デッドプール(2016年・アメリカ) バレあり感想 クライマックスに至るまでの流れの方にデップーらしさと面白さが詰まっていて好き。
ヒーローじゃないし凄いバカで頭おかしいのにカッコよく見える。
『デッドプール』
(Deadpool)
続編の感想記事はこちら↓↓↓
優しいネタバレあり。
■ストーリー
ヒーリングファクターを手に入れたガン患者のラブストーリー。
彼はエックスメンが嫌い。
■感想
デッドプールの実写映画の気合の入り方は凄いです。
実写映画化までの流れが中々独特ですし、それだけに「あのデッドプールの空気感をそのまま実写にしたい」という気合の入り方を節々から感じます。
単独映画化が何年も望まれ続けたものの都度却下され、いつしか公開されたウルヴァリンの過去話みたいなやつで同名別種の何者かがデッドプールの名を騙りファンを困惑させました。
その何者かを演じたライアン・レイノルズはしかし本来のコミックスにおけるデップーというキャラに非常に魅力を感じたらしく、彼を含めた映画関係者によって単独実写作品のテストフィルムが制作され、それが流出。SNS経由で拡散され大反響。
これを受けてソニーが重い腰を上げた、という流れだったと記憶しています。
そんな流れを踏まえているからか、単純な頭おかしいコメディリリーフでは無く、実は割と恋人とか友人とかそういう部分を大切にしているデップーというキャラがよく描かれていたと思います。
ただ、ダーティーでしょうもない要素が前に出過ぎていて、狂気がチラつく感じはあまり無かったように思います。それをやると年齢指定とか色々大変なんでしょうけど。
そんなデップーの実写版の内容と言えば、恋人のヴァネッサといちゃいちゃして敵枠のエイジャックスとある程度ハチャメチャやった後、結構冷静に殺すという感じです。
造船所でエイジャックスの率いる部隊と戦うシーンよりも、改造された後酷い顔になってヴァネッサに合わせる顔が無く悲しくなってしまうウェイドや、
エイジャックスに浚われたヴァネッサを救うために色々準備頑張るウェイドの諸々のシーンの方がデップーぽいシーンやセリフが詰まっていて好きです。
そういう部分で真価を発揮するキャラだと言えなくもないですしね。
タクシードライバーのドーピンダーとの一連のやりとりとか。
最近は何となくですが、ヒーロー映画だからって無理にクライマックスに戦闘する必要も無いんじゃないかと思い始めています。
■〆
個人評価:★★★☆☆
映画エックスメンと一応世界観は同一ですが、映画エックスメンを観ていなくても問題ない作りなのが良いですね。
エックスメンがミュータント集団だって事だけ知ってればいいですし。
■デッドプールが観られる配信サイト
デッドプールは、以下の動画配信サービスで視聴する事ができます。
ではまた。