ウォーキング・デッド シーズン9 第5話 バレあり感想 さよならリック。なんという最終回感、かと思いきや最後に時が飛ぶ。
久しぶりに、マジで心の底から続きが気になる回でした。
第5話「清算」
■ストーリー
窮地を抜け出すも、瀕死のリック。
なんとかウォーカーの群れを誘導するが、彼の意識は次第に朦朧としていく。
シェーンやハーシャル、サシャと対話を繰り返しながら、リックは己と向き合う。
マギーはニーガンを殺す為にアレクサンドリアへと乗り込む。
ニーガンの憐れな姿を見たマギーはしかし思わず殺意消失。
リックは橋へと群れを導いた。
しかし群れの自重で橋は崩れる事は無かった。
そこで丁度良いところに転がっていたダイナマイトの束にリックは狙いを定める。
橋は爆発し、群れは次々と焼かれ、落ちていく。
そして時は加速する!!
■感想
前回明らかに死ぬレベルの傷を負い、ウォーカーの群れが二群れも急接近してくる中意識を失うという地獄みたいな難度の状況設定が齎されたわけですが、冒頭でいきなり気合でこれを乗り越えてました。
そう、リックはそういうやつだった。
この後、朦朧とした意識の中で死んだはずのかつての仲間と、かつて旅した地で対話するフェイズがしばらく続きました。
どうでしょうか、僕はこういうの結構好きな展開です。
肝心の対話の中身は異様なほど哲学チックで、よくわからない部分も多いんですが、つまるところリックはこの対話を通して自分の中に残り続けた蟠りみたいなものを取っ払うみたいなのが今回の話の本筋なんですかね。
最後は覚悟を決めて散々守ろうとしてた橋ごと自爆かまそうとする潔さも見せてますし。
生きてたけど。
この時の、燃え盛る崩壊した橋へ向けて一心不乱に向かっていって、ぼろぼろと次々に燃えながら橋の下へ落ちていくウォーカーのシーンなんですが、
リックが死んだ!的な展開とそれを盛り上げるような切ないBGMの中で、こいつらがシュールに一心不乱に落下していくので否応にも感情が狂いました。
ほんと最近のTWDはウォーカーでおもしろポイント稼ぎに来るよね。
シェーンとの対話、ハーシェルとの対話共に、非常に懐かしさもあり、その二人が登場するだけでもシリーズを追っていた人にとっては楽しさに繋がると思うんですが、
一方サシャに関しては場面も異様ですし、サシャの立ち位置的にも違和感が無くも無くて、逆にそれが面白かったです。
シェーン、ハーシェルときて、グレンやローリでもカールでも、メルルでも無く、あんたかよ!的なね。嬉しいんだけどねサシャ好きだったんで。
あと最後、リックがアンちゃんに連れ去られる(救出される)時に、S1の第1話のラストで流れてた曲がまた流れてましたね。
要は今回の話は懐かしさに重点を置いて、リックとのお別れを盛り上げよう回みたいな事だったのかもしれません。
あとマギー、ニーガンを殺しに赴くものの肝心のニーガンがルシール欠乏症にかかって抜け殻になりかけていたので殺すのを止めてました。
どうせ殺さないと思ってましたが、まさか「貴様は殺す価値すらない」のパターンでくるとはね。
という諸々の本編の流れ、いや本当に本心から今回の話は良かったと思うんですよ。
ダリルの涙とか細かい演出も含め当たり回だったと思います。
リックが連れ去られた後、メイドインヘブンが発動し、時が加速しました。
そして刀を背負って右手にはリボルバー、頭にカウボーイハット的な父の遺物を被る小学生くらいのジュディスが、ウォーカーから逃げまどうグループを助け出し、次回に続く、というこのフェイズ。
ちゃんとやってくれるんだろうな……。
ちゃんとリック達の時間軸の諸々をそれこそ"清算"してからジュディス編的なのにしてくれるんだろうな……!?
ぼかぁ不安だぞ。
■まとめ
リックがどのような形で退場するのか、これは色々と予想していたんですが、
生きて連れ去られるというパターンで来たのは意外でした。
また、その後新たなリックの冒険が始まるのかと思いきや娘のジュディスがどうやらメインに立ちそうな感じで、時間も飛びましたし主要人物も変わりそうですしで、描かれ無さそうな気がします。
何はともあれ、リックお疲れ。
次回も出そうな気がしなくもないですが、お疲れ様でした。
ウォーキングデッドの最新話はHuluで期間限定ながら視聴する事が出来ます。
これを機会にぜひ。
ではまた。