【ゾイド】1/35スケール ナックルコング【キットレビュー】
ゴリラ型ゾイドと言えばアイアンコング。
ストーリーに於いてもキットの出来に関しても傑作と名高いゾイドです。
というかアイアンコングと、その小型ゼンマイ版と言えるハンマーロックくらいしかゴリラ型ゾイドっていません。
一応ブロックスやガチャポン含めればまだまだいますが。
『ゾイドジェネシス』のデッドリーコングもアイアンコングのリデコですしね。
そんな中、まさかの完全新作ゴリラ型ということで、かなり楽しみにしていた新型ゴリラのレビューです。
『ナックルコング』(1/35スケール組み立てキット)
箱の絵面。
このジャケットだと割とゴリラゴリラしていて良い感じですね。
しかしよく見ると分かる肩幅に対して腕細すぎ問題。
中身はこんな感じ。
キャップはクリアでは無いタイプの物でした。
電池駆動のモーター動力を持つ電動ゾイドです。
単四電池一本を用意する事を忘れずに。
一応大型ゾイドですが、ちゃちゃっと5分くらいで復元作業が終わるボーン状態。
骨の状態だと良い感じのバランスに見えます。
このナックルコング、ギミックの関係で腕の可動軸が横向きになっています。
アイアンコングみたいに腕を少しまげてどっしり構えてる姿に慣れていると違和感を覚えまくりですが、実際のゴリラってこいつみたいに割と腕は内向き気味にしている事が多いみたいです。
装甲を取り付けて完成。
正直、サンプルが公開された時点からこの瞬間まで、変なデフォルメかかったみたいなかっこよくないゾイドだと思っていたんですが、
実物組むと観方が変わります。
こいつはかっこいい。
肩や胸部の装甲が重厚さを演出しています。
ちなみに背面はこんな感じ。
恥ずかしげもなく披露する貧ぼっちゃまスタイル。
恐ろしいほど剥き出しでした。
なんか、こうジョイントっぽいのがたくさん見えるので、本当はここにも装甲とか何かしら付いたはずがコストカットとかで無くされたのか、或いはバリエーションを見据えてあえての処置なのか。
それはわかりませんが兎に角背中が寒い。それがナックルコング。
歩いてもらいましょう。
普通に四足歩行しているだけに見えますが、地味に足の指が歩行に合わせてぴくぴくしていたり相変わらず細かい気配りがすごいです。女子か。
ワイルドブラスト状態にするには腕の関節をブチ外したり足の関節を外したり肩のアーマーを腕に移してあげたりします。
この状態で直立可能なの地味に凄いです。
サラマンダー以来の、タカラトミー脅威のバランス構成ノウハウは健在。
あとこの状態になると、ライダーが背中にしがみつかないとどうしようも無くなるのおもろい。
本能解放してもらいました。
雄叫びを上げながら必死にドラミングに興じるその姿、気に入った。
呼吸するように腹部が膨らんだりしているのもとても良いです。
ずっと見ていられる系のゾイドです。
そんなナックルコング、ギミック盛り沢山ですがノーマルなサイズの大型ゾイドです。
アイアンコングより一回り小さいです。
このサイズのゴリラ型ゾイドっていうのも新鮮でいいですね。
そんな感じのナックルコングでした。
ファーストインプレッションは正直微妙で、ギミック全振りなゾイドなのかと思っていましたが、
実際組んでみると正面で見た時のかっこよさはこれまでのゴリラ型ゾイドにも引けを取りません。
他の角度から見ると貧弱な脚や真っ新な背中が目立ってしまいますが。
そしてギミックのほうはかなり楽しめるものになっています。
新鮮なゴリラ。
ではまた。