趣味と向き合う日々

映画やドラマなどの映像作品を中心に気ままに書いています。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年・アメリカ) 今更感想 サノス視点で観たらええんじゃよ。

 

この記事投稿の速攻性の無さは致命的なのでは。

 

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(Avengers: Infinity War)

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 Introduction

宇宙の均衡と平和を保つために、インフィニティストーンの収集に精を出すサノス。

だが、サノスの目的を邪魔するかのようにアスガルドの王子や銀河の守護者を名乗るゴロツキ共、そして地球人たちがあの手この手で邪魔をしてくる。

果たしてサノスはこの宇宙に真の平和とバランスをもたらす事が出来るのか。

 

 

感想

 

観たのが三か月以上前なのですが、未だにインパクトが強く残っています。

というか時間が経つごとにどんどんこの映画に対する個人的な評価が変わってきました。

 

 

本作は公開前から既にシリアスな展開になるという情報は出回っており、

日本でのプロモーションでもアベンジャーズ全滅」というインパクトのあるコピーを打ち出して、この空気感をより強く匂わせていました。

 

 

 

そして実際に映画のラストで起きたのは「初期アベンジャーズ以外全滅」でした。

それはもう本当に淡々とした空気のバッドエンドで、かつ今後の展開がどうなってしまうのか全く予想が立てられないほどの衝撃的な"絞め方"でした。

 

 

 

映画のラストで無事にインフィニティストーンを全て手中に収めたサノスは、

完成したインフィニティガントレットでさっそく指パッチンして宇宙リセットをします。

これをやると宇宙の全ての生命の数が半分になるんですが、

その結果の描写が淡々としていてかなり不気味で怖いんですよね。

 

半分の内、消える側になった存在はその時点で唐突に塵になって存在が消失していきます。

これをよくヒーロー映画の、それもエンタメ重視のMCU作品の看板タイトルでやり通したなと……。

そういう部分も含め衝撃的でした。

 

社長の腕の中でゆっくり消失するピーターとか、特に胸が締め付けられました。

あんなんやったらダメだろ。かわいそうすぎる。高校生なんだぞ。多分童貞だぞ。

 

 

劇場に入る時には必要以上にイチャついて周りにストレスを与えていたたカップルの皆さんも、

劇場を出た時には無言でスマホを眺めるだけの二対の肉塊と化しておりました。

本作のラストの展開のえげつなさが如何に凄まじいものだったのか物語っています。

 

 

 

 

しかしバッドエンドという観方は、あくまでアベンジャーズ側の視点で観たらの話です。

もう散々言われてるでしょうが、この映画の主役はサノスだ!!

 

 

 

正直、正直言うと、

この構造に気づかない奴が悪いまでありますよ。

それくらい露骨に劇中でサノス視点で観るべきという事を推していましたし。

 

 

中盤までは主に3つのパートの物語の進行を追う形になります。

 

それぞれの物語は映画が進むごとにゆっくり交わっていきますが、

最後の最後まで現行のアベンジャーズのメンバーが一堂に会する事は無いまま消失エンドを迎えます。

という訳で今回もキャップのアベンジャーズ、アッセンブル!」はお預け。

 

 

しかしやはりメインで描かれているのはアベンジャーズのメンバーよりもサノスの方だったように思います。

これまでほぼ嗅ぐわせた程度の登場しかしていなかったので、サノス自身がどういうキャラなのかを描く為にはこれくらい比重を割く必要があったのかもしれません。

 

むしろ最初からこれを想定して、徹底的にサノスに関する描写をこれまで抑えていたのかも。

それくらいサノスがメインの映画でした。

 

それこそ映画の冒頭でソー達アスガルド難民の乗る宇宙船を襲撃しているシーンでは最悪そのもののような描写で以って最強の悪役が遂に登場!みたいな演出で盛り上げてますが、

一種のミスリードに近いですよねこれ。

スリード、とはちょっと違うかもしれませんが要は思い込ませる為の過剰演出というか。

この後のギャップを狙うための伏線といいますか。

 

 

以前からMCU各作品内でサノスは本当にやべーやつだと徹底的に匂わせいて、

その上で本作の冒頭の、ハルクですら敵わないという最強ぶりを見せて、

でも実際にはサノスは単にヤバいだけの奴じゃ無いという事を本作で濃密に描く事で、

物凄く強烈なイメージのギャップを生み出して、サノスというキャラクターの魅力がかなり引き出されているように思います。

 

 

 

義理の娘であるガモーラを自らの手で殺さなくてはならなくなった瞬間のサノスを思い出してみて下さいよ。

なんて優しさに溢れたキャラなんだろうか。

それに、最後の最後、指パッチン後のあのサノスの穏やかな表情。

まるで60年務めた会社を定年で円満退職したおっちゃんみたいなあの表情。

やっぱりサノスは良い奴。アベンジャーズは最低ってはっきりわかんだね。

 

 

 

…みたいな事を言う信者すら生み出しそうなレベルで、キャラクターの印象を180度変えてしまいそうなほどサノスというキャラの色んな面を描いています。

そしてストーリーも、一見するとアベンジャーズ主導で進んでいそうで、実際はサノスがエンジンとなって進んでいました。

 

だからこそ、観ている内にいつの間にかサノス側の視点に立って映画を追っている状態になれるのかもしれませんが、

とにかく、サノスが主人公であるという視点で観ると、この映画まぁまぁなハッピーエンドを迎えてます。

 

もちろん最高にハッピーで全て上手くいったぜ!なんて事は無く、

サノスも主要な仲間や義理の娘であるガモーラを亡くしたり、失ったものも多いのです。

それでも人生を捧げた目的を最後に達成した訳ですから、ハッピーエンドといっていいと思います。

 

 

一方のアベンジャーズですが、立て直し効くんかこれ……。

サノス曰く「全て等しく差別なく平等に、生命の総数を半数にする」という事でしたが、

アベンジャーズの皆さんだけ上手い事消失してしまったのは偶然なのか大人の事情なのか果たして。

 

 

エンドロールのおまけでフューリーが消失するシーン、塵になる直前にフューリーがキャプテンマーベルに連絡を入れてますが、

そこからどうやってアベンジャーズ側のハッピーエンドへ向けていくのか非常に楽しみです。

 

 

 

 

まとめ

 

サノスにばかり言及してしまいましたが、実際他にいくつも面白いシーンや印象的なシーンはあって、感想記事として全部まとめたら長くなりすぎそうな程濃密な映画でした。

 

シリーズとしては遂に最強のヴィランが登場し、ここからいよいよMCUのクライマックスに向かっていくのだろうという空気感が如実に感じられました。

 

面白さは健在です。

もうここは大前提みたいになっているのがMCU作品の凄いところだと思います。

 

ただ今回で新アベンジャーズのメンバーがほぼ消失してしまったのが結構悲しいです。

むしろ初期の、フェイズ1の時点でのアベンジャーズのメンバーが消失していれば、

以降の作品で新メンバーの活躍もたくさん観れるし良いのにと思うのは素人考えでしょうか。

だってブラックパンサーとか初単独映画やった後にこれなんだぜ。

 ピーターも、原作コミックの方で人気だった背中からスパイクアームが出てるタイプのスパイダーマンにようやくなれたところでしたし。

 

そして次はアントマンの続編が公開されますね。

そう言えばアントマン出てませんでしたね……。

時系列的にはインフィニティウォーのちょっと前の話になるみたいですが、どういう風につなげてくるか本当に楽しみです。

 

そしてもしここでアントマンも最後に消失なんてしていたらいよいよですよ。

いよいよXメンのミュータント勢も権利の壁を越えて登場させないとヤバいですよ。

 

 

ではまた。