趣味と向き合う日々

映画やドラマなどの映像作品を中心に気ままに書いています。これまでこちらのブログで更新していたプラモ等の記事は近々別のブログを作ってそちらでやっていこうと思います。カテゴリ枠増設しました。

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年・アメリカ) バレあり感想 この世界のメンタリズム相変わらず万能すぎん?

 

 

グランド・イリュージョンの続編です。

前作の感想記事はこちら↓

dsnblog.hatenablog.com

 

 

非常に続編らしい続編といった感じの映画でした。

 

 

 

グランド・イリュージョン 見破られたトリック

(Now You See Me 2)

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(字幕版)

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(字幕版)

youtu.be

 

ネタバレがあるかもしれない、いつもの感じで書きます。

 

 

ストーリー

 

隠居するのもそろそろ辞めて、久しぶりに乗っ取り暴露ショーをいっちょぶちかますか!と気合の入るフォーホースメン。女性メンバーがそれとなく変更されたが彼らは依然元気だ。

 

そして乗っ取りショーの最中、更に彼らのショーは何者かに乗っ取られてしまう。

逆にトリックにハメられ眠らされる四人。

マカオへ連れてこられたフォーホースメンに対し、マカオの主、ウォルターが言い渡した示談の条件とは……。

 

 

 

 

 

感想

 

今回もメンタリズム、催眠術と混同されてましたし相変わらず異様な効果を持ったものとして大活躍していました。

メンタリストのメリットの弟が今回敵側勢力で登場します。

彼もまた異次元の力 -メンタリズム- の使い手でありました。

 

 

この映画、前作もそうでしたけど要所というかトリックやギミックの最大のキモみたいな部分が、この異常効力のメンタリズムによって成立している節があります。

「一体どんなトリックを使って不可能に思えるトリックを成立させているんだ」という期待への解答が、魔術じみた能力が前提にあるってのはやっぱり腑に落ちない感じはあります。

ダニエル・ラドクリフの起用は、或いはこういった批判へのリスクヘッジなのかもしれない。

 

 

 

メンタリズムに関する部分では僕個人はそういった腑に落ちない感覚を覚えはしましたが、他の面では相変わらず楽しめる要素たっぷりの娯楽映画に仕上がっていました。

 

前作ラストで正体がわかったディランが、やはり今作ではフォーホースメンの顧問的な、リーダー的な立ち位置になりました。

そして今作は最強のマジシャンチームが翻弄される姿が主に描かれます。

続編らしいというか、前作であれだけ活躍したフォーホースメンが今度は手玉に取られる姿を描くというのは、オーソドックスですが面白いですよね。

新たなライバル登場的な、少年漫画の王道に通じる要素でもあると思いますし。

 

そんなライバル枠が件のダニエル・ラドクリフ演じるウォルター。

前作のショーの被害者で悪玉のトレスラーの息子でした。

そして彼はまた、科学側の人間という役割も与えられていて、今作の構図は化学VSマジックという形式を狙っていたようです。

さながら『禁書』のような構図。禁書三期まだ観れてないです。

 

 

最もこの科学の要素が結構薄く、ウォルター自身も全編通してあまり目立たない存在でした。

しかもウォルターサイドはフォーホースメンを拉致る際にはマジックの手法(というか催眠術でしたが)を用いていて、科学サイド的な要素の薄さに拍車をかけています。

ウキウキで種明かしをした後に、「僕は化学で魔法をよみがえらせる」的な感じで自己紹介をした後に今回彼らを拉致った理由、なんだかヤバそうなマイクロチップの奪取を依頼する、という流れになります。

この時点ではあくまで変人的な感じで、敵か味方か分からない枠かと思いきや、数分も我慢できずにめちゃめちゃ悪い顔みせるウォルター。俺達のハリー・ポッターを返して。

 

クライマックスでの暴露ショーのシーンまでの過程ではもはや露骨に悪役っぽい事を連発しすぎていて立ち込めたフラグの渦に呑まれていました。

もはやそんな愚かなウォルターの姿が見所ですらある。

 

 

 

また、前作でキツめの匂いを放っていた"アイ"という組織が今作ではより深く関わってきていて、ラストシーンでは今回の一連の事件が殆どアイの介入により行われていた、というオチが付きました。

ただ未だにこのアイの詳細や天の声の主的な、そのトップの存在が明かされる事はありません。

続編がまだ作られるのかもしれないですし永遠に謎かもしれません。

個人的にはこのアイ関連に関しては前作も含めオチ要員としての役割意外は無さそうだと思っているので、問題は無いんですけどね。

 

 

 

 

今作のクライマックスで描かれるマジックショーは、悪役であるウォルターととレスラー以外の人がそのタネを知っているという構図でした。

ウォルター達はテムズ川の中心で大晦日に湧くロンドン市民に晒し者にされながら、フォーホースメンの解説を唖然としながら聞くという形式で種明かしパートが始まります。

 

それまで常に一歩先を行っていたウォルター達がここでしてやられるという事で、クライマックスにふさわしいどんでん返しが見られました。

今作はわりと種明かしも結構行われていました。

というか種明かしのエンターテイメント性を高めたという方が正しいかもしれません。

 

 

 

 

まとめ

 

非常に続編らしいオーソドックスな展開と作りの映画でした。

マジックショーのシーン自体は前作に比べるとだいぶ落ち着いてるように感じますが、その分悪役ウォルターとの対立やディランとサディアスの話などサブプロットで厚みを出しているように思います。

登場するキャラクターの掘り下げを主軸に添えたような感じですね。

 

メンタリズムが万能すぎて草まみれになる以外は娯楽映画の肝を抑えた王道のエンターテイメント作品って感じで楽しめました。

 

ではまた。