ジョン・ウィック(2014年/アメリカ) バレあり感想 外連味ありすぎて面白すぎ。
伝説の殺し屋というキャラクターを描くには、大げさすぎるくらいが丁度良いのかも。
『ジョン・ウィック』
(JOHN WICK)
続編ジョン・ウィック:チャプター2の感想はコチラ↓↓↓
ネタバレを含む感想記事です。
■ストーリー
亡き妻の遺した飼い犬を殺され愛車を盗られた伝説の元殺し屋ジョン・ウィックの怒りでロシアンマフィアが壊滅。
■感想
突き抜けた非現実感は面白さに直結するという事がよく分かる映画。
映画『マトリックス』で主演を務めたキアヌ・リーブスが主人公のジョンを演じており、同作でスタントを担当していたチャド・スタエルスキーの初監督作品という事で、なにかとマトリックスと縁のある映画が本作ジョン・ウィックです。
仮想現実を描いたマトリックスと、非現実的な領域の殺し屋と裏世界を描いたジョン・ウィック、ここに精神的なつながりのようなものを感じます。
一方その内容はマトリックスとは正反対どころかジュラ紀と宇宙世紀くらい差がありました。
この映画のストーリー死ぬほどシンプルですし。
ジョンの亡き妻が遺してくれた仔犬をロシアンマフィアのボスのバカ息子が殺して、ついでにジョンの愛車を奪ってしまった為に、ジョンは殺しに復帰し、結果的にロシアンマフィアを壊滅に追い込むというもの。これだけ。これだけェ!!
そんな内容なので、アクションが全てと言って良いほどひたすらアクションシーンだらけです。
ハリウッド映画で見せ場として作られがちなアクションシーン全部この映画で観られるんじゃないかくらいの。
多分全部やってますってこれ。
また、裏社会の世界観を形作る設定の数々も面白いものが多いです。
裏社会の人間専門のホテルだとか、殺し屋やそれに関わる人達は専用の金貨で取引をしていたりとか、いかにも嘘っぽい外連味のあるものがいっぱい。
まるで常識か?ってくらい当たり前のようにそれらの要素が描かれていく事で、ジョン・ウィックという男の伝説感が強調されていて、これがまた面白かったです。
■〆
個人評価:★★★☆☆
何一つ難しい事も無く、ただただキアヌが殺しに奔走するところを楽しめる映画。
噂通りめちゃめちゃ面白かったです。
ではまた。
縁深いマトリックスもどうぞ。
久しぶりに観たらやっぱり面白かった。