24:レガシー 第4話まで視聴したバレあり感想 今作の黒幕って絶対あいつだよな
日本でも異常なレベルで人気を博していた『24』シリーズ。
全8シーズン各24話+リブアナザーデイ12話でテロとの戦いを描き続けていた本シリーズですが、今作はその最新シリーズとなります。
四話時点までの感想なので、ネタバレもありつつ書いてます。
『24:レガシー』(24:Legacy)
■概要
主な登場人物
エリック・カーター
本作の主人公はあのジャック・バウアーではありません。
こちらが新シリーズでの主人公、エリック・カーター。
アメリカ軍特殊部隊に所属していた事のある男で、現在は身元を隠しながら妻と生活をしているという設定。
ジャック同様元軍人ですが、CTU(テロ対策ユニット)の職員ではありません。
しかし、特殊部隊時代に参加した作戦が遠縁となり、今作でテロリストとの戦いに巻き込まれていく事に。
ニコル・カーター
そしてエリックの妻であるにニコル・カーター。
前シーズンまでのジャックの家族や恋人達が、ことごとくテロや事件に巻き込まれていったように、本シリーズの第四話時点で、彼女もすでに事件というかもめ事にさっそく巻き込まれてます。
様式美。
キース・マリンズ
DCコミックのドラマ化作品『ザ・フラッシュ』のシーズン2で黒幕やってた人です。
今作でも黒幕枠なのでしょうか、そんなキースはCTU本部の現局長です。
レベッカ・イングラム
エリックの元上司(或いは上官)にして、元CTU全米本部局長のレベッカ・イングラム。
こちらも退職日当日に事件発生で、しかもそれが自身の指揮した過去の作戦に遠縁があるという事で、流れるようにまきこまれました。
夫は大統領候補です。
彼女の設定である大統領候補の妻で、主人公のサポート役であり、元CTU局長(或いは局関係者)というのは、
それぞれが過去の24シリーズで擦り切れるほど使われています。
言わば、24シリーズのハイブリッドキャラ。
アンディー・シャローウィッツ
そんなレベッカの右腕的存在のアンディー・シャローウィッツ。
分析官です。
今のところめっちゃ活躍している、いわばクロエポジションに近い分析官。
そして後輩のマリアナとギスギスしている様は、まるで過去シリーズのエドガーとクロエのようです。
マリアナ・スタイルズ
このギスり合いの相手となるマリアナ・スタイルズは本当にそのままエドガーの従妹です。
今のところ大した活躍はしていません。
まあまだ第四話ですからね。
ていうかエドガーに顔の雰囲気似過ぎだろ。
一方その頃枠 アミラ・ドゥダエフ、ドリュー・フェルプス、デイビッド・ハリス
24は主人公を中心に物語は展開されますが、一方その頃的な感じで、一見関係ない話も並行して進んでいくのが特徴の一つ。
それがやがて本筋に合流していく過程が魅力でもあります。
シーズン1で例えるなら、ジャックの娘のキムの物語が一方その頃枠です。
今作の一方その頃枠の人達がこちら。
まずはアミラ・ドゥダエフ(左)とドリュー・フェルプス(右)。
二人は高校生で、その高校の教師であるデイビッド・ハリス。
バレあり全開で書きますが、アミラとデイビッドは今回のテロに加担している模様。
アミラの兄貴がテロリストの仲間っぽいです。
デイビッド先生は理由は詳しくわかりませんが、アミラに言いくるめられて従っているような感じですかね?
ドリューはアミラの元恋人で、アミラとデイビッドの計画にいち早く気づきます。
そして第四話で無事にサブキャスト最初の犠牲者になりました。
ビンハリード
ビンハリードは今回のテロの首謀者。
またもイスラム系です。
右の男性です。
父親が、かつてエリック達が行った極秘作戦で殺されてしまい、その作戦に参加していた部隊のメンバーを殺しまわってます。
また、テロを実行する為に色々やってるみたいです。
その他、有象無象達
エリックの兄貴やらエリックの部隊の仲間の一人やら大統領とそのパパと叔父さんやら、とにかく登場人物が多いです。
シリーズの特徴ですね。
こういった様々な人達の動向がやがて一本にまとまっていくというシリーズ全体の構成は今回も健在です。
■感想、考察
感想
主人公が変わってもやっぱり24は24です。
一応プロデューサーとしてジャック役のキーファ・サザーランドが参加しているみたいですね。
いたるところに24らしさが散りばめられていて懐かしさもありつつ、24を観ているんだという実感が沸きます。
肩掛けカバン姿のエリックとか狙ってますよねあれ。
アクションとセリフ回し、役者の演技までいかにもな24節全開です。
台詞と言えば、
僕は日本で大人気の吹き替え版では無く字幕で24シリーズを観ていたんですが、今作も吹き替え版は良い感じのキャスティングになってるみたいですね。
また面白いCM作ってほしいなぁ。
完全に余談ですが、『プリズン・ブレイク』とコラボしたCMがめちゃくちゃ面白くて好きでした。
そう言えば『レガシー』は何気に初めてCTUの総本部が登場した作品なんですよね。
今までは各地の支部局とかでしたし。
そしてその内観が意外とロサンゼルス支局と大差ないというのがまた面白い。
あと24シリーズと言えば、忘れてはならないのがジャックの度を超えた尋問の数々でしたが、
ジャックの居ない今作はその辺りの伝統芸をどう処理するのか今後の楽しみです。
あと、リブアナザーデイでもリメイクされていたOPですが、今作もまたリメイクされています。
まあ基本構成は同じですけど。
エンディングの曲は完全な新曲になってました。
今作の黒幕を考察
考察っていう程のもんでも無いですが。
過去のシリーズでも、意外な内通者や裏切り者、黒幕の存在が魅力の一つでした。
今作もその辺りの要素はしっかり散りばめられています。
第四話時点で、テロリストたちの送り込んだスパイだとしてCTUに捕まったのは大統領候補の広報担当である二ラー・ミズラニ。
ですが、この人は結果的に無実で、二ラーが捕まるように仕組んだのは大統領のパパさんでした。
このパパもまた、ビンハリードによって窮地に立たされていたに過ぎない人です。
四話までの話の概要をまとめると以下のような感じになります。
第四話までのストーリー
昔、特殊部隊によって父親を殺されたビンハリードは、父親の立てていたアメリカ攻撃テロを実行するためにその遺志を継ぐ。
しかしテロ実行に必要不可欠なテロ細胞のデータが纏められたUSBデータを、かつて父を殺したアメリカの部隊のメンバーの誰かが持ち出していたので、
現在は秘匿されているそのメンバーの情報を得るためにアメリカ政府かもしくはアメリカの情報機関にスパイを送り込んでいる。
スパイからの情報によって部隊のメンバーの身元を特定し、6人のメンバー中4人は殺害に成功(第一話)、
残るメンバーはエリックとベン。このうちベンの方がUSBを自分でも知らない内に持ち出していたことが判明(第二話)、
ベンはそれを取引材料にエリック達に金銭を要求するが、最終的にビンハリードにUSBは奪われる(第三話)。
テロを阻止するために、スパイの捜索も行いつつ、エリック達はビンハリードの手がかりを得るために捜査に協力する(第四話)。
こんな感じになってるはずです。
で、エリック達特殊部隊の身元を知っている人物はCTU局長とCIAのトップ、そしてFBIのトップの3名だけです。
このうち、今のところ白とされているのはCTUの現局長キースと元局長レベッカ。
CIAとFBIも白ですね。
上記したように、スパイというか身元リークしたのは大統領のパパだと判明していますから。
そうなったらもう黒幕はこの人しかいないですよね。
個人的にはこの人だと思う
元局長のレベッカさん。
根拠を書きます。
根拠のない根拠というかメタ的な話になりそうですが。
・元局長という立場でありながら、今作のテロ対策作戦に自身を参加できるようにしている。
・現局長がエリックに許可を出さなかった作戦を影から支援する(=過去作で黒幕がよくやってるやつ)。
・ニラーをやたら疑う、というかほぼスパイとして確定して捕まえようとしていた。
・大統領選直前のテロというタイミング、そして自身は候補者の妻(=何かしらの不満やらなんやらありそう、24シリーズはそんなのが多い)
・とにかく胡散臭い
結局根拠なんてほぼ無いですが、僕の黒幕センサーはレベッカに反応しまくりです。
話数が進むにつれて、この辺りの話は進んでいくはずですから、その都度本格的にこうさつできたらいいなぁ。
僕は黒幕は絶対レベッカだと思って今後ドラマ観る事になります。
■まとめ
ジャックはいつ登場するんですですかね!!!!!!
第四話時点で既に最高のドラマシリーズの片鱗が見えまくりです。
今後が楽しみ。
こんなところです。
ではまた。
24名物「他に手が無い」