趣味と向き合う日々

映画やドラマなどの映像作品を中心に気ままに書いています。

オーシャンズ8(2018年・アメリカ) バレあり感想 オーソドックスなクライムムービーとして再構成されたオーシャンズシリーズ最新作。

 

そう言えばこのブログの最初の映画感想記事ってオーシャンズシリーズだったんですね。

しかも三作全部の感想書くでも無くオーシャンズ13だけ感想記事書いてないし。 

中途半端なところは健在ですが今後も末永くよろしくお願いいたします。

 

 

 

オーシャンと十一人の仲間のリメイク作品であるオーシャンズ11のリブート作品に当たり、オーシャンズシリーズの続編でもあるのが本作。

 

 

オーシャンズ8』(Ocean's Eight)

ポスター/スチール写真 A4 パターン2 オーシャンズ8 光沢プリント

youtu.be

 

 

Introduction

 

5年と8ヶ月の刑期を終え、釈放されたデビー・オーシャン。

彼女は出所後すぐにスリを働きながら、かつての仲間ルーと合流する。

デビーはルーにある強盗計画について持ち出す。

刑務所にいる間、デビーはこの計画をひたすらシミュレーションを繰り返し、完璧な制度の計画に仕上がったと豪語する。

 

それはファッションの祭典メットガラにて、最高級クラスのダイヤモンドで仕立てられたネックレスを奪うというものだった。

 

デビーとルーは計画に必要なメンバーを集める。

だが、デビーのこの計画の裏にはある別の目的が存在していた。

 

 

 

感想

 

オーシャンズ11のリブートでありつつ続編でもある本作。

 クライムムービーとしての基本的な流れを抑えつつ、オーシャンズシリーズとの繋がりを意識させるような要素も見られました。

また、相変わらず劇中で使用される音楽がオシャレ。

 

 

主人公デビー・オーシャンはダニー・オーシャンの妹であり、彼女もまた兄と同様に犯罪と縁のある女性です。

5年8か月の刑期を終えて出所する際には「真面目に質素に生きる」と清々しく言い放ち、

出所後にまずスリを働き、不正にホテルの部屋に入り込み、またスリを働いて旧友のルート再開し、ルーに渡した土産もまた盗んだものという、外見とは裏腹に結構姑息な事をするタイプのキャラクターなのかと思いました。

 

彼女が捕まっていた理由も、恋人だと思い込んでいた男にハメられてしまった為で、彼女が5年以上の時間を費やして立てた計画も、この男をハメ返すというのが真の目的でした。

 

わりと小者っぽくね?

いやまぁ、小者というかダニー兄貴とはだいぶ違ったセンスの持ち主なんでしょう。

 また実際劇中ではキレモノ感強めの強キャラだったので前半と後半で印象のギャップが凄いです。

 

 

今回のオーシャンズは全員女性という事もあり、これまでのシリーズとは色々な部分で血色が違います。

オーシャンズ11~13では必ず一つは頭おかしいようなダイナミックな計画が盛り込まれていました。

故にオーシャンズシリーズはクライム"アクション"ムービーとされる事もある訳ですが。

 

一方本作ではどちらかというとより緻密で繊細な、非情にストレートなクライムムービーらしい作りになっていたように思います。

デビーに感じた小者感もある種当然というか、兄貴の方がおかしかったせいで正統派犯罪に挑むデビーの評価が相対的に下がってしまっただけです。

 

 

映画の流れとしても、計画の立案からメンバー探し→計画の実行→予期せぬ事態の発生→軌道修正と計画完遂→実はこれこれこうでした的な大オチという流れで非情にオーソドックスです。

メンバーの数も7人+後半で1人とこれまでのシリーズより少なく、各人キャラも濃いので覚えやすいです。

 

シリーズとして観た場合にはボリューム感は少し減ったように感じますが、かわりに女性メンバー中心という部分を活かした要素が楽しめると思います。

その中で相変わらず笑えるシーンも沢山ありますし、旧オーシャンズメンバーの再登場もありシリーズのファンなら相変わらず楽しめる映画になっていると思いました。

 

 

今作の監督はソダーバーグじゃないんですよね。

彼は今回総指揮に回っているようで、監督はゲイリー・ロスに交代しています。

有名な映画だと『ハンガー・ゲーム』の第一作目を撮った人です。

 

この人の映画って個人的にはキャラクター描写が上手い印象がありました。

ハンガーゲームとか正にそうなんですけど、キャラ立てが上手いイメージです。

今回のオーシャンズ8もやっぱりその辺りの手腕が健在です。

 

 

一方のソダーバーグなんですが、復帰作の『ローガン・ラッキー』が個人的にあまり当たりでは無く、更に今回ゲイリー・ロスがかなり正統派な続編を作れる事も分かったので、今後もシリーズが続くのであれば製作総指揮のポジションに居た方が良い気がします。

何この上から目線自分で書いてて引いたわ。ソダーバーグ好き。

 

 

 

まとめ

 

派手でバカなアクションという要素を削った代わりに、クライムムービーの基本形により忠実に沿わせ、意外性という部分を強くしたような形でのリブートとなっていたと思います。

 

その為、この手の犯罪映画をあまり見た事の無い人にはオススメ出来ます。

構造も複雑では無く、伏線も分かりやすく、更に最後のネタバラシタイムで綺麗に出来事を総括してくれるので観ていて気持ちいいです。

 

一方でシリーズのファンも楽しめる要素はたくさんあり、イエンやルーベンなんかもちょっとだけ出てきます。イエンはちょっとじゃ無かった結構ガッツリ作戦に絡んでたすまん。

 

シリーズ的には4作目ながらも、どちらかというとシリーズ入門編的な作りになっているので既存作品のファンとしては物足りなさも感じるかもしれません。

ダイナミックでアホなアクションとかそういうのが無くなりましたし。

 

それでも楽しめると思います。

 

ではまた。