ウォーキング・デッド シーズン9 第9話 バレあり感想 野犬に追われるニーガンのシーン自体そもそも要らなかったかもね。
分割されたシーズン9の後半戦一発目の話がこんなゆったりゆるゆるな内容で良いのか。
第9話「死人の正体」
■ストーリー
ニーガン、久々のシャバに馴染めず檻に戻るの巻。
■感想
ウォーカーに扮して生き延びるという大胆なやり口が自慢の、ウィスパーズなる集団との会敵、が前回までのTWDのメインストーリーでした。
今回、暫く待たされての後半戦一発目なのでどんな具合にこのウィスパーズが掘り下げられたりするのかと思いきや、思いの外あっさりとした扱いでした。
捕虜として捕らえた少女を尋問するも「彼らは良い人々」とか「名前は無い」とか「仲間はもう死んだ」とか、とにかく碌に情報を吐かないので苛つくダリルたち。
一方今回の話のラストでは、どう考えても良い人々の行いとは思えないような、良い感じに悪者風な演出と共にウィスパーズの仲間達が大量に登場しました。
といった程度の描かれ方で、まだまだ彼らが何者なのかは明確には見えてきませんでした。
いい加減その引き延ばし癖を治したらどうなの。
それに、いい加減新たな脅威を人間以外に設定しても良いころ合いだと思うんですけどね。
だからこそ死者がシャベッタアアア時はちょっと興奮したのに、
結局こいつらもハロウィンよろしくコスプレしただけの人間の集まりだったってのが、そしてそれが今回の話で完全に確定したのが非常に残念です。
そして今回の話の半分くらいは脱走したニーガンが久々にシャバで暴れ回るのかと思いきや、
かつての救世主の仲間を探し回ったりして一人感傷に浸り、
自分だけが時間が止まってしまっていた事を再認識するというニーガンの小旅行回でした。
超ゆったりしているこのパート、後半戦開幕感は死ぬほど無いですが僕はこっちのパートはかなり好きでした。
特に野犬に襲われるパートは最高でしたね。
必死に野犬から逃げ、たまたま通りかかった一般ウォーカーに野犬を当てつけて危機を回避するという流れは、なんとも言えないシュールさに溢れています。
ウォーカーの攻撃力は一体どの程度に設定されてるのかもう誰にも分かりませんね。
その後ニーガンはウォーカー複数体を相手に一瞬で勝負を決めている事を踏まえると、この世界のパワーバランスが完全に崩壊している事がよく分かるエピソードです。
制作側の意識的な意味でね。
■〆
ついでにユージーン失恋しとったわ。
ではまた。