれ

ホント、マジで、全ッッッッ然シリアスな映画じゃねえからこれ!!!

 

『処刑人』(原題:The Boondock Saints)

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ノーマン・リーダス若過ぎ。

TWDでダリルを演じているノーマン・リーダスのファンになって以来、

なんとなく観てみようと思い続けて、ようやく視聴できました。

 

シリーズは、本作『処刑人』および『処刑人II』(2009年)があります。

が、最近第三作の制作とドラマ版の制作が発表されたようです。

イムリーな時期に観られてよかった。

 

 

 

 ■あらすじ

コナーとマーフィの双子の兄弟は、アイルランド人たちのお祭りの日の夜に、酒場で喧嘩を売ってきたロシア系マフィアを殺害してしまう。

警察に捕らえられた二人だが、正当防衛が認められ即日釈放されることになった。

その日の夜、署内に泊めてもらった二人。

眠っている彼らは突如啓示を受けた。

 

そして翌日から二人は街にはびこる悪人たちを抹殺するべく活動を開始した。

 

 

■感想

・キャラクターがみんな引き立っている

 

 

ガイ・リッチーの映画っぽいです。

空気感としては『スナッチ』とかが好きな人には大ウケするんじゃないでしょうかこれは。

或いはタランティーノの『パルプ・フィクション』なんかが好きな人も絶対好きだと僕は思います。

 

正直、ノーマンリーダス目当てで観ただけなので、思いの外面白くて個人的には大当たりの映画でした。

 

登場人物が皆良いキャラしてます。

主役のコナーとマーフィの二人は普段はホントにただの良い奴ですが、やる時はしっかりキメる感じの若者です。

悪人のアジトを襲撃する方法が、

マーフィの観た映画でやっていたことをまんま真似ていたり、

ついさっきまで銃撃戦をやっていたのに、そのすぐあとロッコ(二人の友人のイタリア系マフィアの運び屋)にドッキリを仕掛けて爆笑したり、

ちょっと抜けてるところもあって面白いです。

 

あと射撃能力がやたら高い。

 

それまで殺しを全くやった事が無いとは思えない神がかったエイムでバンバン悪人を撃ってました。

絶大な主人公補正を味わえます。

 

二人の友人であり一緒に活動することになるロッコも、ある種のツッコミポジション的な位置にいながら本人もかなりぶっ飛んでいる感じで、サブキャラでありながら埋もれる事が無い面白さを発揮してました。

 

そしてFBIのスメッカーと、ボストン警察の三人の刑事も面白い。

スメッカーと三人は、コナーとマーフィを取り締まる側の、映画的には敵側に近い位置にいるキャラクター達なのですが、

こちらも主人公組に負けず劣らずのぶっとび方をしてました。

 

スメッカーはそれでいて超有能な捜査官でもあり、物語を進める為のある種のキーマン的な位置のキャラでもあります。

しかし脚本の為だけに用意される事が多いその手の他の映画のキャラと違い、スメッカーは最後まで中身たっぷりのぶっ壊れっぷりを持続させてくれるので、映画全体のテンションがしっかり保たれていました。

 

とにかく出てくるキャラクターがいかにもなコメディタッチで描かれています。

が、この映画はシリアスにキメるところではしっかりシリアスに描いているのが凄いです。

 

 

 

・内容は意外としっかりしてる

 

形としては、

二人の双子兄弟が啓示を受けて、悪人を抹殺する活動を開始する

→それをFBIと地元警察が追う

→街を支配しているロシアンマフィアとイタリアマフィアを兄弟が倒す

→当初反目していた捜査側も協力する

→ラストは悪人絶対ぶっ殺すマンと化した二人が世界に向けてメッセージを発する

 

みたいな流れの映画です。

意外とストーリーそのものは王道系なんですよ。

 

そこにコメディ調の作風をエッセンスとして加えている事で、

硬くなりすぎないようにしているのかも。

 

また、描写が細かく分けられているのも特徴かも知れません。

細かい暗転とシーンカットで主人公、捜査組、マフィアたちのストーリーをうまく組み合わせています。

 

この手法は極めて群像劇的で、本来であれば次第にストーリーが繋がっていく楽しさを出すときなんかによく観られる感じがあります。

 

が、この映画ではストーリーはとても分かりやすく構成され、一本道で基本進んでいくのが面白いです。

 

・その他

 

劇中BGMやテーマ曲にケルト民謡的な奴が多用されていて、これもまた映画全体の雰囲気を重くさせ過ぎないようになっていると思いました。

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やたら陽気ですからね。

 

一方バトルシーンなんかでは気の引き締まった調子いい感じの曲も使われてます。

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00年代頭のブレイクビーツ感が漏れ出してる。

 

 

バトルシーンというか、戦い方がどの場面も面白い要素たっぷりですし、

会話のセリフもいちいち面白いです。

 

あと、作中双子が唯一手こずった相手であり、ロッコの指を吹き飛ばした、双子のパパが銃を6丁搭載できるホルスター着込んでましたが、

遠景が完全に緊縛された変態のそれでした。

続編でもみっちり出してきやがったし。 

 

ユーモアに塗れまくっている映画でした。

 

■まとめ

 

街に蔓延る悪人を、啓示を受けた双子の兄弟がぶっ殺しまくる、基本それだけの映画です。

しかし挟み込まれるユーモアの数々と登場人物のキャラが立っていて非常に面白いです。

 

基本はコメディ調な部分が多いですが、キメるところはしっかりやってるので全編ふざけ切ってる訳ではありません。

楽しさという点ではほとんど不満点がない映画でした。

強いていうなら、後半の展開がそれまでよりも急ぎ足気味に感じたかなっていう程度。

 

ではまた。

 

主のために守らん
主の御力を得て
主の命を実行せん

川は主の下へ流れ
魂はひとつにならん
父と子と聖霊の御名において