ウォーキング・デッド シーズン9 第16話 バレあり感想 思い返せば、色々と忙しないシーズンでしたね。
気づけばシーズン9も最終話ですね。
第16話「嵐の予感」
■ストーリー
冬来たる。
■感想
前回かなり衝撃的な締め方をしたTWDシーズン9。
誰がどう見てもあれがクライマックスでしたが、全くその通りで今回の最終話は完全にアフターストーリー調の構成に。
と言ってもこのドラマの十八番よろしく次のシーズンに向けての準備回も兼ねてました。
結局やっぱり、ウィスパーズとの本格的な衝突や問題の解決が描かれる事はありませんでした。
リディアのママは申し訳程度に1シーンだけ登場し、腕を植物に虐待してもらうだけ。
その衝撃的風な煽りBGMはなんだ。ギャグシーンだろこれ……。
本編の殆どはコミュニティ間の争いでもウォーカーとの戦いでも無く、吹雪との戦いを中心に描いています。
ヒルトップに向けて雪中行軍に挑む崩壊した王国の生き残りたち。
何故王国は突如崩壊したのか、それは水道管が壊れ腐敗が進んだためです。
その割に街全体がだいぶ疲弊しているように見えます。
というかいきなりすぎませんか。
エゼキエル、キャロル、ダリル、そしてリディアの苦悩を合わせて描き出しますが薄味です。
キャラクターの心理描写が薄いからリディアの可愛さにますます目がいっちゃうわけ。
一方、アレクサンドリアでもまた問題が発生するのですが、最後は一人の死者も出すことなくハッピーエンドっぽく締めてくれます。
そこではニーガンが何やら凄い頑張りを見せて大ピンチのジュディスを救い出し、ミショーンと仲直りできそうなきっかけを作ります。
正にアイスブレイクってか。
ニーガンが今後何かしら役に立つ可能性がこれでちょっと出てきました。
清々しいほどの単発エピソード回です。最終話でこれは斬新。
最後に、エゼキエルとジュディスの無線通信のシーンで今シーズンは幕を閉じるのですが、
案の定最後の最後に無線から謎の女性の声が聞こえてくるという、そういう形で次のシーズンへの客引きを完了させました。
問いかけ方からしてヒルトップという街の存在を知ってそうなんですよね。
マギーか、レコード集めるの大好きなおばさん(ジャージャーだかジョーズだかそんな語感の名前だった気がする)か、或いは新キャラなのか分かりませんが、
楽しみですね……。
■〆
前半でリックが去り、マギーが去り、時代が大きく進み、後半では新たな敵対勢力が出現し、
そして最後は吹雪との戦い、自然との闘いという方向性をチラ見せするという締め方で括った今回のシーズン。
そろそろ潮時かもしれません。
ただ、リックが主人公の映画三部作が控えていますし、次シーズンも既に米国内での放送開始日まで決定しているみたいなので、まだまだこのドラマは続きそうです。
ではまた。