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エクスパンス-巨獣めざめる- シーズン3(2018年/アメリカ) バレあり感想 ※グロ注意 結末が意外すぎるところに着地して困惑。

 

シーズン2で話自体はかなり綺麗に纏めていたこのドラマ。

ただクリフハンガー的に、後に繋がるような形式で締めくくられていたのも事実です。

シーズン3はその辺りの続きを描きつつ、いよいよ地球と火星の関係が瓦解していきます。

 

 

 

『エクスパンス-巨獣めざめる- シーズン3』

(The Expanse Season3)

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シーズン3全体のネタバレを含む感想記事です。

 

 

 

シーズン1の感想はコチラ↓↓↓

dsnblog.hatenablog.com

 

シーズン2はこっち↓↓↓

dsnblog.hatenablog.com

 

 

 

 

ストーリー

 

太陽系が消滅寸前。 

 

 

感想

 

 シーズン3もやはり大きく前半後半で話が分かれていました。

前半はシーズン2からダイレクトに繋がる話になります。

 

火星に宣戦布告を果たした地球。

戦火の中でロシナンテ号はプロト分子の反応を追い、プラックス(シーズン2の後半から登場する植物マニア)の娘を探しに行きます。

アヴァサララは国連事務総長の策略で暗殺されかけますがなんとかマウの船を脱出し、ドレーパーと共に高速艇で逃げます。

やがてロシナンテとアヴァサララ達は合流して、プロト分子の破壊が戦争を止める事に直結すると知り、戦争を阻止すべく奮闘します。

 

シーズン2が話として一通り締め切り、その後は怒涛の展開の連続で幕を閉じたので、勢いをそのまま引き継いで猛進するかのような、密度の濃いストーリーの連続でした。

 

 

 

 

前半のハイライトはやはり地球と火星の両陣営の艦隊が集結し一触即発状態になる辺りでしょうか。

宣戦布告も済ませているためいつでも戦闘状態に突入できるギリギリの状況ですが、ロシナンテ号やアヴァサララ達の活躍によって暴かれたアーリンライト国連事務総長の陰謀を知った両陣営の一部の人間が、なんとか戦闘を回避できないか画策するといった状態。

地球艦隊の元司令官であるサウザーは陰謀を知り、現司令を務めるグウェンに対し反乱を起こしますが敢え無く失敗。

更にグウェンの暴走によってサウザーに同調した味方艦を攻撃し始め、地球陣営の艦隊は同士討ちで消耗する始末で、これには火星軍も苦笑い。

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正に何やってんだこいつら状態。

 

更に、イオから発射されたプロト分子を弾頭に込めたミサイルが地球艦隊旗艦アガサ・キングに着弾、サウザーたちの反乱と併せ船内は凄惨な状況に。

そんなこんなで混乱を勝手に極めた地球艦隊と、その間にアーリンライトの陰謀を暴き切ったロシナンテ号とアヴァサララ達の活躍によって、なんとか艦隊決戦は回避され、戦争も集結します。

 

ギリギリのところでなんとか惨事を防ぐ、という内容ではあるんですが、

あまりにも地球サイドの連中がパニックムーヴを連発するので、緊張感よりも困惑がまさります。

地球サイドの一方的な自滅で戦闘が回避されるという中々個性的な結末。

 

 

 

 

後半は、戦争終結からかなり時間が経っています。

 

後半のハイライトとなるのがリングというプロト分子の集合体の存在。

エロスの落下地点から謎の巨大構造物が宙域に飛来、次第にその形状を変え大きなリングを形成します。

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その名も"ザ・リング"。シーズン3の超展開の礎となる存在。

 

太陽系外から飛来したプロト分子ですが、かつて別の宇宙の超文明が創り出した存在らしく、とにかくその力は人知を超えています。

そしてプロト分子を生み出した存在が、外敵との戦争の最終兵器として生み出したのがリングで、彼らはこれを用いて自らの太陽系を滅ぼしたとの事。

リングって自然発生的に形成されたんじゃないんだという地味な驚きがここに潜んでいました。

 

 

 

 

リングの環には膜のようなものが形成されており、この膜を通過すると異次元のような空間に繋がります。

 中では物質に制限速度が課されます。

それが発覚する前に、超高速でこの環の内側に突入して弾け飛ぶ青年の死に様は正に笑撃。

唐突にダークな笑いを挟んでくるからねこのドラマ。

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「俺は今日歴史を作る!」とか言ってすげえ爽やかに死ぬ。

 

制限速度を順守する事でリング内の異空間に侵入する事が出来ます。

 

リング内にはコアのようなものがあります。

このコアを怒らせちゃって更に速度制限された結果、内部に侵入した多くの艦が急減速を強いられ、大量の死傷者を出すほどの甚大な被害に遭います。

混乱のきっかけがエキセントリックだなぁ。

 

また、リングから脱出する為に起こした核爆発にリングが反応し、核のエネルギーを敵と判定。

侵入してきた艦の核融合炉にも反応して、全ての艦を敵と見なし攻撃姿勢を取るという展開もありました。

訳あってプロト分子の毒電波を受信できるようになったジムが、リングに自分達が無害だと示さないと太陽系が滅ぼされると力説します。

全艦がエンジンを停止させるとリングは攻撃を取りやめ、全艦の速度制限を解除し拘束を解いてくれる優しいリング。プロト分子の顔色を窺っている感が凄い。

 

そしてリングは無数の宇宙へ繋がるゲートを出現させ、人類の新たな繁栄に繋がる一歩を提供するという粋な一面を見せつけます。

よってプロト分子は神。Q.E.D. 

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超展開すぎる事件の結末をどこか神妙な面持ちで眺めるアヴァサララ。

 

 

これによって後半の結末、というかシーズン1からの一連の物語の結末が、

プロト分子が人類に新たなフロンティアを提供した、みたいな感じで締めくくられたような気がしました。プロト分子というかリングですけど。

プロト分子は絶対に破壊しなくちゃならないという強い意志を感じられたシーズン2までの流れを考えると、ここに着地するのはちょっと微妙に感じました。

困惑しました。どういうこっちゃこれ。

 

エピローグでのジムと幻影のミラーの会話で、これから更に壮大な冒険が待っているというワクワクを煽ってくれたおかげで綺麗に締めくくられたように感じます。

でも冷静に思い返すと、このオチには何か違和感を覚えます。

 

 

 

 

個人評価:★★☆☆☆

 

 

シーズン2からの勢いをそのままに、どんどん物語が進行していくので相変わらず勢いがあって面白かったです。

ただ、後半のリングを舞台にしたストーリーあたりではドラマがあまりにも飛ばし過ぎていて流石に少し置いていかれました。何が起きてるかの理解が及ぶ前に次の展開が来るので。

 

結末の、人類に新たな可能性が齎されたみたいなオチですが、これまで描いていた物語の着地点としてはちょっとズレを感じて困惑しました。

3つのシーズン全体で考えると、シーズン3はちょっと色が違いますね。

 

 

シーズン3で本来終了だったこのドラマをアマゾンが救済した事によってシーズン4の制作が発表されました。

シーズン4の内容次第でこのシーズン3のオチの真意がより明確になるはずだと思っています。楽しみです。

 

ではまた。

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