ゲーム・オブ・スローンズ 第七章 第4話 バレあり感想 セリフだけじゃなく戦争の描写そのものが増えてきた!!
今回も本編の後半で大規模な戦いを描いていました。
二週連続。
なんて豪華なドラマ。
第4話「戦利品」
■ストーリー
アリアはウィンターフェルに辿り着き、サンサとブランドンと再会を果たす。
ジェイミーはハイガーデンから奪取した戦利品を王都へと運び込み、近隣の農家から作物を調達しようとする。
そこへドスラク人とドラゴンを連れたデナーリスが襲撃を仕掛ける。
■感想
ウィンターフェルにスターク家の人間がどんどん集合しますね。
アリアとサンサが再開した時の、ちょっと毒つく感じが懐かしさもあって好きです。
アリアもサンサもここまでに本当に地獄みたいな体験をしてきた上で、
それでも姉妹二人になると昔に戻れるんでしょうね。
一方で、アリアとブランドンの再開は、サンサのそれとは相対的に、不気味さが先行するような演出になっていました。
ブランドンは三眼の鴉であり、ブラン本人の記憶以外にも様々なものが見えるようになっていて、これが原因で超達観しちゃってるっぽいです。
アリアもアリアで結構人知越えしてる側の存在なんですが、ブランの方が圧倒的な不気味さを漂わせている感じがします。
実のところはブランは不気味でもなんでもなく、むしろ今後も重要なポジションになりそうな、どちらかというと初期から続く主人公ポジをまだ維持している数少ないキャラクターのはずなんですが、
演出的に狙ってるのかもしれません。
ブライエニーとアリアの訓練も中々こう、意図が絡み合う感じがありました。
デナちゃんとジョンのパートでは、ドラゴンストーンの城下にて、サムの言う通りドラゴングラスが大量に見つかります。
そしてそこには"森の子ら"が描いた壁画が残されていて、デナちゃんも遂に死者の軍団に対抗する決意を固めた感じです。
このあたり、設定厨の僕には結構たまらない要素でした。
GOTはちらちらと世界観を描写してくれる方式で、色々と想像を膨らます猶予を与えてくれたりして凄く楽しめます。
また、ブランから森の子らの壁画のシーンに繋いでいるという事は、三つ目の鴉や森の子らといった要素と、デナーリス達南の軍勢のリンクも意識させてくれます。
その後、というか後半が本編っぽい。
ジェレミー達が農作物をせっせと運び込もうとしているところへ、ドスラク人とドラゴンを引き連れてデナちゃんが爽快に登場。
もうここからエライ事しか起きてない。
凄いですよね。
ドラマでこの規模の戦いを描ける時代になったという事が驚きです。
そしてドラゴンブレスの破壊力であったりとか、ドラゴンの鱗の厚さであったり、ドラゴンのヤバさを描いた回でもありました。
えげつなさすぎワロタ
前回辺りにさりげなく紹介されていた、対ドラゴン用のバリスタみたいなやつ、ブロンが上手く使ってデナちゃんの乗るドラゴンのドラカリスさんの肩辺りにダメージを入れます。
セリフこそありませんが、まさに「やったか!?」展開そのものです。
もちろんやってません。
そしてジェイミーが隙をついてデナちゃんを攻撃しようと突撃を敢行、しかし攻撃は失敗し、ドラゴンブレスの餌食
になりかけたところをブロンがギリギリで助けに入り、二人は湖の底に沈んでいきました……。
絶対生きてるじゃん!!
■まとめ
一時期の各勢力の分かりずらさ、どのキャラクターがどの勢力なのかという部分の分かりずらさは今や昔です。
今シーズンはもう最初から明確に南のデナちゃん達、北のジョン、王都のサーセイという構造が描き出されていて、
各主要キャラもこの3勢力の内のどこかに属している、もしくは合流している状態になりました。
そういった物語の背景を整え終ったためなのか、前回も今回も戦いに重きを置いたような物語展開でした。
これまでのように各キャラクターの群像劇も続いてはいますが、
もはや機は熟したと言わんばかりに戦いまくりです。
というか元々僕はそういうのを期待して観始めたので、凄い今シーズン楽しいです。
ドラゴンも久しぶりに大活躍してたしね。
ただ一つ察してしまう部分として、
多分今シーズンだけでは話は大きく進まないんだろうなって。
なにせ残り3話しかありませんしね……。
ではまた。