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エクスパンス-巨獣めざめる- シーズン2(2017年/アメリカ) バレあり感想※noteに加筆修正版を投稿しました。

 

修正版をnoteに投稿しました。

note.com

 

 

 

下記は元の感想記事です。 

 

 

『エクスパンス-巨獣めざめる- シーズン2』

(The Expanse Season2)

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シーズン2全体のネタバレを含む感想記事です。

 

 

シーズン1の感想はコチラ↓↓↓

dsnblog.hatenablog.com

 

 

 

ストーリー

 

プロト分子に支配された小惑星エロスの破壊作戦が実行される。

しかしその結果、新たな火種が生まれる。

 

感想

 

新たに火星軍所属のロベルタ・ドレーパーがメインキャラクターに加わりました。

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作中のメインキャラの中では最強の戦闘力を持っています。

 

武骨で忠誠心が高く、いかにも戦士らしいキャラクターとして当初は描かれるものの、次第に柔らかいキャラクターに変化していきます。

とくにアヴァサララとの会話の掛け合いが面白いですね。

アヴァサララもまた、ドレーパーとの交流を通じてどんどんユーモアの側面が強化されますし、ドレーパーの登場によって地球を離れ宇宙を駆け巡り散々な目に遭うことになるので、ドレーパーというキャラクターがこのドラマシリーズに付与した魅力は多いと思います。

 

 

 

 

シーズン2の物語は主に小惑星エロスの破壊作戦と、その後に訪れる新たなプロト分子の脅威と混乱する太陽系内の各勢力を描く内容に。

 

エロスの破壊作戦は、ティコステーションの主でOPAの幹部的なフレッド・ジョンソン主導の元、モルモン教徒達の為だけに造られた超巨大な宇宙船ノーブー号を強奪して爆弾に転用し、エロスを粉砕するというもの。いかつい作戦やね。

モルモン教徒がひたすらに不憫なのが前半の物語。

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とにかくデカい船です。絶対にこんな大きく作る必要ないだろ。

 

スペースコロニーみたいなのを小惑星にぶつける様は完全にガンダム

しかしエロスは突然人知を超えた謎の力を発揮してノーブー号の衝突を回避します。

結果破壊されること無く無傷で残されたノーブー号はモルモン教徒達に返還されるのかと思いきや、これ以降もOPAの船として使われる事に。ヤクザだよ。

結果論モルモン教徒はただ船を盗られただけの状態に。

 

 

 

 

エロスを阻止するべくジョー・ミラーはエロス内部に侵入し、意識の核のような存在に変貌を遂げていたジュリーに会います。

エロスはジュリーの無意識なコントロールによって超高速で地球に向かって飛んでいましたが、ミラーが上手くジュリーを口説く事で衝突コースを逸れ、金星に激突、消滅します。

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ここでドラマ終わったかと思うくらいのクライマックス加減。

 

エロスの最後はかなり感動しました。

画がとても綺麗ですし、ミラーがジュリーに想いを伝えて一緒に死ぬことを選択するまでの迷いの無さにやられます。

ホント切なすぎる。

 

 

 

 

そして後半、舞台はガニメデに。

農業ステーションであるガニメデ上空で戦闘が発生、その結果ガニメデは崩壊し多くの難民が助けを求める事態に。

また、戦闘の際にスーツ無しで宙域を移動する謎の生命体の襲撃に遭った火星軍の地上偵察隊はドレーパーを残して全滅。

 

この一連の事件によって、地球と火星の緊張は限界まで高まる、というのが後半の大まかな話です。

後半のエピソードもかなり面白いんです。

 

まず、シーズン1で投げられたプロト分子の性能がどんどん判明していきます。

人間とプロト分子の融合個体なる存在が登場し、ロシナンテ号のクルーに立ちはだかります。ドレーパー達を襲った存在の正体がコイツ。

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ジム達がロシナンテ号に侵入してきたコイツを倒した事、エロスでの諸々に深く関わっていた事などが重なり、いよいよロシナンテ号のクルーはプロト分子専門の討伐屋みたいな立ち位置になっていくのが面白いです。

 

 

 

また、アヴァサララと黒幕プロトジェン社および首謀者マウとの対決など、シーズン1で引っ張っていた物語の流れは殆どこのシーズン2後半で最大の盛り上がりを迎えます。

話の流れとしては、シーズン1からシーズン2までで一応ひとつのブロックになっているような感じです。

ただ、あまりにもミラーの死に様が美しすぎて、そこで一旦話が終わったかのような感覚がありました。

 

 

 

 個人評価:★★★★☆

 

 

シーズン2はとにかく面白い!の一言に尽きます。

そしてシーズン1からの物語自体は一応このシーズン2で殆ど綺麗に締めくくられます。

 

じゃシーズン3はどうなるのかというと、過去最高にサイケデリックな出来事が連続して起こる、超展開の嵐に。

 

 

ではまた。

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