ゲーム・ナイト(2018年/アメリカ) ネタバレあり感想 ゆるいバカバカしさをゆるく楽しむ系のコメディ映画。
真ん中くらいの笑いをお求めのときにどうぞ。
『ゲーム・ナイト』
(GAME NIGHT)
予告:
以下、ネタバレを含む感想記事です。
■ストーリー
推理ゲームをやっていると思ったら壮大な犯罪に巻き込まれていた。
■感想
ゲーム好きな人々が集まって夜な夜なテーブルトーク形式のゲームを楽しむゲームナイト。
主人公の兄が、役者や小道具を揃えて盛大な殺人事件推理ゲームを敢行したところ、用意した舞台設定とそっくりそのままの状況の犯罪に実際に巻き込まれてしまい、実は裏社会の人間で取引失敗した主人公の兄が浚われてしまい、結果皆がてんやわんやする様を描いたコメディ映画。
雰囲気としては『殺人ゲームへの招待』にめちゃめちゃ近かったです。
7割コメディ2割アクション1割サスペンスみたいな配分だったので基本的にノリが軽いですし、個々の登場人物がコメディ映画らしいキャラの立ち方をしていました。
一人(もしくは一つの組織)が黒幕となって仕掛けるのではなく、ゲームと似たような状況が実際に偶然起こってしまい、なおかつ性格面の問題でゲームナイトに呼ばれなくなった警官の男が同時に別方向からゲームをこっそり仕掛けているという、偶然が重なり合いすぎた為に何がシナリオで何が実際に起きている事件なのか分からなくなるという作りです。
複雑そうに見えますが、主体がコメディ映画なので今起こった状況の意味不明さとドタバタ感を楽しめるように、ベースとなっている上記の偶然の重なり合い要素はかなりシンプルにまとめられていたように思います。
コメディ要素自体は、ファストフード感満載の小ネタを連発するタイプのやつだったので、観ている瞬間瞬間のバカバカしさと面白さは凄いですが視聴後に記憶に残るシーンはあまりないかもしれません。
それが良い事なのか悪い事なのかは分かりませんが、面白い映画という印象は残ります。
主人公が銃撃されて腕を負傷し、素人の妻と協力して銃弾を取り除こうと即席で施術に挑もうとして主人公が散々苦痛に耐えた後、銃弾が貫通していた事に気づいて変な空気なったりとか、地下でファイトクラブが行われているシーンだとか、シチュエーション、シナリオに絡んだ展開と小ネタを満載しつつも、自然に通り過ぎていく感じです。
爆笑するような事は無いですが、なんだか分からないけどなんか面白いみたいな気持ちがずっと続くような、そういう映画だったと思います。
■〆
個人評価:★★★☆☆
観ている間だけ楽しめればいいみたいなスタンスの映画なので、気持ちが落ち込んでいる時とかに観れば、何かしら気が楽になるかも分からないです。
ハブられている警官役が、マット・デイモンに似ている人ことジェシー・プレモンスなのが良い塩梅です。ほんと太ったよね。
この映画は以下の配信サービスで視聴できます。
ではまた。