趣味と向き合う日々

映画やアニメなどの映像作品、音楽、プラモデルといった趣味に関して気ままに書いています。

トリプル9 裏切りのコード(2015年・アメリカ) バレあり感想 役者目当てで見てみたけど割と普通に楽しめた

ブレイキング・バッド』でジェシーを演じたアーロン・ポールや、

ウォーキング・デッド』のダリル役でなじみ深いノーマン・リーダス

ワンダー・ウーマン』の主人公ダイアナ役で人気を博したガル・ギャドット、

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』からファルコン役を務めるアンソニー・マッキー

ドクター・ストレンジ』でモルドを演じたキウィテル・イジョフォーなど、

どっかで観たことあるぞこの人!!っていう役者さんたちが大集合した映画です。

 

 

 

 

トリプル9 裏切りのコード』(原題:Triple 9)

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■あらすじ

 

元軍人や現役の警官達からなる武装犯罪集団。

そのリーダーであるマイケルは、大物ロシアンマフィアのボスであるイリーナの妹と結婚しており、

その縁から裏の仕事の依頼を引き受けていた。

だが、仕事を終えていつまでたっても報酬が支払われず、妻と子供の事もあり、中々縁を切る事が出来ずにいた。

 

そんな最中、新たな依頼がイリーナより通達される。

更に、メンバーの一人であったラッセルが見せしめのように殺害された事により、

この仕事を最後に縁を切る事に決める。

 

その内容は、国土安全保障省に保管されているあるものを奪取するというものだった。

 

 

■感想

 

役者目当てで観たみたいな部分があるんですが、

結構楽しめる映画でした。

 

物語は序盤から中盤まで武装集団の4人が計画を実行するまでを割りとシンプルに描いているんですが、

中盤から終盤にかけて、警察のクリフやジェフリーといった面々との、意図せずしたものも含めた駆け引きの展開もありました。

 

そもそもタイトルの「トリプル9」についてですが、

これは警察官が殺害された際に発せられる緊急コードとの事で、

報復の意味合いもあるのか、その地区の全ての警察官を事件の起きた現場に呼びつける為のコードという設定です。

 

警察と内通している犯罪者にとってかなり都合の良いコードですよね。

 

実際、本作はこの「トリプル9」を上手く利用して、

一か所に警察を集め、その間に手薄になった国土安全保障省の所有する建物に侵入し、その中に保管されたものを盗みだす、というのが映画としての一連のストーリーです。

 

しかしその計画が実行されるまでスムーズにいくはずもなく、

案の定色々と問題が起きます。

どちらかというとそういった、問題が起きてアタフタするような部分を楽しむ映画だと思いました。

 

そして、問題は主にアーロン・ポールが演じる武装集団の一人であるゲイブによって引き起こされます。

 

ていうか今回もアーロン・ポールはヤク中の役なんだね。

 

ブレイキング・バッド』では言わずもがな、

その後も『ザ・パス』というドラマでも、元ヤク中だかアル中で新興宗教にハマり改心したお父さんの役を演じてました。

 

そういう役ばっかりくるようになっちゃったんですかね。

藤原竜也の屑役しか来ない現象と似てる。

 

 

ただ、このゲイブなんですが、

たしかに物語的には引っ掻き回し役ではあります。

 

しかし、この映画は主に武装集団側の視点から描かれており、

その武装集団に属しながら、作戦を妨害しようとしているのがゲイブなので、

実は作中の武装集団メンバーの中で一番良心のあるキャラクターだっりします。

後半の展開で、トリプル9を誘発する為だけに殺されそうになった警官のクリスを庇おうとしたり。

 

ちなみにゲイブの兄ラッセルはノーマン・リーダスが演じていました。

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そう言えば、『ウォーキング・デッド』でノーマン演じるダリルと兄メルルがゾンビアポカリプス前にやってたのって、メスの売人とかでしたよね。

一方『ブレイキング・バッド』でアーロンが演じたジェシーはメス精製の天才ウォルターの片腕。

 

どちらも強烈なキャラクターであり、

演じている二人も個性的で且つ演技派な役者さんです。

 

ぶっちゃけこの二人が出てるって聞いたから観ました。

こういう映画の選び方基本的にしないんですけどね。

 

兄弟設定だからか、二人共本作の中では話し方が似てるんですが、

その話し方自体がそもそも『ウォーキング・デッド』と『ブレイキング・バッド』の夫々の役の話し方と変わってないのがなんか面白い。

 

ただ、役者目当てで観たとはいえ、

この映画のオチというかラストの展開は中々驚きました。

 

全滅エンドって!!!

 

邦題に追加された「裏切りのコード」ってタイトルなんですが、

終盤に差し掛かるまではよくある無駄なオリジナリティだしたいがための蛇足サブタイかと思ってましたが、

がっつり裏切りのコードでしたね……。

 

 

 

というか、映画のあちこちに「裏切り」という要素が散りばめれていました。

これもまたこの映画の面白さに直結する要素だと思います。

 

 

警官でありながら武装集団に参加しているフランコとマーカスなんて、そもそもキャラクターの時点で警察を裏切っていますが。

 

マーカスは相棒のクリスを、トリプル9発動の為の餌にする為に殺害しようとしますし。

ゲイブはクリスを護るために武装集団を裏切りますし。

イリーナはマイケルを裏切って息子と妻を返そうとしませんし。

マイケルはそのイリーナを裏切り返して爆殺しますし。

フランコはマイケルを殺害して報酬を独り占めしようとしますし。

 

と、こんな感じで、

ラッセルとクリス以外の主要人物は全員誰かしら裏切った挙句、全員死にます。

 

なので、因果応報的なものがテーマの一つにあるような気もしました。

 

 

■まとめ

 

気持ちの良い終わり方をしない映画なので、万人にオススメはとてもできないです。

ただそれでも、物語の作りは中々良くできていますし、

バッドエンドでも大丈夫だよって人は一度観てみると意外と気に入るかも。

 

僕みたいに役者目当てで観ても、予想以上に楽しめると思いますし。

序盤から中盤にかけては、状況説明に近い単純な描写も多いのですが、

中盤以降はかなり面白い展開が続きます。

 

面白い映画です。

ではまた。