趣味と向き合う日々

映画やアニメなどの映像作品、音楽、プラモデルといった趣味に関して気ままに書いています。

ファイナル・デスティネーション(2000年・アメリカ) バレあり感想

シリーズ第三作『ファイナル・デッドコースター』及び第四作『ファイナル・デッドサーキット』の二作品はhuluでだいぶ前から配信されてたんですが、肝心の第一作目は謎に未配信だったので観たくなった時はいつもレンタルする感じです(そう言えば最近第二作目で未視聴の『デッドコースター』が配信されているのに気づいたのでこの後見ます)。

 

huluほんとこういう配信の仕方やめねえか?

 

ファイナル・デスティネーション』(原題:Final Destination

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■あらすじ

主人公アレックスは、修学旅行でフランスに向かう為の飛行機に乗り込み、

そこで飛行機が爆発事故を起こす予知夢のようなものを見る。

アレックスは爆発が起きることを訴え暴れ出す。

周囲に座っていた友人のトッドや、その様子を見て何かを察したクレアを含む

7人が飛行機から降ろされる。

 

そして彼らを置いて飛び立った飛行機は、アレックスの予知夢どおり爆発四散してしまう。

 

アレックスの動向によって結果的に死を回避した7人だが、

これが新たな死の筋書きの始まりとなる。

 

■登場人物

・アレックス

主人公。

死の運命を回避した結果FBIに疑われたりしつつも意外と最後まで頑張る高校生。

ラストまで生存するもエンディングによって生きてたり死んでたりする。

 

・クレア

ヒロイン。

クソ可愛い。

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エンディングによっては子供を出産してたりする。

誰の子なんですかねえ。

ラストまで生存。

 

・カーター

DQNっぽく描かれてるけど作中一番悲惨なやつだからなこいつ。

ラストまで生き残るものの、再び動き出した死の筋書きによって、

看板だか重機だかなんかそんなんに押し潰されて死亡。

 

・トッド

アレックスの親友。

7人の生存者の中で最初に死の運命の犠牲になる。

死因は、バスタブで足を滑らせたところにいい具合にワイヤーが首に絡まり窒息死。

自殺と誤認される。

 

・テリー

カーターの彼女。

バスに引かれて死亡。

申し訳程度の死亡。

 

・ルートン先生

高校生たちがなんとか事態に対処しようと奮闘する中ひとりヒスってる無能。

この映画におけるストレッサー要素なのか、死にざまがやたら豪華で爽快。

パソコンが爆発して破片が首辺りに刺さり、なんとかタオルで押さえようとするも包丁が落ちてきて腹に刺さり、その上に家具が倒れてきて身動きが取れなくなりとどめに思い出の詰まった実家が大火災&大爆発。

 

 

 ・ビリー

いまいちキャラがたってなかったような気もするけど死にざまが首が吹き飛ぶっていうオーソドックスで迫力のあるやつだから良かった。

 

・葬儀屋のおっさん

 

誰だよ。

 

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こんなこと言ってるがこの後一切登場せず。

 

 

■感想

第一作目の本作で、既にシリーズのフォーマットが完成されているって事がよくわかります。

 

基本的に、

死ぬはずだった場面を予知し、それを回避してしまった人達が、

新たな死の筋書きから逃れるために奮闘するというのがシリーズを通しての流れです。

 

あと、ホラー映画の皮を被ったコメディ映画みたいな部分も。

 

今作は、第一作目なのにもかかわらず、後のシリーズに引けを取らないほど死のバリエーションと描き方が上手いです。

続編以降は、死に様をよりむごたらしくしたりして違いを出してますが、

本作では死に様の緩急の付け方が上手いと思いました。

 

突然ショボ沈するキャラも居れば盛大に死ぬキャラも居て、その差がもう面白いです。

あと、第一作目ですが既に死の回避という要素が出てきてます。

 

単純に、死の筋書きから逃れようとする主人公たちを描いているのは勿論ですが、

それだけではなく、何がきっかけで死ぬのか分からないブラフのような場面の挿入が既に今作の時点で取り入れられています。

 

鼻毛のチェックするトッドの足元に忍び寄る水たまりとか。

ドキドキしますねこういう演出。

 

ただ、この水たまりがトッドが息絶えた後トイレに還っていく演出はちょっと自作以降には観られないですね。

デスの意志みたいなのが明確に描かれてる貴重なシーンなのかも。

 

サブプロットとして、アレックスが殺人やそれに近い罪状でFBIに疑われるというものもあります。

死の筋書きを読み解き、次に死ぬのが誰か予想が付いたアレックスが、死の現場に現れるせいなんですが。

 

アレックスもアレックスで、先生に刺さった包丁抜いたりとかしちゃうシーンがあって自ら疑われに行ってるみたいな部分在りそうなのがちょっと面白いです。

 

■まとめ

後のシリーズの基盤になる要素は全て出てきます。

テンションもほどよく高い映画で、かなりバカ映画よりの作品なのでホラーは苦手って人でも楽しめるんじゃないかと思います。

それなりにグロいシーンもありますが、続編以降に比べるとまだまだぬるいですし。

 

笑えるシーン多数、しかも死の筋書きを解明して回避するという、サスペンス的要素もあるので意外と色んな楽しみ方のできる映画でおすすめです。

 

ではまた。

マン・オブ・スティール(2013年・アメリカ) バレあり感想

個人的に言われてる程悪くないんじゃねえかなって思ってるというか、

あのいつものスーパーマンのテーマ曲が流れないからコレジャナイ感覚えるんじゃね?

 

『マン・オブ・スティール』(原題:Man of Steel)

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■感想

 

・新たなビギニング作品

 

スーパーマンはコミックスの歴史も実写作品の歴史もかなり長い作品だけあって、

これまでもビギニング作品は作られていました。

今作はDCエクステンデッドユニバースとして、シェアードユニバースとして新たにDCコミックのヒーローたちの世界観を映画で共有させるためのリブートにあたります。

 

そういう作品なだけあって、他のDCヒーロー作品の要素も小ネタ的に仕込まれてますが、

基本的には基本的な第一作目の映画としてのスタイルを踏襲してます。

それゆえにとても観やすい映画だと思います。

 

クラーク・ケントは何者なのか、どうして地球の為に戦うようになったのか、そういった部分は丁寧に描かれるのでとっつきやすいです。

 

ただ、個人的に今作のクラークの幼少時代~青年時代の描き方は少し暗すぎるような

気もしました。

 

というのも、単にそれは僕の脳内には『ヤング・スーパーマン』というドラマで描かれた、少しバカっぽくて平均的なティーンって感じの若い頃のクラークのイメージが根付いてるからなんですけどね。

 

ただ、クラークの若い頃の姿をこういう少し重い形で描く事で、

彼が命を張って地球の為に頑張るという物語のベースの部分の意味合いがしっかり生きていました。

 

今作のヴィランゾッド将軍。

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クリプトン星とクリプトン人の未来の為に頑張ってたけど、意見の食い違いで島流しにあっちゃったクリプトンおじさん。

単純なワルでは無いところが良いです。

どんな形であれ、自分の考えに筋の通ったヴィランってやっぱ魅力的だと思います。

 

このゾッド将軍との戦いを通して、クラーク・ケントがスーパーマンとして頑張る事を決意するまでを描くのが今作になります。

 

スーパーマンとしてのお約束みたいなのも結構散りばめられてます。

最後の方でしっかり眼鏡で変装してヒーローだとバレないようにするクラークも出てきます。

あれやっぱツッコミ待ちなんかね。

 

ビギニング作品としてはかなりしっかりとした作りだと思いました。

 

 

 

でも続編でまさかいきなりあんな事になるなんてな。

 

■エンタメ性とリアル志向の融和

 

新人にミスは付き物です。

でもやりすぎのラインってあるからさ……。

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こんなめちゃくちゃに暴れたせいで続編『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』では当然責任を問われる事に。

 

この映画ホント笑えるくらい街がぶっ壊されまくるので、

ど派手なアクション映画とか観たい時にかなり良いと思います。

 

とにかく市民の命の軽さが凄い。

 

この辺りの市民の感情とかは続編でかなり掘り下げられます。

が、とにかく今作では暴れまくりです。

 

一応、ほんと一応救助シーンみたいなのもありますが。

 

この辺り本格的に続編で描く為なのか、

本作では暴れまくるスーパーマンのもたらした被害に対して不自然なレベルで言及がないのもちょっと面白かったり。

 

 

マーベルの『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』も同様のテーマの作品ですね。

公開当初からよく比較される二作品です。

 

シビルウォーの方は原作漫画にある話ですが、

とにかくなんというか、ヒーロー映画でこういう側面を描く作品が出てきたことが面白いです。

 

これってとんでもなくリアルな志向で、

例えば『ガメラ3 邪神覚醒』とかもそうですが、

こういう戦いに巻き込まれた側の視点を描いた作品は、本来エンタメ性の強いジャンルにかなりキツめのスパイスを与えているかのような感覚になります。

 

映画としての派手さ、ダイナミックさを描く為の破壊描写に意味をちゃんと持たせているというのは結構凄い事なんじゃないかなと勝手に考えていた次第です。

 

■音楽

冒頭でも書きましたが、

今作はジョン・ウィリアムズが手掛けたあの曲が使われていません。

 

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スーパーマンといったらコレみたいなところありませんか!!!!

 

でも使われてません。

が、その代わりにより重厚で近年の映画音楽の要素も取り入れた新テーマが採用されてます。

 

これ当初この話聞いてやっぱりちょっとそれどうなんだろ的な思いはありました。

コレジャナイ感出ちまうんじゃねえかと。

 

が、作曲者がハンス・ジマーって時点で勝利を確信してましたが、やっぱこの人の作る映画音楽は緻密ながらも全景が凄まじい迫力があって凄い。

 

テーマ曲の空気感はかなり違うものなんですが、

それが『マン・オブ・スティール』で描かれたスーパーマンにマッチしてます。

これかなり凄い事だと思います。

 

テーマソングの変更で若干やっぱり違う印象になった映画が翌年のハリウッド版『GODZILLA(2014)』でした。

こちらの映画ではしっかりコレジャナイ感を覚えることになりました。

 そして本家日本の『シン・ゴジラ』では逆に当時の音源まんま使いするという。

 

 

■まとめ

 

多分この第一作の時点では、そんなに愛想つかされて無かった筈なんだよ、DCエクステンデッドユニバースは。

 

記憶してる当時の意見は「ノーラン色の強いダークなスーパーマンでなんか違う」みたいなのが多かったように思います。

それは確かにそんな気もします。

 

スーパーマンって基本ブチ明るい要素の多い作品ってイメージが僕もありましたから。

 

でも、そんなクラークの姿を幼少期から掘り下げていく事で、

クラーク=スーパーマン人間性をこれまでの作品よりも描けている訳で。

 

だからこ次からは過去の作品のような、ヒーロー映画らしいスーパーマンの姿も描かれるんだろうなって、

俺はそう思ってたんだ。

 

正直、『バットマン vs スーパーマンはこの作品で描かれた新スーパーマンの、らしさみたいなものを1ミリも見せて無かったと思ってます。

 

 

『マン・オブ・スティール』は、世界観共有作品としての続編はもうやってますが、

それ単体としての2の制作が決定してるみたいなのでこっちは割とマジで期待してます。

 

とにかく、僕はこの映画そのものはかなり好きだという事です。

ではまた。

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28週後…(2007年・イギリス) バレあり感想

ちなみに『28ヶ月後…』という更なる続編が作られる予定だったみたいですが、

今のところ音沙汰無し。

 

一方日本では本シリーズと全く関係の無いゾンビ映画に『28時間後…』という糞邦題を与え釣りに興じていた。

 

28週後…』(原題:28 weeks

 later)

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■あらすじ

イギリス全土で発生したレイジウィルスによるパニック。

だがこれは次第に自体が収束に向かい、

感染者達が餓死してしばらくして、国連主導で復興の為の再生計画が始まった。

 

そしてレイジウィルスによるパニックの発生から28週後、事態は収束していた。

そして復興計画の第一歩として建設された区画に、国外に退去していたイギリス国民達を乗せた飛行機が降り立った。

 

 

■登場人物

・ドン

ハリス家の亭主。

前作主人公が物語後半で感染者に引けをとらない狂戦士と化したのに対して、

今作の主人公のこのおっさんは中盤から感染者そのものになる。

 

ていうかホントにこいつ主人公なんですか?

 

・タミー

ハリス家の長女。

なぜでしょうか、海外ドラマのヒロインみたいに無駄にウザかったりしないのに好きになれない。

実質主人公ポジ。

 

・アンディ

タミーの弟。

ウィルスに対しての免疫を持つ体質を母から受け継いでいる。

実質主人公ポジ。

 

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この映画を見た後では勘の悪いガキよりはマシだと思えますよ。

 

・アリス

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ハリス家の夫人。

せっかく収まったレイジウィルスのパニックを再び引き起こす事になる訳ですが、

彼女自身は何も悪くないのが質悪い。

 

・ドイル

むしろこいつが主人公であるべきだろ。

デルタフォースの狙撃手だが、後半世界を救うために命令に背いてハリス兄弟を護ろうと奮闘。

 

・スカーレット

ドイルが主人公だったらおそらくメインヒロインになっていたであろう人物。

というか元々のプロットではマジでそうだったんじゃねえかな。

 

・その他

今作では前作に比べて有象無象が数多く登場します。

なので若干登場人物の多さに目が眩むかもしれませんが上気した人達以外殆ど覚えておかなくても多分良いと思います。

強いて言えばヘリパイロットのフリンくらいか。

 

■感想

 ・前作との繋がりを意識させつつ

冒頭、レイジウィルスのパニック真っ只中の頃、ドンとその妻アリスを含めた複数人が居る隠れ家に少年がにげこんでくるところから話は始まります。

 

パニック状態でてんやわんやなところから話が始まるのは良いテンポです。

いきなりクライマックスです。

 

そしてオープニングに。

ここではウィルスのパニック発生から時間経過とともにどうなっていったのか状況説明が入ります。

 

 

この段階で僕はウィルスの名前がレイジウィルスなのを初めて知りました。

前作ではウィルスの名前は一切出てきませんでしたし。

今作は、一度収束したはずのパニックのその後が物語の舞台になるという事がこのオープニングで分かります。

 

そして本編。

ドイルはじめ多くの兵隊が安全区域の施設の警戒をしています。

その会話には余裕が見られます。

飛行機から降り次々と帰国する人々も描かれます。

 

もう嫌な予感しかしないんですが。

 

ホラー映画で「ここは安全」と言われる場所はほぼ確実に地獄になる。

 

そして、冒頭で妻を初めとした仲間達を置き去りにして逃げ延びたドンが再び登場。

 

ちなみにこの時点では冒頭の事件がラストシーンに繋がる映像なのかと思い込んでいました。

そんな事はありませんでしたけど。

最近時系列シャッフル系の映画たくさんあるし……。

 

ドンの娘と息子が飛行機から降り立ち合流。

今作ではこのドンを初めとするハリス一家が物語のあらゆる部分に絡んできます。

 

今作は、前作視聴前提みたいな部分がかなりあります。

事件発生から28週経つまでの経緯の説明も、前作ありきって感じですし。

 

 

 

・戦犯はハリス一家

 

そして序盤も早々に早速やらかしはじめるハリス一家の面々。

 

ドンの子どもの二人であるタミーとアンディは、昔住んでいて現在は立ち入り禁止区域にある家に向かうために安全地帯を出てしまいます。

感染者はもうみんな死んだから安心だねという短絡的な思考。

 

やっぱり嫌な予感しかしねえよ。

 

自宅に辿り着くと、そこには死んだと父から聞かされていたはずの母アリスの姿が!!

しかしアリスの様子がどこかおかしいです。

 

嫌な予感だけがある映画だよこれ。

 

子どもたちが居ない事を不安に思ったドンの命令で軍隊が自宅にお迎えに来て、アリスをついでに回収します。

 

そして、このアリスがウィルスに対して耐性のある免疫持ちである事が分かります。

が、同時に体内にはレイジウィルスを保有したキャリアーでもあるため、アリスは厳重に隔離される事に。

 

免疫持ちと、キャリアーという設定面白いですね。

ウィルスパニック作品では常套手段ではあるものの、前作ではこういう要素出てきませんでしたし。

 

 

 

・状況発生

 

そしてやらかすドン。

ドンは安全地帯の管理者みたいなポジションなので、こっそりと自分の権限で隔離室の扉を開けて

隔離されていたアリスの元に勝手に向かってしまいます。

 

そんで再開の喜びをぶつけるように熱いキス。

 

ああああああやっちまったね!!!!

 

当然免疫持ちでは無いドンは、経口摂取でレイジウィルスの餌食に。

 

既にパニックが収束した後の世界なのにどうやって再びパニックが起きるのか考えながら見てましたが、

結果的にはハリス一家のやらかしのせいで再びパニックが発生する事に。

 

家族の愛が世界を救うんだぜ的な作品に真っ正面から喧嘩売るスタイル。

 

レイジウィルスで暴力の化身になったドンはそのまま妻アリスを撲殺してしまいます。

こんな悲しい展開アリかよ……!!

 

ついでにここで前作屈指のショックシーンである目つぶしもぶち込んできます。

 

そしてここから、前作とは違い統率のとれた軍隊が事態収束の為に動き出します。

住民を素早く安全だと思われる一か所に隔離して、素早く部隊を配置!!

 

ついでに、母から免疫を受け継いでる可能性のあるアンディ君とタミーをスカーレットが回収、安全なところへと向かおうとします。

 

 

 

いや一か所に隔離するって正気かい。

 

当然突然隔離された住人は大パニック。

しかもこの流れで姉とはぐれたアンディ君は安地にいく事ができずこちらに巻き込まれてます。

 

ついでにこのシーン、前作で生存者が語った感染が広まっていく過程をビジュアル化しています。

 

この住民たちが隔離された場所にウィルス感染者と化したドンが登場。

ほらこうなる……。

 

 

 

・軍隊さん……

 

隔離していたはずの住民たちですが、パニック発生で施設内に漏れだすように逃げてきます。

しかしその間にもどんどん感染者が増えていき、もう誰が感染者で誰がまともなのかわからない状態に。

 

そんな中、冷静な指揮官のおっさん。

おっさんこの事態に対してどう対処するのか……!!

 

と思ってワクワクで観てたんですが、

 

全員殺せは流石に笑うわ。

 

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そんな命令が出てしまったので、とりあえず手当たり次第に住民を撃ちまくる軍隊さん。

前作もそうですが、軍人は正義の味方みたいな価値観は持って観てはいけない映画です。

もうほんと笑えるくらい潔く一般人を殺すからね。

 

 

 

・後半からはやっぱり人間VS人間

 

しかし、ドイルはこの命令に背き、生存者を集めて脱出を図る事に。

生存者の中にはタミーとアンディ、そしてスカーレットさんもいます。

 

今回もやはり後半からメインの敵は人間になります。

趣向は違いますが。

 

人間絶対殺すマンと化した軍隊から逃げるアンディ達の姿を描くのが後半のメインストーリーです。

 

ドイルの仲間であるヘリパイロットのフリンの力を借りてなんとか脱出を図るため爆撃や追跡から逃げる皆さん。

 

フリンとの合流ポイントである草原地帯まで逃げますが、そこには爆撃の雨を掻い潜り生き延びた感染者達もまた辿り着いていました。

 

感染者どもをなんとかしろと言うドイルに対してフリンの出した答えがこれ。

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ダイナミズム甚だしい。

 

ヘリのプロペラで感染者達をばっちゃばちゃに引き裂いているシーンです。

個人的に今作で一番好きなシーン。

 

マジで笑えるから。マジでここ見所だから。

 

しかし結局ヘリに皆は乗り込めず、別の合流ポイントを選ぶ事に。

 

 

 

・クライマックスまでのテンポは前作以上

 

ここからどんどん話が加速するのでかなり楽しめます。

 

まずドイル死ぬとか思わなかったよね。

 

しかも元同僚の軍人に殺されるってのが。

 

ちなみにこの時点で他にも生存者は結構死んでしまっていて、

ドイルを抜くともう生き残っているのはスカーレットとタミー、アンディの三人だけだったりします。

 

この辺りも前作には無かった要素ですね。

誰が最後に生き残るのかみたいな、サバイバルホラー系の楽しみが付随されています。

 

なんならドンが最初の被感染者になる展開も結構意外でしたし。

 

 

 

 

・流行りの要素も取り入れてたり

 

合流ポイントのスタジアムに向かうために地下を移動する三人。

ここめちゃクソ暗いので、スカーレットはライフルに装着していた暗視スコープで安全確認する事に。

ここから映画はしばらく暗視スコープ視点に切り替わります。

 

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いわゆるPOVという奴です。

クローバー・フィールド』や『ブレアウィッチ』でお馴染みのアレ。

 

こういう流行りの要素をしっかり、それも邪魔にならない程度に取り入れてくるのは凄い良いですね。

上手く使えば臨場感の出る手法ですし。

 

シェイキングカメラは未だに慣れないですが。

 

 

 

・今作は終わり方が不穏すぎ

地下でドンに襲われてスカーレットは死亡、アンディも重傷を負ってしまいます。

なんならアンディはしっかり喰われたんですが、そこでアンディもまた免疫持ちだったことが発覚しレイジウィルスを発症する事はありませんでした。

 

ほらもう嫌な予感しかしないってば。

 

そして二人はスタジアムに辿り着き、フリンのヘリに乗り込みイギリス海峡を飛び越えます。

 

そして例のロード画面。

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この後、恐らくアンディたちはフランスに逃げたと思われます。

 

そしてアンディのせいで感染がパリへと広がった事を示唆する映像が映し出されエンドロール。

 

おいおいおい。

 

最初から最後までハリス一家世界に迷惑かけすぎだろ。

 

ちなみに、前作では「パリやニューヨークにも感染が広がったらしい」みたいなセリフが出てきましたが、これは本当に憶測だったっぽいですね。

その為、本格的に感染が広まる原因を作ったのはアンディ君ということに。

 

前作が極めて明確なハッピーエンドを示唆していたのに対して、

今作は色々と報いが無さすぎな終わり方ですよね。

 

 

■まとめ

 

前作は状況真っ只中での生存者達の動向がメインでした。

今作は再発ではありますが、状況が発生する過程を描いています。

 

この辺りの順序ってふつう作品になるとしたら逆になる部分だと思うので、

そこが結構面白いポイントだと思いました。

 

また、今作は登場人物が次々に死んでいくという形式を取っていて、

誰が最後まで生き残るのかわからないというスリルがあります。

この形式自体はありきたりですが、『28日後…』の続編という事を考えると、

かなり嵌った手法だと思います。

 

イギリス映画の、どこかしらに皮肉をぶち込んだろ病が、今作ではより露骨になっているのも特徴的です。

 

表面上は家族の絆なんかもテーマにしているように見せていますが、

この家族の絆が全て悪い方向にしか作用していないという……。

 

家族を見捨てても家族を最後まで見捨てなくても、

どっちにしろ先にはバッドエンドしかない訳ですし。

 

前作に比べて、よりホラー映画らしい演出も増えています。

全体的にパワーアップを感じられる作品です。

 

前作を観たなら直ぐに観てみた方が色々設定とかも覚えていて楽しめると思います。

 

ではまた。

 

28日後…(2002年・イギリス) バレあり感想

 

 

これゾンビ映画って言って良いのかわかんねえ!!

 

 

 

 

『28日後…』(原題:28 days later)

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■あらすじ

 

イキり動物愛護団体が調子に乗った結果、激ヤバウィルス持ちのチンパンジーを隔離していた檻の外に出してしまう。

そのチンパンジーの一匹が人間に噛みついたので激ヤバウィルス、レイジウィルスがそこから人間の間で拡散する事に。

 

それから28日後、病室で目を覚ますジム。

病室を出て、病院を出て、一人誰も居ない街をさまよう。

 

 ■登場人物

・ジム 

前半はひたすらゾンビアポカリプスに放り込まれた被害者。

後半はこれが一転して、軍人相手に無双するバーサーカー

主人公。

 

・セリーナ

ストイックなヒロイン。

自分ルール主義者。

ヒロイン。

 

・マーク

メインキャラクターかと思ったら割と序盤でセリーナにストイックに殺された。

 

・ハンナ

ロリコン向けヒロイン枠。

薬で頭がおかしくなったりする以外普通の女の子。

 

・フランク

感染の仕方がかなりアホくさくてかわいそう。

 

・ヘンリー・ウエスト少佐

人間の屑。

 

・ウエストの部下達

人間の屑の集まり。

 

 

 

■感想

 

ゾンビ映画として観ると

 

冒頭、ウィルスが拡散するきっかけとなる事件が軽く描かれた後、

病室で目覚めるジムのシーンになります。

 

状況が既に始まったどころか煮詰まった状態から物語が始まる訳です。

TWD』の始まり方はこれにかなり影響受けてそう。

 

 

本作はゾンビ映画、と言って良いのかわかりませんが、

その道のパイオニアであり伝説でもあるジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作なんかと比較してみると面白いです。(ロメロ監督今年亡くなってしまったんですよね……)

 

特に後半です。

軍隊のやつらに匿われて以降この映画は人間関係に起因する物語への影響の比重がかなり高まります。

これはロメロ作品、特にゾンビ三部作の一発目である『NIGHT OF THE LIVING DEAD』に見られる要素で、尚且つ他のゾンビ映画だと実はあまり見られない要素でもあります。

 

ただロメロのゾンビ三部作で当てはめると、この映画は『DAY OF THE DEAD』(死霊のえじき)に当たる状況になってますけど。

 

また、28日後にはダッシュするゾンビ(ゾンビというか感染者なんですが)が出てきます。

これは2004年にロメロの作品をリメイクした『DAWN OF THE DEAD』でも取り入れられていて結構話題にもなりました。

 

本作の方が公開早いんですよね。

少なからず影響を与えてるはず。

 

そんな感じで、ホラー映画同士で持ちつ持たれつな関係があるのがちょっと面白いと思いました。

 

 

・テンプレもしっかりある

 

ゾンビ映画、サメ映画、そういったジャンルの映画作品には少なからずテンプレというものが存在します。

観る側はそのテンプレを楽しみにしている節すらあります。

 

何度も書いててアレですが、本作をゾンビ映画と言っていいのか分かりませんが、

本作にもゾンビ映画テンプレみたいなのはしっかり取り入れられています。

 

ゾンビアポカリプスの真っただ中に放り込まれた人間がどうなるか、みたいなものはかなり多くの作品で力を入れて描かれる部分です。

特に、この手の目覚めたら状況に放り込まれてたみたいなパターンのやつ、

だいたい主人公が家族を探しに行こうとして、それを仲間に止められるみたいなのは入ってきます。

 

TWD』は助けに行って家族と再会までしちゃいますが。

 

生存者達のコミュニティがあるという情報を得て、そこに向かおうとする展開もテンプレですね。

そのコミュニティは既に崩壊してるという展開まで含め。

アイ・アム・レジェンド』ではマルチエンディングの内の一つに、ヒロインとその息子がマジで機能してる生存者コミュニティに辿り着くというハッピーエンドのパターンとかもありますが、これはテンプレありき。

 

この生存者コミュニティというテンプレが出てくるとほぼ確実に「治療法があるに決まってる」「そんなものないんやで」みたいな問答が楽しめます。

 

 

あとは、「規則その1~(生き残るための自分ルール)」みたいなセリフが出てきますが、

これも結構なゾンビ映画テンプレのような気がします。

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最近の映画だと『ゾンビランド』なんかでもこの自分ルールがくどいくらい出てきました。

 

 

 

というか『ゾンビランド』と『ショーン・オブ・ザ・デッド』観ておけば大概のゾンビ映画テンプレは楽しめますよね。

 

 

・個人的に好きなシーン、小ネタ

 

僕個人が勝手に面白いと思っただけなんですが。

露骨すぎるペプの宣伝とかさ。

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そう言えば『ワールド・ウォーZ』のクライマックスで、一難去った後にブラピが勢いよく飲み干すのもペプシだったような気が。

なんかわからんけど、このペプシを飲むシーンってのが映画に出てくると、

どれもやたら勢いよく飲むから笑っちまうんよ。

 

 

あとは恐怖演出のはずなんですが、なんでか面白くみえちゃうシーンも。

 

危険だから地上を行こうというジムに対して、近いからトンネル抜けようって言って強引にトンネルを行くフランク。

トンネルの中でテンション上がっちゃって無茶しちゃう精神年齢大学生のフランクのせいでタイヤがパンクし、

更にテンション上げて車を走らせていたので爆音がとどろいており、

それに引きつけられて感染者達も集まってくるという。

 

パニックホラーの王道を行くコントスタイル。

こういうの好き。

ハラハラさせたいはずのシーンなのに結果コントになっちゃってるみたいな。 

 

他には無人のスーパーで買い物するシーンも好きです。

 

でも一番好きなのはこれ。

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イギリス人はどんな状況下に於いてもお茶を飲むことを忘れない。

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砂漠のど真ん中でパスタ茹でて水不足になった大戦時のイタリア軍に引けを取らないイギリス国民の極限の拘りっぷり。

 

 

・この映画は後半からやばい

この映画、軍隊が生存者を集めてる基地に辿り着くまでが前半、それ以降は後半としてかなりくっきり映画の構成が分かれてます。

 

で、前半に対して後半は更におかしくて面白いです。

 

特にジムがね。

ジムがもうすげえ。

 

 

この映画、前半は感染者から逃げるのがメインですが、

後半は生き延びた人々が狂っていく姿を描くのがメインになる二部構成です。

 

・フランク無駄死に

 

生存者コミュニティである基地に到着するも、やっぱりそこはもぬけの殻状態。

そんでフランクがひょんな事で感染してしまいます。

 

すると物陰から突如姿を表し、フランクを射殺する軍人の皆さん。

 

いやさっさと保護してたらそんな事にはなってなかっただろ。

 

何隠れて様子伺ってんだよ。

そんで何食わぬ顔してお茶の用意をしつつジム、セリーナ、ハンナの三人を保護する軍隊の皆さん。

あのさぁ……。

 

これは後半で、彼らが生存者を募っていた真の理由が明らかになると合点行く展開ではありますが。

簡単に言うと、基地のリーダーであるウエスト少佐は部下に女を与えて安息させるために、生存者を募っていたので男は無用という。

 

・散りばめられるフラグの数々

 

ジム達は保護され、ちょっとしたいちゃつきも挟みつつ、

エスト少佐から状況を聞く事に。

 

基地から少し移動した先の施設を要塞化していて、

感染者が襲撃しに来ても安心だよみたいな内容です。

 

もうこの施設がこの映画のクライマックスの舞台になる事がまるわかりな露骨なフラグ説明。

 

更に、施設内には研究する為に感染者が一人鎖で繋がれて生け捕りされてます。

コイツきっかけでパニックになるんだろうなってすぐわかる。

 

この辺りはパニックホラー映画のテンプレでもありますね。

 

・ジムがバーサーカーになるまで

基地で安息の日々が送れるのかと思いきや、

女を寄越せと言い出す軍隊の皆さん。

 

これに抵抗したジム(と唯一良識的だった軍人の一人)は殺されそうになるものの、

ジムだけは上手く逃げ出す事に成功します。

 

そして施設の外でジムは飛行機が飛んでいるのを見ます。

割と重要なシーン。

 

そしてここから物語上の視点が変わります。

 

今までジムの視点で進んでいた物語が、ここから軍隊側からの視点に切り替わります。

そしてジムと戦うという展開になりますがこれが個人的にこの映画で一番好きな点です。

ここから先のジムは、まるでこの映画のメインの敵であるかのように描かれていきます。

 

特に、軍隊が一人ずつひっそりとジムに殺られていく描写とか。

 

そして案の定、基地内に生け捕りされていた感染者のせいで(というかジムが逃がすんですが)基地内でパニックが始まります。

 

後半のジムのバーサーカーっぷりったらほんともう半端じゃない。

ほんとどっちが敵なのかわかりません。

 

半裸で軍人を殺して回る姿は、ウエストが言っていた「殺しは人間の本質」みたいなセリフを体現してるのかもしれないです。

 

レイジウィルスの感染者は本能のまま殺しまくる訳ですが、

ジムもこの時点で対外的に見たら感染者とやってる事はほぼ変わりませんし。

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なんならセリーナたちにすら、ジムが感染者なのかまだまともなのか判断が付かなかった為に、この二人からも攻撃を受けますし。

 

・エンディング

 

基地を脱出するも重傷を負ってしまうジム。

フラッシュバックと共に彼を一生懸命助けようとするセリーナたちの姿が描かれた後、

ベッドで目覚めます。

そんで、最後は救助隊の飛行機に向けて、地上から布を繋ぎ合わせて文字にしたメッセージを送ってエンドロール。

 

この手の映画で最後は希望のある終わり方ってのは、少ない訳では無いですがやっぱり良い気持ちになります。

本作みたいな明るい未来を想起させるような終わり方となると新鮮さもあります。

 

つっても続編の『28週後…』があるので希望も糞も結果的には無い訳ですが。

 

ちなみにこの映画、マルチエンディングです。

もう一つのエンディングでは、

基地脱出後のジムの治療シーンが少し詳細に描かれていて、

セリーナの奮闘むなしくジムは死んでしまうというもの。

 

これからどうする、と問うハンナに対してセリーナは「生き続ける」とだけ答えてエンドロール。

こっちはどちらかというとバッドエンドですね。

 

■まとめ

 

基地脱出後「28日後…」ってアイキャッチ的に時間経過が表示されるんですが、

これがなんかゲームのロード画面みたいだなと思いました(KONAMI)。

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前半では、状況に突然放り込まれた主人公の視点から、

彼のサバイバルを追体験するような形式、王道のホラームービーです。

 

ところが基地に辿り着いてからは、まるでシチュエーションホラーのように全体の状況が描かれる形式にシフトする可変映画です。

 

後半のジムのバーサーカー状態の前では感染者は舞台装置と化します。

 

これは良い舞台装置化だと思いました。

無理やりでも不自然でも無く、必然性のある形で後半も感染者は活躍しますし。

なぁウォーキングデッドさんよ。

 

この手のホラーの王道要素はしっかり盛り込みつつも、

特に後半オリジナリティが随所に発揮されていてとても楽しめる映画です。

 

ちょっとしたギャグシーンみたいな小休憩もあるので観ていて疲れる事は無いと思います。

 

また、個人的に劇中に使用されている楽曲も結構気に入ってます。

アンビエントな感じのものから、いかにもイギリスらしいロックのものまでバリエーションが豊富です。

エンディング曲も好きです。

 

 

ゾンビ映画、というよりこれは恐らくモノとしてはウィルスパニックとかそっちな気もしなくもないですが、

とにかくこの手の映画の中ではかなり楽しめる部類です。

 

続編もありますし良い暇つぶしになります。

 

ではまた。

 

EDEN/エデン(2014年・フランス) バレあり感想  エグいけどとても良い

正直思ってたよりも固め濃いめ多めな内容で良い意味でビビりました。

 

EDEN/エデン(原題:EDEN)

 

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■感想

 

・映画全体の感想

 

 この映画は全体を通しての空気感が非常に退屈というか、淡々としてるのが逆にとても印象的で面白いと思いました。

主人公ポールの恋模様であったり、相方が死んでしまったり、起きる事は色々起きてるのにあまりフォーカスが当たっていないというか、さっくり描かれていてそういうところがなんとなく淡々としてます。

メインで取り扱ってる音楽のジャンルがハウスなのにも関わらず。

 

この空気感は狙ってるんでしょうね。

この映画は二部構成になっているんですが、そのどちらを通してもポールは人間として前に進むことが全くないように思いました。

 

第一部はポールがDJとして次第に人気を得ていく過程が描かれます。 

有名になって、自分達のデュオ、チアーズの名前を前面に出してイベントまでできるようになって、

一見すると第一部のポールはどんどんスターダムにのし上がっていくように見えます。

ですが、これも本当の意味で成功に向かって進んでるわけでは無いというのがエグい。

 

僕自身もバンドやってて結構感じていたことがあったんですが、

活発に活動してどんどん進んでるように自分では思えてもその質、内容であったり、

或いはやってる事そのものが変わらないままだと結局その先には何もないままだったり。

 

本人が思っているのと、実際にどうそれが作用しているのかは中々自分自身では判断が出来なかったりします。

この映画ではそういう勘違いした成功体験みたいなのをまじまじと描いてて、そう言う部分が極めてリアリティあります。

 

ポールは作中、ガラージハウスに固執している(単純にこのジャンルを愛してるというのもありますが、それにしてもあまりに拘っている)訳ですが、

一つのモノにずっと執着している描写は、成長が皆無であることに重なって映りました。

それ自体は決して悪い事じゃないんですが。

 

一定以上の成功を収めたチアーズですが、そこから先はもう落ちるだけでした。

二部に入ってからは特にこの落ちぶれ加減を大いに描いてきます。

 

 

一方、ポール達と同郷ながら世界的なアーティストとして成功を収めるダフト・パンクの姿も描かれます。

ちなみにチアーズとかポールは多分架空の人物です。

ダフトパンクを出してきたのは、この映画が同時に当時のヨーロッパにおけるダンスミュージックのムーヴメントも描いている側面があるからって事だと思います。

 

ポール達と同じ時期に活動を始めて、大成功を収めるダフトパンクの姿を、一見するとあっさりと描いているのも面白いと思いました。

 

この映画はポールの人生を描いています。

つまりポールの視点で物語が進んでいます。

 

そこでダフトパンクの成功があっさり描かれるというのは、

ポールにとってダフトパンクはもはや非現実的な存在になっているのかなと思いました。

ポールにとってダフトパンクの二人はもう雲の上の存在みたいなもので、

同時に自分はもうそこにはたどり着けない事もなんとなく察しちゃってるみたいな。

 

ダフトパンクの成功が描かれるシーンは劇中かるく挟まれる程度に描かれますが、

その時に必ずポールは自分自身の状況が危うかったりして、

はっきりと二者の色合いが分かれています。

 

ポールに肩入れして見ていたので、こういうのホント悲しい。

 

・第二部からが本番?

 

そして第二部、ロストインミュージックから本格的にポールの人生の陰りを描いてきます。

 

この辺りはホントもう落ちぶれた人間をばっちし描いちゃおっ!ていう悪意みたいなもんも少なからずあって、楽しいと悲しいの狭間で揺れまくりました。

 

ホームパーティーだかなんだかにお呼ばれして、とりあえず皿回してるシーンとか哀愁がすげえんだ。

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更に、借金であったり周りの人間との関係であったり、

夢を追っていて一先ずの成功を収めていた頃にはあまりリアルに意識していなかったであろう問題ともぶち当たっていって、

どんどんポールが現実と自分の状況を認識していく様が描かれます。

 

映画的には絶対本編こっち。

 

マジで、観るタイミング次第じゃ気が滅入って仕方なくなりそうです。

 

 

 

ただ、ポールが最後、きっぱりとDJを辞めるという展開が個人的にとても良かったです。

単純に、最後の最後に希望を持たせられたように感じました。

 

一発屋

世間的な観方ではきっとチアーズは一発屋みたいなもんなのかなと思いました。

この映画は、実際に数多く存在する一発屋達の波のある人生を描いた作品でもあるのかと。

 

一度人気を失うと、再度浮上するのがどれほど難しいかも描いています。

 

なんかもう一発屋芸人特集みたいな番組とか素直に観れんぜ俺は。

 

 

・楽曲やジャンル

 

さて、この映画は音楽、DJ、その辺りが前面に押し出されている部分もあります。

そういう事もあって作中かなり多くの曲が使われています。

 

ガラージハウスはあんまり詳しくて、というかハウス自体2ステップとかグライム辺りしか聴いてないんですが、使われてる曲はどれも個人的に琴線に触れるものばかりで大収穫でした。

 

ちょっと曲目当てに観てみようと思った節もありましたし。

ちゃんとエンドクレジットで使用曲が明記されてるので色々知る事が出来て良かったです。

 

 

ダフトパンクももちろん使われてますよ!

 

あとスタカンも使われててビビった。

youtu.be

まったのぉ~ 

 

 

 

エンドクレジットのスクショ適当に貼って済まそうかと思いましたが、

折角なんで作中使用され、個人的に気に入った曲を何個か貼ります。

 

というか公式サイトにセトリが載ってましたわ!!!!

親切な公式って大好き。

 

 

Sueño Latino (Illusion first mix) – Sueño Latino

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第一部冒頭辺りで、ポールがパーティー明けに気に入った曲をDJに質問して流してもらっていた曲。

 

 

 

The Whistle Song (Original version) – Frankie Knuckles

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なんかポール達が自室でチルってた時に片手間に流されてた曲。

 

 

 

 

Sweet Harmony – Liquid

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ドラムンベースじゃねえか。

 

 

Gypsy Woman (La Da Dee)
  (Basement Boy Strip to the Bone mix) – Cristal Waters

youtu.be

ララリィーラゥラーみたいなのがこの映画観おわった後も頭の中で暫く流れた。

 

 

 

 Happy Song (4007 Original mix) – Charles Dockins

youtu.be

エンディング曲。

ちょっと切なくなる。 

 

 

 

 

また、ヨーロッパのダンスミュージックシーンの黎明期から、盛り上がり、衰退の流れなんかも描かれていて、

ちょっとした音楽ヒストリー映画みたいな側面もあります。

 

なので(僕もそうですが)ハウスの知識があまりなくてもしっかりとその当時の空気感が味わえるようになっているのが凄い丁寧で面白い点だと思いました。

 

ちゃんと映画を観てるとわかるんですよ、ポール達が次第に時代遅れなことをやってるんだって。

 

 

・DJ描写

 

ここ等辺がしっかり描かれてるの個人的に最高だと思った。

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 使われてるタンテがテクニクスなのは当たり前で、

繋ぎの描写なんかまでしっかり見せててすっごい良い。

 

ミキサーのクロスフェーダーを弄ってEQ絞ってみたいな細かい動作までしっかりみせてくれてもう堪らんよ。

 

 

 

 

・その他

 

エンドロールの楽しそうに踊る若かりし頃のポールの姿クッソ切ないわ。

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ちなみにこのエンドロール中にかかってる曲もクッソいいぞ!!

マジで!!

 

なんか僕が昔アシッドジャズ好きだからかもしれないですが、

あの当時求めてた音楽はこれだったんだなっていう。

知らんか。

 

 

■まとめ

 全体を通して淡々と話は進みます。

その空気感は結構独特なんですが、第二部に入ると特にこれがハマってきます。

 

映画のおよそ半分以上が暗い空気を纏っていますが最後は一応ハッピーエンドのはずです。

 

夢を諦めたポールの姿がハッピーエンドになるのかって思いますが、

ポール中心の視点で話が進みますし、不思議とそう思えます。

 

薬物中毒からも抜けだせてるみたいだし。

 

公式サイトとか見ると、ダンスミュージックのファンなんかに向けて作られた映画のように見えますが(監督も元DJみたいですね)、

そんな事は全くありませんでした。

 

結構描いてる内容は成功と挫折とか、そんな普遍的なテーマみたいなもんなので、

 

 

そして全てのジャンルの老害にこの映画を送りたい。

 

 

とりあえず観てみて。

 

ではまた。

 

 

宇宙からのメッセージ(1978年・日本) バレあり感想 楽しめるクソ映画って良いよね!!!!!!!!!

 

1977年、『スターウォーズ』(EP4/新たなる希望)が全世界で公開されました。

 

この当時スターウォーズが与えた衝撃というのは本当に凄まじく、その後世界中でスターウォーズにインスパイアされた作品が多く制作される事になります。

 

映画作品だけに限らず、小説、造形、アートの世界、或いは玩具業界とかなり広範囲にSWは影響を与えました。

 

ちなみに僕が未だに大好きで隙あらば金つぎ込んで集めてる『ゾイド』という玩具も、

初期のシリーズにはこのスターウォーズの影響が色濃く反映されていたりします。

 

 

そういった背景がある時代に作られたのが本作です。

 

宇宙からのメッセージ

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youtu.be

 

 

まだ本作を視聴していないでこの記事を読む事になる方もいると思うので最初に書いておきますとこの映画、

スターウォーズを観ていた方が色んな意味で楽しめるぞ。

 

 

 

■あらすじ

遠い未来、遥か彼方の銀河系で…

 

惑星ジルーシアを騒乱が襲った。

邪悪なガバナス帝国は武力で惑星ジルージアを侵略し、星そのものを大規模な戦闘要塞に変えてしまう。

この激動の中、ジルーシア人の大酋長キドは星の救世主となる勇者の元に訪れるリアべの実を8個宇宙へと放ち、奇跡の元勇者が現れる事を願った。

 

リアべの実が選んだ勇者を迎え導く為に、キドの孫娘エメラリーダと戦士のウロッコは惑星ジルーシアを発つが、帝国軍の戦艦に発見されてしまうのだった…

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折角だから本家(?)のオープニングクロールのオマージュであらすじ書きました。

ヤバい映画だぜこれは。

 

■登場人物

・シロー

宇宙暴走族というロマンあふれる団体に所属する機械オタクの青年。

リアべの実に選ばれた勇者の一人。

 

演じてるの真田広之だぞ!!

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ちょっと観てみたくなりませんか。

僕は真田広之さんが出てるって点がこの映画を観ようという決断の最終的な後押しになった節があります。

 

・アロン

シローと同じく宇宙暴走族とかいうロマンあふれる団体に所属する青年。

 

というか宇宙空間には大気が無いので音は聞こえない……。

暴走族のアイデンティティを考えさせられる。

 

リアべの実に選ばれた勇者の一人。

作中で葛藤が描かれたり、恋心が描かれたりシローよりも主人公っぽい。

いやもしかしてこっちが主役なのか? 

 

 

・メイア

 

良いところのお嬢さん。

リアべの実に選ばれた勇者の一人。

 

作中一番外宇宙での戦争参加に乗り気。

しかしヒロイン的ポジションに居ながら、いてもいなくても物語にはあまり支障が無い。

 

 

 ・その他の有象無象

和製レイア姫とか宇宙軍の元将軍とかチンピラとか後半になって裏切りが発覚する戦士のおっさんとかいろいろいます。

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■感想

 

 

SF映画としてのオリジナリティ

 

この映画、酷評されまくりな事でも有名なんですが、

実際に観てみた印象としては、70年代の和製SFにしては悪くないというのが正直なところでした。

 

悪くないってのはつまり、絶賛できる訳でも無いって事でもありますが……。

 

 

たしかにSWと比べたらそりゃ劣りますよ。

というかスターウォーズのクオリティが異常に高すぎるだけなんですよ。

 

本作もSWの影響と衝撃を受けて制作された映画の一つではありますが、

設定部分や物語の進み方なんかは、単純なSWのパクリでは無く、むしろオリジナル要素がかなり多いです。

 

 

まず明確に未来の地球および銀河系を舞台にしているという点。

地球人類は宇宙に本格的に進出しており、高度な文明社会を築いています。

 

この点、物語世界の立ち位置としてはSWよりも『スタートレック』に近い作品です。

 

 

また、リアべの実が選んだ8人の勇者たちが集い、悪の権化に立ち向かうという物語の構図。

 

これ『南総里見八犬伝』のフォーマットそのものですよね。

 

他には『七人の侍』なんかにも非常に近似したフォーマットです。

とてつもなく日本的な要素がここに引き継がれているという事がわかります。

 

言ってしまえば、SF要素を取り入れてリメイクした里見八犬伝みたいな映画です。

 

 

だからと言って、これが面白さに直結するとは限らないんですが。

 

日本的要素をふんだんに取り込み、オリジナリティを明確に発揮させているにも関わらず、本作のストーリーそのものが面白いとは僕はあまり思いませんでした。

 

なんというか、8人の勇者が集う過程の描き方が雑すぎ。

 

この手の話って、ここが結構楽しめるポイントだと思うんですが、雑。

 

ぽっと出てきて謎に大活躍する、追放されたガバナス帝国の王子とか、

ロボコンのOSを無理やり捻じ込んで、クソで煎じたR2-D2みたいなロボットのベバ2号とか、

戦士ウロッコを騙して殺しかけ、ついでにメイアを売り飛ばして小銭稼ぎするジャックとか、

 

キャラクターの個性が先行していて、彼らが合流していく過程の楽しみとかそう言うものがあまりありませんでした。

 

日本の古典作品のフォーマットを取り入れたのなら、そこにある面白さももっと使っても良かったのではないかなって思います。

 

 

 

・特撮、メカニックデザインについて

当然ながらCGはまだ存在しない時代の映画なので、全て現物を作って撮影してます。

登場するマシンのデザインは実はかなり秀逸なものが多いです。

 

SWには登場しない、合体機構を持つ宇宙戦闘機とかも出て来たりオリジナリティもあります。

もしかしたら玩具展開なんかも視野に入れていたのかもしれません。

 

ところどころSWからの影響は見られるものの、デザイン面でも意外とオリジナリティが発揮されています。

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 この帆船型宇宙船とか中々いい味出てます。

 

 

 

特撮シーンのクオリティそのものは結構ばらつきがあります。

極端に雑なシーンもあれば、かなり迫力のあるものもあったり、リアリティを重視して実寸大の模型を組んだであろうシーンとかもあったり。

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合成部分や、ビームなどの描画はこの当時の特撮のクオリティとしては十分すぎるレベルです。

 

また、後半の戦闘シーンの多くは予算がかなりつぎ込まれてるのか火薬をたんまり使って豪勢に描いていて、特撮らしいダイナミックな楽しさもしっかりありました。 

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ただ、戦闘機同士の格闘戦や、チェイスシーンなんかはスピード感が全く無く、テレビ特撮レベルのクオリティのシーンが殆どです。

時代や予算の関係とかももちろんあるんですけどね。

 

この辺りはどういう観方でこの映画を楽しもうとしてるのか次第で評価が分かれてそうですね。

僕はミニチュア特撮目当てで観た部分もあるのでこんな評価になってる感じです。

 

 

スターウォーズからの影響

 

これが本題みたいなところある。

 

まず、あらすじの項目でもキャプ貼ってますが、これね。

この、画面上部からゆっくりと艦船がフェードインしてくるという構図はまんまep4冒頭のスターデストロイヤーが初登場するシーンのパk、オマージュです。

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ただこの構図、本作では合計3回も出てくるってのが。

巨大感の演出とかには確かに良いんですけど乱用しすぎ。

 

こういう、ep4で印象深いシーンはだいたいトレースオマージュされてます。

 

まずガバナス帝国の最終兵器がなんちゃってデススターだし。

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この惑星要塞を確実に破壊する為には、動力炉を破壊しなければなりません。

その為にシローたちは惑星表面に小型戦闘機で向かい、動力炉に繋がる細い道でドッグファイトを繰り広げます。

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やっぱep4だろこれ。

 

キャラクター面で言えば、R2-D2C-3POに明らかに影響を受けたこんなロボットがでてきます。

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ただこいつはかなり日本的なコミックロボットですが。

 

SWの人気要素をなんとか取り込もうとしていたんだと思います。

その上で、当然と言えば当然なのですがSWの下位互換のシーンが多数散りばめられた不思議な映画にはなってしまっていますが。

 

だからこそ、SWファンは楽しめる映画だと思います。

上記したのは一部のオマージュだけで、他にもいろんなところにオマージュが見え隠れしていて面白いんですよ。

 

つまりこの映画は真面目に観たらだめって事だね。

 

 

・ツッコミどころ

 

宇宙なめんなよ。

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マスクだけしてれば宇宙空間がオーケーって事は無い。

しかも彼らが居るのは、放射線廃棄物が大量に破棄された場所。

そんなところにマスク一つで泳ぎに出かけるこの勇気。

 

最初は、超極薄のフィルム式宇宙服とかをインナーで着用してるのかとか頑張って脳内補正しましたが、メイアが素手で宇宙蛍(放射性廃棄物の塊です……)を掴むシーンがガッツリ存在し、僕は考える事をやめた。

 

なんなら凍死するんじゃねえかこの状況。

 

 

■まとめ

 

SF映画としては、日本らしいオリジナリティがしっかり盛り込まれていて、

トーリーも決して悪くないです。

 

粗が目立つ部分はたくさんあるにしても、そう言った部分すら楽しめるのは今の時代だからこそかもしれません。

 

楽しみ方のスタンスとしては、個人的にはですが物語に没入するのではなく、

ある種の粗探し、ツッコミどころ探し、みたいな感じで観る方が楽しめる映画だと思います。

制作陣の意図したものとは違うんでしょうが。

 

なので、その手のスタンスの映画に慣れてる人は観てみたら面白いと思います。

ファイナル・デスティネーション』シリーズとかね。

 

日本特撮が好きな人、バカ映画が観たい人、SWの類似品を探している人、

是非一度観てみてください。

 

ではまた。

 

 

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ガバナス帝国軍人はどんな気持ちでこの軍服を着てるんだろうね。

ニュー・シネマ・パラダイス 劇場初公開版(1988年・イタリア) バレあり感想

 

バージョン違いがある映画って全部のバージョン観てみたくなりますよね。

と言っても僕は『バタフライ・エフェクト』くらいしか全バージョン完全制覇やってませんが。

 

 

ニュー・シネマ・パラダイス』(原題:Nuovo Cinema Paradiso)

 

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■あらすじ

ローマで成功を収めた映画監督サルヴァトーレ。

ある日、サルヴァトーレの元に彼の母親から「アルフレードが死んだ」という連絡が入る。

サルヴァトーレは、自身が幼かった頃を回想する。

 

それは第二次世界大戦の最中、サルヴァトーレはトトと呼ばれ、シチリア島にある小さな田舎町に住んでいた頃の思い出だった。

 

 

■感想

 

もうちょい歳取ったら更に楽しめそう。

 

・トトとアルフレード

回想がメインの全ての作品に言える事ではあるんですけどね。

本作は基本的にサルヴァトーレ(トト)の幼少期と青年期の回想がメインになっています。

 

どうやらバージョン違いでは、老年になってからの話も本編に在るらしいんですが、そちらのバージョンは僕はまだ観てないです。

 

その回想の中で、多くはトトとアルフレードの二人の交流を描いていく事になります。

 

アルフレードは壮年の男性で、当時のトトはまだ子供です。

面白いのが、この二人の間はあくまで友人である点だと思います。

 

劇中、トトは父親が居ない、恐らく戦死している事が描かれます。

また、アルフレードも子供がいないという事がやっぱり劇中台詞からわかります。

 

しかしトトはアルフレード父親を重ねるような事もありませんし、アルフレードもまた、トトをまるで自分の子どものように扱う事が一切ありません。

 

超絶歳の差がある友達です。

だからこそ、アルフレードは青年にトトに対して島を出る事を強く勧める事が出来たのかもしれません。

 

アルフレードはトトの類まれな才能を見抜き、シチリア島の小さな島で映写技師で一生を終えて欲しくないと願い、トトに島を出るように言います。

そして帰ってこないようにとも。

 

仮にトトに自分の子どもの影を見ていたとしたら、きっとアルフレードはそんな事は言わないと思うんですよね。

というか自分の子どものようにトトを見ていたらそもそもトトの才能に気付いてすらいないかもしれません。

 

そこにある種の、あくまで他人(と言っても、親友として相手を理解しているというとても深い絆がある訳ですが)であるという視点からトトを見る事ができたからこその発見なのかなって僕は思いました。

 

・劇中BGM

 

ホント良い曲ですよね。

youtu.be

 

この曲いろんなタイミングで流れます。

何度も同じ曲が流れる訳ですが、それは同時にシチリア島のトトの住む村が何年経っても何も変わる事が無いという印象付けにも一役買ってるのかも。

 

この映画、変化に関するテーマみたいなものもあると思うので、そういう所の演出にかなりマッチしてる気がしました。

 

何度聴いても良い曲だし。

 

■まとめ

 

気持ちほっこりしたい時に観ると調子良い映画です。

物語が急激に動くような展開もあんまりありませんし、基本まったりと物語は進みますし。

 

トトとアルフレードの関係を中心に、トトの成長を追うような映画ではありますが、

それだけでは無く思春期ならではのちょっとおかしい状態みたいなものも描かれていて、

観ているとちょっと気持ち若返ります。

 

ここまで読んでもらったら分かると思いますが、

なんかピンとくるような事はあまり書いてません。

 

なんでかと言うと、僕自身どうしてこの映画に強い魅力を感じているのかが分からないからです。

要は、いざ具体的に好きなところを言えって言われると思いつかないんですよね。

もしかしたら映画全体の雰囲気そのものが好きなのかもしれませんし。

 

小さなころに『スタンド・バイ・ミー』を初めて観た時の気持ちに結構似てます。

あの映画、高校生くらいになって観返してから僕はその魅力を再確認できました。

 

なので、この作品ももう少し歳取ったらその辺りが自分自身で分かってくるのかもしれません。

 

ではまた。

 

1/144 ハイザック・デストロイヤー (改造ガンプラ) 

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ほんとどうにかならねえのかこの画質の悪さ……!!!

 

ちょくちょく改造したものも記事にしていこうかなと思い立った。

 

 

 

ジャンクパーツのクソの山からなんとかパーツをひり出して、一体のMSに出来ないかみたいなことを何年もやっていて、

今回の機体もそのクソの山から生まれたうちの一体です。

 

 

そう言えば最近はガンプラ投稿がメインの模型SNSとかあるらしいっすね。

まともな写真が撮れるようになったらやってみようかな。

 

 

■レビュー

・フロントビュー

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一応ベースには『1/144 HGUC ハイザック』のジャンク品を用いてます。

胴体部と腕部ですね。

 

脚部は『1/144 HG グフ・フライトタイプ』の物をベースに適当にジャンクパーツで形状を変えています。

肩アーマーと頭部甲冑は『1/144 HGUC ゼク・アイン』から。

 

後は全体的にジャンクパーツを切って貼ってしまくってます。

一部にはマスターグレードの機体のジャンクも使っています。

 

 

・リアビュー/主兵装

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メインスラスター及び主砲のシールドキャノンは旧キットの『1/144 ギャプラン』の物を中心に。

シールドキャノンは本当は反対側にも搭載してギャプラン感出したかったんですが、

多分他の改造にパーツ使っちゃったのかもう一基が見当たらず断念。

 

シールドキャノンのシールド部分は『1/144 FG ガンダム』の物です。

300円で連邦軍標準シールドが手に入る良キット。

 

ちなみに、背中には『1/144 HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル改]』とかに付属するEパックを合計4基搭載できるようにしてあります。

 

塗装禿げるから付けませんが。

 

 

・スラスター/ブースター

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一応僕の脳内では「1G重力下での空中戦を想定したハイザック」みたいな設定で作ってたので、

めっちゃたくさん推進機取り付けてます。

グフ・フライトタイプの脚を使ったのもこれがやりたかったからです。

 

スラスターは一部可動させる事も出来るようにしてありますが、あんまり見えない位置にあるので意味なかったかも。

 

脚部には適当にリード線をカットしてそれっぽく配線してます。

 

 

 

・可動域

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一応腕部は90度、脚部膝関節は100度まで曲げられます。

股関節はベースになったハイザックと大差ない可動域は確保しました。

 

腰は軸ジョイント接続ですので360度スイング可能、のはずなのですが、

どうやらリアアーマーが干渉してしまうらしく実際にはあまりスイングできなかったです。

 

頭部はクリアランス確保して上向き30度くらいまでいけます。

 

上記の画像のように、ライフル構えてるぜ的ポージングも出来ますが、

そもそもベースキットに準拠した可動域で作っているので現在のHGUC等の超絶可動域には遠く及びません。

ゴミ。

 

・その他

塗装はタミヤカラーのライトエアクラフトグレーをメインに使いました。

ウェザリングタミヤウェザリングマスターを適当に何個か併用。

軽めにドライブラシも施してます。

 

 

あくまでジャンクパーツを消化する目的で作ったガンプラなので、

プラ版工作、パテ工作等は行ってません。

 

頭部モノアイは一応waveのHアイズのグリーンを仕込んでクリアパーツ化してあるんですが、笑えるほど見えなくなりました。

 

 

 

 

■機体設定(暫定)

改造ガンプラの肝はこの機体設定に八割かかってると思ってます。

妄想を爆発させないとガンプラの改造は楽しくない。

いい歳こいてこんなんやってんだから、楽しくなきゃダメでしょ。

 

 

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ハイザック・デストロイヤー

 

U.C.0085年当時、連邦軍及びティターンズの主力モビルスーツとして正式配備されていたハイザックの強化プランとして、地球連邦軍オーガスタ基地で開発、再設計が行われた機体がハイザック・デストロイヤーである。

 

本機は元々、1G重力下でのモビルスーツによる空中戦闘能力の検証の為に、旧ジオン公国軍が開発したMS-07H8 グフ・フライトタイプの設計、機構をハイザックに反映した機体がベースに在る。

 

オーガスタ基地及び兵器開発部門は、この機体に開発中のTMAの兵装を試験的に搭載。

テストベッド的役割を担わせる為に、標準的なハイザックのものよりも高出力のジェネレーターも併せて搭載した。

 

これにより、ハイザック特有の問題点であった「ビーム兵器の同時使用が不可能」という欠点を解消している。

 

だが、これにより機体の大型化を招き、生産コストも肥大してしまう。

また、肝心の空中戦闘能力は、継戦能力に乏しく、祖先的MSに当たるグフ・フライトタイプにすら及ばないものだった。

 

更に、この時点で地球連邦軍はSFSによるMSの空中戦闘補助という構想を既に実用化しており、本機はその設計思想も含め、連邦軍に正式採用される事は無かった。

その為、本機には正式な形式番号は割り当てられていない。

 

本機は実機が三機ほど生産された時点で開発計画そのものが終了した。

その内の一機は連邦軍及びオーガスタ基地が極秘に所有する評価試験場内の格納庫に移送された。

 

これ以降、開発に関しての公的記録は残されていないが、U.C.0088年に連邦軍オーガスタ基地の調査を行った際に、

データに残されていたものとは異なり、機体各部に増加装甲やモジュールが取り付けられた本機が発見されている。

また、発見時この機体はMSD、対MS駆逐兵装という機体区分がなされていた。

 

この事から非公式な開発計画か或いは、新兵器開発の試験機体として本機が用いられていた可能性がある。

 

 

 

■まとめ

ちゃんとした写真撮れるように頑張る。

 

ではまた。

 

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撮影中に股関節パーツがガッツリ折れた。

マジで落ち込んだ。

the band apart / Memories to Go レビュー

 

本日(07/07/19)発売のバンアパの新譜のレビューします。

 

正直これからバンアパ聴いてみたいって人が読んでも何が何だか分からない感じにはなってしまってるので、

そういう人はさっさとすべての音源を集めてバンアパのファンになってね。

 

 

■ジャケ周り

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クソ画質。

 

今回のアルバムもいつもの感じです。

こういうのを美術用語で何というのか知りませんが、いつもの。

 

バンアパのアルバムって紙ジャケなのがホント最高です。

紙ならではの艶消しパッケージが好きなんだよ。

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ステッカーが付いてきました。

小学生の頃の感覚が抜けなくて机とかにステッカー貼りたくなっちゃう。

 

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内容物はこんな感じ。

歌詞は今回しっかり全曲分載ってました。

 

バンアパたまに歌詞載ってない曲とかあるんですよね。

やっぱり諸々の作業とか大変なんだろうな。

 

ちなみに上の画像では隠してますが、ジャケ開くと面白いモノが見れます。

買ってからの小さなお楽しみにでもして。

 

 ■各曲感想

 

・intro (a broken navigator)

 

一分ほどのオープニング曲。

バンアパは四枚目のフルアルバム『Adze of Penguin』(2008年)で初めてイントロダクションを取り入れました。

その後『謎のオープンワールド』(2016年)で再びこれが採用されます。

(イントロっぽい曲自体は他のアルバムでもありますが、こう明確にイントロ感を出してるもののみって事で)

 

今回のイントロダクションは過去の二曲のどちらとも違う雰囲気。

テープレコーダーをラジカセで再生したみたいなローファイな音質。

曲は夏の午前中感のある爽やかなバンドアンサンブルが繰り返される感じです。

 

今回のアルバムの雰囲気が何となく凝縮されてるイメージ。

 

・ZION TOWN

 

ちょっと前に楽天トラベルFMで一足早くフルで聴けるぞって事で騒ぎになっていたので便乗して一足早く聴いていました。

これまでのバンアパの曲で一番雰囲気的に近いのは前アルバムに収録されていた『禁断の宮殿』辺りだと思います。

 

ただ、全体的に禁断のコートより緩急の強い曲調です。

禁断のコートに更に夏感を足した感じというか。

 

BPMの丁度良さもあってか、ライブで聴いたら楽しく身体を揺らせそう。

 

あとイントロが完全にシティポップのそれ。

 

サビのギターのワウの主張の強さが『Eric.W』に匹敵するくらいのレベルですが、

こちらはエリックWよりもさわやか方面にベクトルが向いているので、

ギャンギャン盛り上がろうぜ的な事にはなっていないのが面白いです。

失礼な言い方すると年相応な盛り上がり方みたいな。

 

あと荒井さんのボーカルのキーがクソほど高くて驚きます。

クソ程。

 

アルバムの先行曲としてPVも作ってるって話でしたが先にアルバムが出ました。

 

 

 

・Find a Way

 

仮タイトルがマイコーだった曲です。

いや本人達が断定してるわけでは無いはずですが、この曲のイントロAメロのベースライン聴いたらすぐわかります。

殆どビリー・ジーンだもんな。

 

サビの雰囲気はイントロAメロからの流れを踏襲しつつも色合いを変えてくる感じ。

イメージとしては『Tears of joy』とかあのあたりと似たような感じ。

曲そのものの雰囲気は違いますけど。

むしろ『KIDS』とか『Before and After』あたりに近いか。

 

Cメロで突如現れる邦楽ロック感でちょっと笑いましたがこれも良い曲です。

 

 

・Castaway

 

イントロは良い意味でバンアパっぽくないです。

ポストロック臭さを前面に押し出し狂った感じの曲ってバンアパの曲にはあんまり無かったですし。

イントロ以降は雰囲気が全く変わりますが。

 

全体的には『I love you wasted junks and green』と『ノード』、『forget me nots』を足したモノにheregaあたりの邦ロックの音を混ぜたみたいな感じですかね。

つまり今までに無い。

 

バンアパはこれまでも結構アウトロで遊ぶ曲はありましたが、この曲もアウトロで遊んでます。

イントロとはまた違うものの、アウトロでもポストロックっぽいところに雰囲気を持っていってます。

今度は何が始まるのかと思ったわ。

 

バンアパはよくポストロックポストロック言われますが、

日本的に言うなら多分ミクスチャーですよね。

どうでもいいけどさ。

 

 

・KIDS

 

今回収録されてるのは、以前発売されたモックオレンジとのダブルスプリットシングルに収録されたもののミックスを変えたバージョンみたいです。

 

ぜんぜん違いが分からんと思ってましたが、Cメロ辺りでkwskさんのギターと原さんのベースの音の位置がかなり違ってるのが分かりました。

 

というか全体的に抑えられてるのか。

 

良い曲ですよねKIDS。

最近のバンアパの中じゃ一番好きだったのでアルバム収録は結構嬉しかった。

多分 find a wayと併せてアルバム全体の空気感というかバリエーションを広げる為に収録したんですかね。

 

 

・雨上がりのミラージュ

 

完全に狙いに来てる。

タイトルも曲調も完全に80年代のポップ、というか日本のシティポップリスペクトに全力って感じ。

 

ギターソロが味わい深すぎる音の作り方しててすっげえ良いです。

 

CメロからのDメロの流れは雰囲気も変えていますが、

それでもシティポップ感は決して抜かさないっていう、変なところが丁寧な作りになってます。

ダンシング・ジナ』とか『snow lady』あたりに続けて聴くと調子出る。

 

 

・She is my lazy friend

 

こちらも80年代のポップをリスペクトしたような曲ですが、

どちらかというと80`sメインストリーム、或いは70年代後半から80年代前期あたりのバンドに寄せた感じ。

XTCとかあの辺りの空気感を含んでるイメージがあります。 

 

と言ってもその手の曲はバンアパは結構作ってるのでそういう意味では馴染んだ雰囲気ではあります。

フュージョンに寄せた曲もたくさんあるしね。

 

ドゥービー・ブラザーズの『What A fool Believes』とか聴いた後にバンアパの『ダンシング・ジナ』聴いたりしてみると結構凝った寄せ方してて面白いです。

 

 

あとこの曲はギターソロがクッソださくてかっこいい。

重要だとおもってます、こういう曲でダサかっこいい事をやるってのは。

 

 

・BOOSTER

 

この曲はちょっと昔のバンアパに空気感が戻ってます。

ちょっとだけ昔です。

10年~12年とか、そのくらいの頃のバンアパって感じ。

 

というか『銀猫街1丁目』のリメイクみたいな曲ですね。

なんとなく全体的なミックスもあの曲っぽい。

 

そういう所では安心感があります。

曲そのものもイントロからサビに向けての駆け抜けていく感じが良いです。

どんどん気持ち的なものを盛り上げていく系の曲。

ライブで聴いたら凄そう。

 

 

・Super High

 

カッティング覚えたての大学生が作りそうなイントロだなとか最初は思ってましたが、

良く聴いてみればちゃんとバンアパっぽい拘りも見え隠れしてます。

特にイントロAメロサビと一度通して聴いてみると、すっごいしっくりきます。

何かしっくりきます。

 

そしてこの曲もまた、80年代感が纏わりついています。

ただ今回はそれをちら見せする感じで古くささに寄せている感じじゃないですが。

 

個人的にですが、今までのバンアパならもっと激ムズアレンジ仕込んできそうな局長だったので、

この曲のそこまでガツガツいかないシンプルさが好きでした。

 

 

 

・お祭りの日 (LIC2.1)

 

サビのコード進行が『light in the city』と一緒だったのでこのサブタイトルが付いたらしいです。

 

正直公式サイトで45秒視聴した時はそんなに良いと思いませんでしたが、

しっかり全部聴いた今では多分今回のアルバムの中でもトップ3くらいに好きかも知れない。

 

これサビでアコーディオン使ってる?

それっぽい音作りしたギター、では無いですよね多分。

珍しい。

 

何というか、今回のアルバムは全体的に爽やかな夏が来るベイベ感が漂っていたんですが、

それらを通してきた上で聴くとこの曲がより好きになる気がします。

 

・38月62日

 

バンアパメンバーの親しかった、亡くなってしまった友人に手向けた楽曲だそうです。

 

お祭りの日からこの曲への流れヤバ過ぎない?

 

曲調自体がそこまでダウナーでも無いのがまたね。

何気にこの曲のAメロのコード進行って、バンアパではひっさびさにボサノヴァとかで多用されるアレが使われてます。

 

そう言えばバンアパ昔はボサノヴァロックとか言われてたね。

ちょっと懐かしい感じとかがするのはこれのせいなのかな。

 

曲調はデリデリでズンズンな感じです。 

デリデリでズンズンな感じ。

最終列車』の正当進化版って雰囲気の曲。

 

アルバム最後の曲ではありますが、アルバム全体を締めに来た曲は多分これの前の『お祭りの日』だと思います。

 

なんか感覚的に、昔ロッキンジャパンかなんかでバンアパがトリだった時に、

アンコールで『K.and his bike』やった時に僕が覚えた気持ちに凄い似てました。

隙あらば語れ自分を。

 

■まとめ

 

謎のオープンワールドとは何だったのか。

 

いや嫌いじゃないんですけどね、謎。

思うに、前作アルバムの『謎のオープンワールド』はあまりに今までのバンアパの雰囲気からかけ離れた曲が多かったので困惑したっていう所があるんではないかと。

 

逆に延々と同じような曲調のアルバムばかりになっても嫌じゃないですか?

そう言う意味で僕は謎は好きでしたし。

 

今回のアルバムは、そんな前作を踏まえたからこそ出来たものだとも思いました。

感覚としては、『謎の~』で挑戦した諸々を、これまでのバンアパのフォーマットで再構築したみたいな。

 

そういう曲が結構あります。

 

とりあえずアルバム通して聴いた段階での感想ですが、

多分今までのバンアパのアルバムの中では一番好きかもしれないです。

 

全体的に対象年齢の上がった『quake and brook』みたいな感じ?

 

とにかく、気持ちのいい落ち着きのある雰囲気がアルバム全体に漂っています。

爽やかにノスタルジックな空気を描いたアルバムです。

 

かなり良いです。

 

ワンマンやるみたいなので、今からライブで観るのが楽しみです。

 

あと、公式で全曲視聴できるので、とりあえずそれ聴くだけでも今回のアルバムの雰囲気は結構わかると思うのでおすすめです。

 

asiangothic.org

 

 

ではまた。

 

1/144 HGUC バーザム (完成?)

dsnblog.hatenablog.com

 

こんな記事でなんちゃってレビューみたいな事したんですけど、

その後簡単に部分塗装と合わせ目の処理、あとウェザリングだけ施して一応完成ってことにしました。

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相変わらず写真上手く撮れないんです……。

 

どうしたらいいんだろうか。

 

基本的には各所に色補いつつ、

フレーム部分とか一部をシルバーで塗装した程度です。

 

あとは一部個人的な好みでガンメタも。

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ウェザリングタミヤウェザリングマスターで簡単に済ませた程度。

艶消し吹いて完成にしました。

 

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ホント良いキットです。

ではまた。