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ウォーキング・デッド シーズン9 第10話 バレあり感想 新キャラ、リディアの掘り下げついでに今回の新敵勢力のボス紹介回。

 

シーズン途中で章が切り替わって、更に分割が入った事で結果的に全体のまとまりが無いという印象がとても強いのがS9です。

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第10話「操られた記憶」

 

 

 

ストーリー

 

捕らえられたリディアは、ヘンリーやダリルに家族の事を話す。

 

 

感想

 

ウィスパーズのボスが恐らくリディアのお母さんで確定だろうという事が示される回でした。

 

 

当初、ヘンリーたちにリディアが語る過去の家族の記憶は、実は誤った(というか暗示に近い形で母親から記憶の改竄を受けた)ものであり、

父親が暴力男だと思いきや実はそれが母親の姿だったという形でオチがつきます。

最後には件の母親であるアルファさんが娘リディアをお迎えにヒルトップに登場する、というのが今回の主な内容でした。

 

途中、帰ってこないルークたちをユミコ達がタラに内緒で探しに行こうとするエピソードもありますが、わりとあっさり目なエピソードでした。

こちらも実はタラは監視を付けて見守っていました、という締め方をしています。

 

 

 

いずれにせよ今回の話は繋ぎ感が強すぎます。

主に展開された2つのエピソードはいずれもストーリーというよりもキャラクターの掘り下げをメインとしていて、尚且つそれらはこれまで描かれたキャラ付けの補足に近い位置合いの内容です。

 

そうなってくるとどうしても停滞感を覚えます。

つまらない訳では無いですが、これまで幾度も中弛みを経験しながらも遂にS9まで視聴を続けてきた僕(や多くのファン)としては、このやり口にはもう慣れつつも「またかよ」感が滲み出てしまいます。

この先もまだまだ引き延ばして、S9の最後までは具体的な展開は起きないんじゃないかという予感がしてしまうんですよ。

 

 

 

今回の話の最後でリディアのママさんが娘を返せって勢いよく登場し、リディアの「母は私を見捨てるはず」というセリフと印象付けをいきなり裏切ってくるというのは面白いと思うんですが、

そもそも物語の最後でウィスパーズという存在を不穏にチラつかせるって手法、今回で三回目ですよ?

 

もうそろそろいいんじゃない……?

 

 

 

 

今改めて言いたいんですが、終末世界とはいえ健康的な体型と肌の色をしたやつが多すぎるのもちょっと気になります。

ダリルが太ったとかは、コミュニティの中で健康維持できるから分かりますが、外の世界で頑張っていたルークや今回登場したリディアのママなどはもっと疲弊していて然るべきなんじゃ。

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死人と数年間共に歩き続けてるくせに健康的なリディアのママ。

 

ではまた。