ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年・アメリカ) バレあり感想 少なくとも正月に観る映画じゃないなこれ。
今年もよろしくお願いします。
暇な時間に何か正月っぽい映画が観たかったんですけど、中々良いのが見つからなくて結局選んだのがこの映画。
(Natural Born Killers)
いっぱいサボったげんき。
ネタバレするかもしれないというスタンスの感想記事で今年もやっていきます。
■ストーリー
人を殺してまわってたらいつの間にか世間で人気者になっちゃった!
■感想
主人公のミッキーとマロリーの二人が殺しまくる前編と刑務所をメインに進む後編の二部構成でした。
前編ではメインキャラの二人のバックボーンやらなんやらをなんとなく描いた後は極めて把握し辛い彼らの苦悩みたいなのをほんの少しだけチラつかせて、
後は一心にバイオレンス描写って感じ。僕はそこまで楽しめませんでした。
後編はかなりお祭り路線の狂気がたくさん見られたので、そこでなんとか僕の中で持ち直しが発生したんですけど、
そもそも全編通してしょうもないサブリミナルを連発してくるのと、逐一妙なエフェクトかけたカット挟んだりアニメーションにしてみたりと兎に角うるさいです、この映画。
スクリーンの向こう側の人達に何を見せたかったの。
序盤のマロリーとマッキーの出会いをコメディ路線で描いていたところあたりがピークって感じです。それ以降は滑ってるようにしか僕には思えませんでした。
主人公たちが結構狂ってる風の映画なわけですけど、それを外的に表現しようとしていたんでしょうかね。
それにしちゃなんとも合わないというか、
オシャレ路線でやってんのかシュールな空気感狙ってるのか分からないですがとにかく全体的にズレてる気がしてなりません。
ただ、後編の刑務所内での大騒ぎの一連の流れでロバートダウニージュニア演じるスターインタビュアーがコロッとおかしくなって最後に命乞いをするまでの流れは何か不思議な魅力を感じました。
後半は割と面白かったです。
■〆
サイコスリラーを匂わせる作品だったのでわりと楽しみに観たんですが、
蓋を開けてみれば中身はバイオレンス風シュール映画未満の何者かでした。
僕は好きじゃ無かったです。タランティーノは好きなんですけどね。
サイコスリラー的なものを求めるなら『アメリカン・サイコ』とかあの辺り見た方が僕は満足感があると思いました。
ではまた。