ウォーキング・デッド シーズン9 第14話 バレあり感想 ミショーンが拗らせた原因判明回。
ミショーンが居ない方が面白いと前回のTWD感想記事で書いた矢先にミショーン回。
かくしてこの説は微妙に覆ることになる。
第14話「消せない傷痕」
■ストーリー
リディアを受け入れたミショーンは過去の惨劇を思い出す。
■感想
各コミュニティ同士の交流が殆ど断絶された理由の一つがミショーンがアレクサンドリアを他のコミュニティから避けた事が原因の一つに在るっぽいのはこれまでのお話からも推察できました。
今回はミショーンが何故そんな鎖国じみた事をしようと思う様になったのかを回想と共に描かれました。
ミショーンが再び心を開き、リディアを受け入れ会議の為に王国へと向かうというポジティブな方向性が示される内容でもあるのですが、そこであえてネガティブな思考へミショーンが陥ったターニングポイントのような事件を同時に描いています。
要は今回の話だけでミショーンの苦悩パートと脱却成長パートを一緒に処理しています。
散々引き延ばす事に定評のあるTWDというドラマに於いてこれはかなり珍しいです。
ちなみにミショーンが拗らせた原因となった事件の内容が、こんな感じ。
”道端で偶然再開した旧友ジョスリンをノリで迎え入れたミショーン。
だが彼女はアレクサンドリアからジュディス含む数名の子供を誘拐し、外の世界で生きていけるように戦闘能力を高めさせようと、狂気の訓練を施そうとしていた。
救出に来たミショーンに襲い掛かるジョスリンの配下の子供達。
ミショーンはやむなくジョスリン配下の子供達を切り捨て、見事アレクサンドリアから誘拐された子供達を助け出したのだった。”
胸糞悪い!!
自分のお腹の中の子供を護る為に、攻撃してくる子供を切り捨てなければならないという、究極に選択肢が存在しないシチュエーションを用意しています。
外から人を引き入れた結果こんな嫌な思いをしてしまったんですから、
そりゃ拗らせるわな。
このエピソードのおかげでミショーンが何故最初期くらいの頃の拗らせ系に逆戻りしていたのか判明したのは良かったんですが、
もう少し早い段階でこのエピソードは見たかったかもしれません。
シーズンのクライマックスに向けて、ミショーンが会議に参加することを決断する回に合わせたかったのは分かるんですけどね。
あぁでも、そういえば今シーズンは何故か中盤から新章が始まってたんでしたね……。
むしろ急ぎ足なんですねそう考えると。
■〆
今週のリディア。
ミショーンの昔悪い事した自慢にも聞こえる自分語りを捉えようのない表情で見つめるワンシーン。
ではまた。