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SUPERGIRL/スーパーガール シーズン1(2015-2016/アメリカ) バレあり感想 一見ポップでも実はヒーローの孤独を描いた硬派なドラマだったりする。

 

下書きとかいう流刑地から記事を救い出そうのシリーズ。

 

 

 

アローバースに組み込まれたDCドラマのうちの一作。

スーパーマンのいとこの女の子のお話です。

 

 

『SUPERGIRL/スーパーガール』

(SUPERGIRL)

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シーズン1全体のネタバレを含む感想記事です。

 

 

 

 

 

ストーリー

 

クリプトン星を脱出し、まだ赤子のいとこカル=エルの保護者として地球に向かう予定だった少女カーラ。

しかし彼女の脱出ポッドは航路を逸れファントムゾーンに侵入、地球に辿り着いた時には既にいとこは成長し、スーパーマンとして活躍していた。

 

カーラはダンバース家の養子になり普通の人間として生活していたが、義理の姉アレックスの乗る飛行機の事故を阻止した事でスーパーガールとしての活動を決意する。

 

 

感想

 

カーラ役のメリッサ・ブノワがマジでかわいすぎる。

 

 

恋愛部分の比重が強めなのが特徴的で、女の子ヒーローらしい話作りになっているなというのがパッと見の印象です。

とにかく恋に仕事にヒーロー活動にとカーラの生活は非常に多忙です。

充実した人生とも捉えられるカーラの生活ですが、

ここに仕込まれていたのはヒーローの孤独というまさかの硬派路線。

 

 

 

カーラが孤独を感じているという描写は各所に散りばめられています。

ヒーロー活動を始めたカーラに対して当初は否定的だったアレックスに対して「理解はできないだろう」というニュアンスの態度を取っていたり、

クラークの友人でもあるジェームズ・オルセンと恋仲になりかけても「自分に普通の人の生活はできない」と諦めてしまっていたりと、

多忙な女子の悩み描写というには悟っている感が凄い気が。

日常パート的な部分で見せるポジティブな女の子からのギャップがかなりある気がします。

 

また市民全員からスーパーガールは敵とみなされるエピソードや、心の闇が露見するエピソードなどでもカーラの孤独感の一端を垣間見る事ができます。

そして、望んでいる物を夢で見せる宇宙生物に寄生されたカーラが見たのがクリプトン星で幸せに家族に囲まれて過ごす自分の姿だったりと、やはり孤独という要素が重視されているように思います。

 

しかもシーズン1で敵対する相手は同じクリプトン人で叔母のアストラです。

アストラは殺害されてしまい、彼女の孤独感はより一層増す結果に。

アストラを殺害したのがアレックスというのも重いです。

 

 

 

 

DEO(特異生物対策局)の面々やウィンとジェームズといった友人達、キャット・コーCEOのキャット・グラントとの交流を通じ、徐々に孤独感も払拭されてきて成長するカーラ。

アストラが死んで以降、この辺りの変化が明確に描かれるようになっていきますが、それだけ長い間彼女の孤独感を見てきたからこそ、後半での真に前向きなカーラの姿には感動を覚えました。

 

 

 

 

個人評価:★★★☆☆

 

一見ポジティブな雰囲気のドラマに思えますが、よくよく見てみるとヒーローの孤独と苦悩にきっちりフォーカスしている意外と硬派な作りのドラマ。

 

シーズン1はアローバースに組み込まれる前の作品ですが、第18話にちゃっかりフラッシュが出演していたりします。

 

 

 

ではまた。

 

 

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