戦姫絶唱シンフォギア(2012年/日本) バレあり感想 一話の意味不明さを乗り越えた先に待っていたのは、王道スポ根気質な熱血アニメだった。
凄い熱量でオススメされたので観てみました。
凄い熱量のアニメだこれ。
僕はアマプラで観たんですが、今ならYouTubeで四期までのエピソードが全部観られるみたいです。
無印第1話↓
※2019年9月いっぱいで無料配信期間は終わったそうです。
以下、ネタバレを含む感想記事です。
■ストーリー
通常攻撃が効かない認定特異災害ノイズに対抗できるのは、古代文明の遺した聖遺物から得られる力を身に纏える少女達だけ!
■感想
第一話があまりにも意味不明過ぎてひたすら困惑していたんですが、一期最終話を観終える頃には完全にこの作品のファンになってしまっていました。
なんで歌いながら戦ってるのこの人達?だとか、ノイズって何者なの?だとか、シンフォギア装者のナンバリングに穴があるのはなんでなの?だとか、
そんなのはいいから勢いに身を任せろ!!系のアニメ、
かと思いきや決して勢いだけのアニメでは無かったのがかなり意外でした。
話数が進むごとにどんどん真面目さシリアスさが増していき、張り巡らされた謎も基本的にこの一期で全て判明するので見応えが半端じゃなかったです。
ただの人間で局長の弦十郎さんが、ラスボスのフィーネとタイマン張れたりするのは流石に勢いだと思いますが。
テンションに慣れてしまえば、戦闘時のカットインや変身バンクといった演出も全部かっこよく思えます。
魔法少女モノとか特撮ヒーローモノとかのノリが近いかも。
その一方、一般市民は死ぬほど死にますし、主人公の響ちゃんが初めてギアの装者になるシーンや、聖遺物ガングニールの力に呑まれ暴走するシーンなど、ショッキングな演出も多く、決して子供向けアニメとも言えない点も面白さに繋がっている気がしました。
このアニメ、物語のうち半分くらいは、主人公の響ちゃんと誰かがギクシャクしています。
パートナーであった奏を戦闘で失って心に傷を負っている翼と、奏の使用していたギアの破片から力を得た響ちゃんとのギクシャクに始まり、
響と親友の未来のわだかまり、そして同じ力を持った敵として登場するクリスちゃんとの対立といった具合に、基本的には対立構造が敷かれているイメージでした。
それを乗り越え、対立した相手全てと関係を築き、最後には黒幕でありラスボスであるフィーネでさえも分かり合える相手として歩み寄る響ちゃん。
響ちゃんと仲間達の絆をしっかり感じられる丁寧な描写が、このアニメの熱量に更に拍車をかけてくれているように思います。
ところで、クリスちゃんにドハマりしました。
久しくツンツンでたまにデレちゃうキャラを観て無かったので逆に新鮮だったのとシンプルに可愛い。かわいい。
■〆
個人評価:★★★☆☆
一話がかなりバカアニメっぽいのに、終わってみれば圧倒的な熱血アニメで涙腺も崩壊、心の中に封じ込めていた萌え豚も目覚める始末で、なんかもう、凄く良いアニメでした。語彙力。
ではまた。