ゾンビーワールドへようこそ(2015年/アメリカ) ネタバレあり感想 飯食いながら観るくらいがちょうどいい適当な面白さ。
ゾンビーワールドが正式な邦題みたいだけど、ゾンビワールドじゃないと検索で出てこないVODもある。適当さがタイトルにすら漏れだした適当に面白い映画。
『ゾンビーワールドへようこそ』
(SCOUT`S GIDE TO THE ZOMBIE APOCALYPSE)
以下、ネタバレを含む感想記事です。
■ストーリー
ゾンビ。
■感想
飯食いながら観るのにちょうどいい内容の映画。
グロテスクだったリ汚かったり下品な描写は多いですが、それを踏まえて尚も暇なご飯時に最適と言えるレベルのゾンビ映画でした。
主人公の少年達三人は高校生ボーイスカウト。
僕もボーイスカウトやってましたが、中学生に入る時に退団しました。
この映画に出てくるスカウトの子供達の内二人もまた、高校生でボーイスカウトで居る事になんとなく嫌気が差しているような雰囲気で、退団しようと考えています。
この流れはそのまま三人の友情の物語として描かれていきます。
ボーイスカウトとして取得した技能を駆使し、対ゾンビ用の武器をホームセンターで全品100%オフで手に入れた部品から制作するシーンがあり、一応この設定自体にも意味が持たされていました。
オーソドックスなゾンビものに、モラトリアムな青春を送る子供達という要素を掛け合わせた映画なので、ホラーやスリルは全く介在しません。
まぁ、コメディ映画だと思うので当たり前ではあります。
ゾンビの部位が吹き飛んだり女性のおっぱいが無駄に強調されていたり、それなりの下品さも持ち合わせています。
下品さは重要です。
そういうものが含まれるだけで画面に集中する瞬間が生まれるので、どんなにくだらない映画でも観れてしまう事があります。
つまりこの映画はそういう映画です。
突出して面白いと思う事はありませんが、完璧につまらない訳でも無い、そういう丁度良さが楽しめると思いました。
大学の研究室らしき場所に放置されていた死体が目覚め、死体が生者を噛み、ウィルスに感染した生者もゾンビとなる、そして少年たちがキャンプしている間に街中にゾンビが溢れかえっていた、という内容。
フレーム自体はとてもオーソドックスな最近のゾンビ映画だと思います。
そもそも何が原因で最初の男はゾンビになったのかとか、ゾンビに生前の記憶がまだ残っていそうな描写が描かれたりだとか、それなりに謎も残りますが、観終った後に「あれはなんだったんだろ」とは微塵とも思わせない、一見すると万事解決したかのような終わり方をするのは凄いですね。
作風や雰囲気の重要性がよくわかる映画だと思います。
くだらなさを楽しむ、という意味ではかなりおすすめの映画かもしれません。
■〆
個人評価:★★☆☆☆
感想と言う感想は特に無いです。
つまらなくも面白くも無い、でも画面に視線が自然と移ってしまう映画でした。
頭をなるべく使わず何か娯楽を楽しみたいとか、そういうタイミングに適していると思っています。
そういう映画って必要だと思います。
この映画は以下の配信サービスで視聴できます。
ではまた。