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ヴァン・ヘルシング(2004年・アメリカ) バレあり感想 ユニバーサル映画の名物モンスター達のお祭り騒ぎが観られる

 

ユニバーサルピクチャーズは、今年公開された映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を第一作として、ダークユニバースというシリーズをスタートさせました。

これもホントは『ドラキュラZERO』って映画からシリーズが始まるはずだったのが色々あったみたいで。

 

で、このダークユニバースってのは簡単に言うと、ユニバーサルピクチャーズがこれまで生み出してきた、クラシックなモンスター映画をリブートさせて、

ついでに世界観も共有させよう!って感じの企画です。

 

既にザ・マミーのリブート(ハムナプトラを含めれば2度目のリブートになりますが)で作中にジキル博士を出したり準備は万端って感じ。

観てないけど。

 

将来的には、アベンジャーズ的な、モンスター大集合な映画もやりたいみたいですね、中々楽しみです。

 

 

 

ところでダークユニバースでやりたいこと殆どこの映画でやっちゃってるけどその辺りはどうなん????

 

 

ヴァン・ヘルシング』(原題:Van Helsing

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 ■あらすじ

バチカンが有する裏組織で、怪物ハンターとして暗躍する男ヴァン・ヘルシング

ジキル博士を倒した後、彼に新たな任務が与えられた。

それは、吸血鬼の王ドラキュラの討伐と、数世紀に渡り吸血鬼と対峙してきた一族の最後の生き残りを守り抜くというものだった。

 

 

■感想

 

めっちゃ面白いよこの映画。

多分もっとヒットしてても良かったよこの映画。

 

導入は白黒映画として始まります。

これがもう最初っから最高です。

ユニバーサルピクチャーの往年の有名モンスターっていうのは白黒映画時代に生まれたキャラクターばかりです。

フランケンシュタインの怪物、ドラキュラ、狼男、透明人間、ミイラなど。

 

これらの作品はその知名度、人気から何度もリメイクや続編が制作されています。

 

また作品の垣根を超えるだけでは無く一つのキャラクターアイコンとしてそれぞれが独立し、それぞれが人気のキャラクターでもあります。

 

本作をなんの事前知識も無く観た場合はそこまで惹きこまれないかもしれませんが、

アバウトにもユニバーサル映画の往年のモンスターたちが出てくる映画という事を認識していた場合、

この導入の惹きこまれ具合はかなり強烈だと思います。

 

だって出し惜しみなく、どんどん色々な有名なモンスターが出てきますし!!

 

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まずこちら、フランケンシュタイン博士と、本作のラスボスでもあるドラキュラ伯爵

いきなりこの二人が並んで出てくるとかもう絶対面白い映画じゃん。

 

 

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フランケンシュタイン博士が出るという事は当然彼の作り出した怪物も出てきます。

脳みそテスラコイル

 

ちなみに今作は、このフランケンシュタインの怪物がキーパーソンです。

 

この冒頭、イントロの白黒パートからいきなりこのメンツですよ。

村人に追い詰められるフランケンシュタインの怪物なんかまんま過去作のオマージュだったり、ところどころにしっかりとしたリスペクトが感じられる導入部でした。

 

そしてオープニングが終わると直ぐに登場する主人公のヴァン・ヘルシング

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めっちゃ上位者狩ってそうな風貌。

 

記憶を失い、とりあえずバチカン属の裏組織的なところで実際獣狩りしてる人です。

ブラボの元ネタって言われたら信じるよ。あれはクトゥルフ要素が強いけど。

 

まあ獣狩りも何もヴァン・ヘルシングさん自体が結局最後は狼男になるんですけどね。

 

はい。

 

元々は初老の大学教授として世に生まれたヘルシングも、一度目のドラキュラの映画化以降長い年月を得てどんどんそのキャラクター像は変化していきました。

そして今では超一級の超人怪物ハンターにまで出世したんですよ。

 

映画でヘルシングが最初に対決するのが、これまたユニバーサルピクチャーズの名作映画から登場、ハイドくん(ジキル博士)です。

時代のおかげか、全身フルCGでより怪物チックになってます。

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この映画観てるとよくわかるんですが、基本的に登場するキャラクターは元の映画の設定とかを結構忠実に再現してるんですが、

なぜかハイドくんだけは元の映画よりも色々と雑に描かれてた気がします。

ジキル博士の欲望と狂気が爆発した側面というより、単にハルクっぽい怪物って感じで。

 

これは仕方ないんですけどね。

というのも『ジキル博士とハイド氏』はサスペンスに注力した作品であり、厳密にはモンスタームービーでは無い訳ですし。

 

また、上でもちょっとネタバレ含め触れてますが、

狼男も登場します。

 

しかも複数。

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なんならこいつもドラキュラ倒す為のキーパーソン的キャラクターに位置づけられていました。

 

本作では合計三体の狼男が出てきます。

一体はドラキュラの手下的なポジションで、

こいつに噛まれたヴェルカン(ヒロインであるアナの兄です)が二人目の狼男に。

 

そしてそのヴェルカンに噛まれて主人公のヘルシングも狼男になります。

 

 

 

多分この映画の一番面白いポイントなんですよ、ヘルシングが狼男になるって展開。

 

これって、この映画ならではというか、こういうお祭りみたいな映画だからこそできる大胆な展開だと思います。

 

やっぱりやってる事はシェアードユニバースのそれに近いんですよね。

各モンスタームービーの特色を盛り込みつつ、それらをクロスオーバーさせてより面白いストーリーにしていますし。

 

だからこそ、ユニバーサルピクチャーズが新たに展開したダークユニバースというシェアードユニバースはどういった方向になるのか気になります。

こんな素晴らしいお祭り映画を過去に作っている訳ですし。

 

今のところ、ダークユニバースの第一作目である『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』の評価を観てみると、

モンスターバトルという路線こそ本作と同じですが、

よりバトルに傾倒しちゃってるみたいで、

元々がホラームービーであるという強みがあまり活かされてないっぽいですね。

ハムナプトラ』ほどドタバタにもせず、かと言ってダークになり切れてもいないみたいで。

観てないからあまり言いたくないけど。

 

 

本作『ヴァン・ヘルシング』は、系統こそモンスターバトルですが、

エンターテイメント性のあるドタバタ感はしっかり内包しています。

 

随所に笑えるシーンが仕込まれていて、単純なモンスタームービーのミックスには留まっていないところが個人的に好きなのかもしれません。

 

墓守のおっちゃんのスタイリッシュ墓穴シュートとか笑わない奴いないんじゃない?

 

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ストーリーはシンプルですし、映画の半分くらいアクションシーンでドタバタしてますし、

個人的にはかなり好きな部類の映画でした。

 

 

■まとめ

 

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ハリウッド、いや全てのバトルシーンのある映画に捧ぐ名台詞。

 

 

基本的にドラキュラやら狼男やらを知ってれば楽しめる映画です。

知らないよっていう人は流石に少ないはずですし、そういう点ではかなり幅広い層にオススメできる映画です。

 

内容も雰囲気も重たさはありませんし、直球のエンターテイメント映画と言っても良いのかもしれません。

 

そんな作りでありながら、ちょっとコアなモンスターフリークな人に向けた要素もしっかりあって(鏡に映らないドラキュラとかそういうモンスターの設定みたいな部分が大部分ですが)、なぜヒットしなかったのか僕には判りません。

 

超オススメです。

 

ではまた。