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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年・アメリカ) バレあり感想 ”ラグナロク”がテーマながらもガーディアンズオブギャラクシーに近いノリの映画

本日公開でしたので早速観てきました。

やっぱりマーベルシネマティックユニバースへの期待値は高いのか、

いつもはガラガラの映画館なのに今日はかなりギッシリ人が入ってました。

 

 

マイティ・ソー バトルロイヤル』(原題:Thor: Ragnarok

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■あらすじ

ソコヴィアでのウルトロンとの戦いから二年が経っていた。

ソーは夢でアスガルドが崩壊する光景を頻繁に目にするようになり、

それが現実になるのかどうか確かめるべく世界中を渡り歩いていた。

 

そしてアスガルドに戻り、そこに居たオーディンがロキが化けている偽物である事を見抜く。

本物のオーディンはどこにいるのかソーはロキに問いただし、

今は地球に居る事を突き止める。

 

すぐさま地球に向かったソーとロキだが、オーディンを追放した先に在る施設は取り壊されてしまっていた。

すると、ロキの足元に突如穴が出現し、彼は姿を消す。

ソーはロキの消えた後に残されていたメモに書いてある住所に向かう。

そこ居たのはドクターストレンジだった。

ストレンジからオーディンの居場所を教えてもらい、

ソーとロキはノルウェーの海岸でようやくオーディンと再会する。

 

ソーのラグナロクについての問いかけに対して、オーディンはそれが既に始まっている事、ソーの姉が関わっている事を伝えると、何かを悟ったかのように穏やかな口ぶりで二人の息子に語り掛けた後、光に包まれ空に消えていく。

 

その直後、ソーとロキの前に死の女神ヘラが現れた。

ソーはムジョルニアで応戦するが、ヘラはこれを片手で粉砕してしまう。

 

ロキとソーはビフレストでアスガルドに撤退しようとするが、ヘラからの攻撃を受ける。

そして二人はビフレストから飛び出してしまい、見知らぬ惑星へとたどり着く。

そこでは、グランドマスターと呼ばれる人物によって、連行された捕虜や奴隷によってバトルロイヤルが行われていた。

ソーはこの惑星から脱出し、アスガルドを救うため、

バトルロイヤルの王者を倒す為に戦いに挑む。

 

しかし王者として大歓声の中登場したのは、かつての戦友であるハルクだった。

 

 

 

■感想

MCU通しでの作品としては17作品目、ソー単独としても第3作目なので、

流石に初見向け描写のようなものは殆ど無く、

むしろ過去作やMCU作品を追ってきたファンに向けた描写がかなりありました。

 

それと同時に、アベンジャーズタイトルの第3作になる『インフィニティウォー』に向けた準備描写も多いように思いました。

 

というか、もろにガーディアンズオブギャラクシーでした。

ソーもGotGも共に宇宙規模で又にかけた話ではあるので、元々親和性は高かったわけですが、

今作はもう露骨にGotGの色に寄せてきましたね。

 

 

 

過去のソー映画2作品は割とこっちはこっちで独立してるよ感があって、

本来シェアードユニバースっていうのは、

あくまで世界観を共有してるだけで、個々の作品も夫々でちゃんと独立して観られるものなんだよって事を思い出させてくれる作風でした。

 

しかし本作はもろにシリーズとしての映画を意識しているというか、

クロスオーバーが前提の話になっている為、アベンジャーズじゃなくてソーそのもののシリーズが好きっていう人は多分本作は好きになれないような気もしました。

 

 

 

 

作風も、これまたGotG寄りな感じがしましたね。

最も、ソーは過去の2作も暗くてシリアスな作風ではありませんでしたが、

今作は過去2作に対してコメディタッチの描写が圧倒的に多かったです。

 

厳密にはコメディタッチというのもちょっと違うんですが。

それこそGotG的に言えば「ノリで重大な事やったろ!」感がかなり強烈に出てました。

 

ここもなんか評価が分かれそうです。

僕はかなり好きな作風ではありますが、「この手の話をソーでやる意味なくね」っていう意見も分からなくもない。

 

 

 

ただ、このコメディタッチの作風になった事により、いたずらの神様ロキが本領発揮できたという事実は見逃せません。

 

今作のロキはホント良いキャラしてます。

過去作に比べて今作の方が圧倒的に魅力的だと個人的に感じました。

ロキはもう弄られキャラとして圧倒的な地位を確立していますね。

 

こいつこれでも『アベンジャーズ』のラスボスなんだぜ……?

 

バトルロイヤルの王者がハルクだった事を知った時のロキのリアクションとか最高でしょう。

そりゃあんだけ地面にビタンビタンやられたらトラウマにもなるわな。

 

 

 

ロキに限らず、登場するキャラクターはかなり個性が発揮されていました。

ハルクなんて2年間もバナー博士に戻ってないせいなのかえげつないほど喋りますし。

 

新キャラのヴァルキリーちゃんも、ヒロインのポジションでは無く所謂バディ的な感じで大活躍してました。

 

また、ヘイムダルもやっぱり今作でも大活躍。

実はこいつがアスガルドで最強なんじゃないかって、映画を観るたびに思えるくらい信頼と実績があります。

 

ソーも色々な面で柔軟な性格になったというか、

ハルクに対してヨイショするような発言があったり、

道端で声をかけられて一緒に写真撮ってたり。

 

あとやたらヒーローヒーロー言ってました。

なんなら冒頭のシーンの語りとか、露骨にメタな事やり始めたのかと思ってビックリしました。

第四の壁を越えられんのはデップーだけってそれ。

 

ただ、同時にこれが若干軽口っぽく思えるところもあり、

そこはかとなくスパイディの空気も感じられました。

 

 

そんな感じで、各キャラクターは良くも悪くもより個性的になっていました。

ここに上記したような作風も合わさり、好みは確実に分かれると思いました。

 

なにせ原題に”ラグナロク”って付いてる訳だからね。

 

ラグナロクってあれですよ、北欧神話における神々の最終戦争みたいなやつですよ。

ソーの第三作目の制作が発表された当初、このラグナロクというサブタイトルを聞いて多くの人がかつてないくらいシリアスなものになると予想していました。

 

僕もそう思ってましたし。

そして邦題がバトルロイヤルに決定し、予告でハルクとソーの戦闘シーンがチラ魅せされてからも、

死の神の登場とアスガルドの崩壊という要素はしっかり匂わせられており、この時点でもシリアスな作風になりそうだと思ってました。

 

ところが蓋を開けてみればこのお祭り感。

 

これを僕は喜んで受け入れられましたが、多分「なんじゃこりゃ」ってなる人も絶対出てきますよ。

そんな作風です。

 

 

あと、死の神ヘラさんがソーの実の姉で、

オーディンと一緒に世界中を荒らしまわってたよっていう事が今作で明かされます。

 

 

 

 

いや驚いたわ。

姉って。

そんで実の姉って。

ロキの兄弟に対する嫉妬とか過去作で描かれてましたが、

この人の登場でロキは更に拗らせちゃうんじゃねえかな。

 

 

 

あと、ラストあたりでソーがヘラを倒す為に凄いヤバい封具(永遠の炎がなんちゃらっていう)をロキに取らせに行くんですが、

その時ロキがチラっとコズミックキューブに眼を移してますよね。

 

多分ロキはコズミックキューブ回収したんでしょうね。

インフィニティウォーへの小さな伏線ですが、こういうところ意外と丁寧に仕込んでて流石でした。

 

 

 

ロキロキ言ってますが、

そのくらいロキが映えてました。

 

 

■まとめ

 

多分、マーベルシネマティックユニバースが前提にある作品ですので、

MCUのファンであるなら確実に楽しめます。

それはもう間違いなく面白いと思いますよ。

 

しかし、ソーシリーズの第三作として観た場合、

ジェーンもセルヴィグも出てきませんし、

アスガルドの魔法と化学の融合したいかにも神々の国的な要素も本作ではほぼ見られないので、好みは分かれると思います。

 

あと、浅野忠信さんが今作でもホーガン役で出てきます。

ヘラの力の前に圧倒されて倒されてしまいますが。

 

 

戦闘シーンのクオリティなんかに関しては言うまでも無いです。

特にソーがムジョルニア無しで戦う姿を見られるので、そこもオススメかも。

 

ていうかわりと簡単にアスガルド崩壊しててワロタ

 

ノリで一国が滅びる映画(厳密には違いますが)。

 

 

ではまた。