趣味と向き合う日々

映画やアニメなどの映像作品、音楽、プラモデルといった趣味に関して気ままに書いています。

ロング・ロード・ホーム 第3話 バレあり感想 面白くなるって信じてた……

 

第1話、第2話の印象が正直まぁまぁくらいな感じで、

そちらに関しては感想記事でも書きましたが。

 

 

やっと面白くなってきた。

 

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第3話「未知の領域」

 

 

 

■ストーリー

 

コマンチレッド小隊の救出作戦が開始される。

その第一陣であるデノミー達の救出部隊は、コマンチレッド小隊と合流するよりも早く奇襲攻撃を受ける。

 

ヴォレスキー率いる第二陣がバックアップに向かおうとするが、でのみー達と引き離されてしまう。

戦力を分断され、各部隊がそれぞれ孤立奮闘を強いられる。

 

 

■感想

 

今回の話が面白かったのはやっぱり露骨なアメリカ最高!大好き!描写が無かったからかなとも思いましたが、

単純に物語がしっかりと形を成し始めたからだと気づいた次第です。

 

ていうか今更ながらこのドラマ群像劇スタイルだっていう事に気づきました。

各話の最初に登場人物の名前が出てくる演出を完全に無視してた……。

 

今回はドンパチ多めですね。

銃撃アンド銃撃でバトルシーン満載でした。

 

 

いや違うんですよ!!!

 

「なんだこいつ、前回まであれこれ理由付けてこのドラマディスってたくせに。ドンパチ始まったら結局掌逆回転させんのかよ。浅いな」

 

なんて思わないでください!!

 

 

理由を書きます。

まず単純にドラマ全体のテンポが今回から変わりました。

ブラックサンデー事件の序章にようやく足を踏み入れた事で、

この事件をテーマに何を描きたいのかが見え始めてきた感じがします。

 

今回描かれたのは、コマンチレッド小隊を救出する為に大人数の米兵が現地に向かい、そして被害が拡大していき、

戦闘規模も同時に拡大していくという事件が深刻化していく過程です。

 

だからドンパチたくさんしてるわけですけど。

これによってアメリカ万歳描写を結果的に削ぐ事が出来てます。

 

 

 

そしてむしろ戦場の悲惨な現状という部分が今回はフォーカスされています。

 

例えば、何者かに殺害されてしまった民間人の子供の元に駆け寄る母親のシーン。

 

たまたまそこには、発煙筒を探しに来たアグエロとリデルが隠れていました。

この子供は自分達が殺したのではないと母親に英語で話すリデルと、

通じていないと言ってその場を離れるアグエロ

 

こういう細かいながらも良い描写が結構今回あります。

 

このシーンで言えば、いくら弁明してもイラク人の母親には言葉は伝わりませんし、

状況からしてこの母親は彼ら米兵が息子を殺害したと考えてしまいます。

その感情が募っていって将来テロ組織に加担するかもしれません。

 

こういったケースは実際にあったと聞きます。

誤解であろうが真実はどうであろうが、

結果的にアメリカに対する憎しみの感情がテロ組織に加担する多くの人々の根底にあると。

 

そういう問題を端的かつ簡潔にみせてくれてたりして、

ホント第1話と第2話だけ見て切らなくて良かったなって。

 

 

一方で戦争だからこその、淡々としていて、それでいて悪い冗談みたいなシーンもありました。

イラク人の親子三代が次々にその命を落としていくシーンとか。

 

全然笑えない話ですが、どこかこうイレギュラーで冗談のような出来事が起きてしまうという事ですよね。

そう言う描写が出来る点は、ある種戦争をテーマにした作品の魅力の一つだと個人的には考えています。

 

なんにせよ今回の話は個人的に一気に評価が変わりました。

 

 

■まとめ

 

いやでも色々理由付けて誤魔化そうとしましたが、

結局ドンパチやってる方が面白いわな。

 

 

ではまた。

 

オリエント急行殺人事件(2017年・アメリカ) バレあり感想 初見の人も、オチというか結末知ってる人も絶対楽しめると思う

今回めっちゃネタバレしてます。

原作もオチも知らず、まだ観てない人はわりとマジで後悔するかもしれないので気をつけてください。

 

 

 

オリエント急行殺人事件』(原題:Murder on the Orient Express)

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出典:1ZOOM.Me

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■ストーリー

エルサレムで事件を解決し、休暇に入ろうとしていた世界一の名探偵エルキュール・ポワロの元に、新たな事件の発生とその解決の依頼が舞い込む。

 

仕方なくこれを承諾し、ポワロはオリエント急行に乗り込み、その旅の間だけはせめてもの休息を味わおうとしていた。

 

だがその道中、列車内で殺人事件が発生する。

列車は雪崩の被害を受け稼働できず停車していた。

 

ポワロはこの列車内で起きた殺人事件を解決するべく、乗客への聞き込みと推理を開始する。

 

しかし、多くの証拠やアリバイを精査していけばいくほど矛盾が生じてしまい、犯人への手がかりが遠のいてしまうのだった。

 

 

■感想

 

原作はアガサ・クリスティ推理小説オリエント急行の殺人』。

本作は70年代にイギリスが同小説を原作に一度映画化してます。

 

僕はこの両方とも手つかずでした。

他にもいろんな形で映像化されたりしてますが、全て鋼の心でスルーしてきました。

 

つまり、事の顛末を全く知らない状態です、完全初見。

 

 

だからなのかもしれませんが、もうホント凄く良く出来た映画だと感じました。

 

 

 

序盤十数分のエルサレムでのシーンでポワロがどういう人物なのかを描き、

オリエント急行に乗り込むまでのシーンで既にポワロの掘り下げはほぼ完結させてます。

 

その後、オリエント急行内での各登場人物の描写を丁度良い感じに差し込み、事件発生。

そして証拠や証言を集めるパートでしっかりと時間を使って物語を盛り上げ、

最後の推理パートで状況を明確に描写していきます。

 

これってつまり、ものすごくオーソドックスな推理モノの形式そのものですよね。

1934年に発表された小説であり、原作者アガサ・クリスティもまたコナン・ドイルのホームズのファンだったという事もあるので、当然と言えば当然です。

 

でもこのオーソドックスさが凄く良かったんですよね、個人的に。

基本に忠実というか。

 

何よりも、ポワロ視点から終始物語が進む為、観客も一緒になって推理が楽しめるっていうのは、やっぱり今日に於いても強烈な魅力があります。

謎解き楽しい。

 

原作にもある描写なのか分かりませんが、

そういう視点を前提としたミスリードが大量に配置されてるのも、テンプレ的でありながらも面白かったです。

 

 

現代の推理モノでもほぼ同様の形式が継承されてます。

一方でサスペンス作品やミステリー作品といった形式に推理モノを迎合させた、所謂応用編みたいな作品も今じゃたくさんあります。

というかもうこっちの方が人気です。

 

 

分かりやすいのが『セブン』です。

サスペンスホラーに推理要素を付随させ、終盤まで主人公と観客は犯人探ししつつも、クライマックスで突き落とされる感じ。

 

レクター博士三部作にも同様の要素が見られます。

 

 

そう言う作品がたくさん出てきて純正の推理モノのお株が奪われつつある中、

今一度基本に還ったかのように『オリエント急行の殺人』を再映画化したのは中々こう上手い事するなぁと。

 

 

 

 

さて、ここから本格的なネタバレ込みで書いていきます。

 

なんで僕が初見もオチ知ってる人も楽しめると思ったかというと、やっぱり各役者の演技と伏線の配置、ミスリードが上手すぎると思ったからです。

 

ラチェットを殺害した犯人は車両に乗り込んでいたポワロ以外の全ての乗客です。

全員悪人定期。

 

これを知ってる前提で映画をまた観た場合、絶対に楽しめる要素がミスリード描写と演技だと思うんですよ。

 

乗客全員が犯人なのにそれを思わせないような姿を演じている訳で。

つまり二周目、オチを知っている前提で観た場合、全く違う面白さが顕現すると思いました。

 

それは犯人たち視点からの描写で事件を追える楽しさというか。

 

ファイトクラブ』や『シックス・センス』の二周目みたいな、

前提条件が変わる事で楽しめる視点が変わるみたいな、そういう要素を意識した作風になってたように感じます。

 

多分ホントにオチまで含めて有名な作品だからこそ、こういう二周目要素を盛り込んだんだと思います。

間違いなく意図的に仕込んでます。

今にして思えば「あのシーンは明らかにわざとこんな事言ってるんだな」みたいなのが思い浮かんだりしますし。

裏では結構てんやわんやしていた犯人の皆さんが想像つくような感じで。

 

 

これが中々個人的に好きな点というか、この映画名作だわって確信した感じです。

 

初見にはちゃんとした推理モノとして楽しめるように作られていながら、

オチ知ってる組にも楽しめる要素を盛り込んでるっていうのがもうホント丁寧。

極まってる。

 

 

あとは伏線の張り方が綺麗ですよね。やっぱり。

伊達に名作と言われてる訳じゃないんですね。

 

それこそ、「旅行シーズンでも無いのになんで列車が満席なんよ?」みたいな、

さり気なくもちゃんとひっかかるような部分を作って、しっかりひっかけてるのに上手くそれを流させる感じとか。

 

 

 

そしてこれは僕が初見だからかもしれませんが、

物語としてのオチは事件解決に置かれていないのも結構驚きました。

 

むしろこの事件を通して、ポワロが自身の価値観と向き合うみたいなところが主軸だったりするんですかね。

 

完璧主義者のポワロがある種の柔軟性を獲得するまでの物語としても観られますし。

 

 

とにかく面白かった。凄く練られて作られてる映画でした。

 

 

 

■まとめ

 

超有名な推理モノだからこそ、ある種それを前提にしてオチ知ってる組に向けても楽しめる要素を放り込んでいながら、

初見組からすると至極丁寧でオーソドックスな推理モノ、古典的で真っすぐな作品としてしっかり成立しているのが個人的にやっぱ凄いと思いました。

 

ただ実際に僕はまだ二周目した訳じゃないので、この辺りは正直予測に過ぎないですが。

 

作りはとても丁寧です。

字幕で僕観ましたが、推理パートでもしっかり状況がわかるように描かれてます。

 

初見だからこそかもしれませんが、

最終的に事件を真相を紐解いてお終い!では無く、

ポワロが新たな一面を見せるところが最終的なオチになってるのも凄く好きです。

 

というか「単純に原作が面白いから映画も面白くなる」という事以上に、映画として新たに落とし込める面白さもたくさん加わってると思うんです。

原作知らんからあまり言えんけどね。

 

良い映画ですよ。

2017年はもうこの映画で締めくくってもいいくらいの気持ちになりました。

スターウォーズガルパンが控えてるから実際はそうはなりませんがね。

 

ではまた。

 

ウォーキング・デッド シーズン8 第7話 バレあり感想 ユージーンのファン0人説

いるのかも分からないユージーンフリークに向けてたっぷりとユージーンに時間を割いた第7話。

 

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第7話「心の葛藤」

 

 

 

■ストーリー

 

ユージーンはドワイトが裏切り者である事に気づく。

救世主側の労働者や一般人を救うため奔走するが、ドワイトとの衝突により失敗する。

 

ダリルとタラは聖域施設内へのウォーカー流入作戦を実行に移す。

モーガンも加わるが、ロジータとミショーンは計画に参加せず、その場を離れる。

 

リックはゴミ山の長ジェイディスを説き伏せ、味方につける。

 

 

■感想

 

サブタイトルは「心の葛藤」であり、実際に色んなキャラの葛藤が描かれます。

一方で、今回メインに躍り出てくるユージーンを始め、

同じくストーリーの主軸に今回位置するキャラはドワイト、ジェイディスなど裏切り経験のある人達です。

 

一応形式としては、裏切った末に心を決めたユージーンと、同じように心を決めているドワイト、そしてリックの圧力に負けてしまう信念0のジェイディスの対比みたいな感じではありました。

 

ユージーンのターンが今回圧倒的に長いです。

本気で怒りを露にするユージーンや、

恐怖に苛まれながらも覚悟を決めるユージーンなど、

色んなユージーンが観られます。

誰が得するんだよこれ。

 

 

そう言えばモーガンは離脱したわけじゃないんですね。

てっきりまた一人で自問自答モードに切り替えていったのかと思ってました。

 

ダリルとタラとモーガンは同調して、聖域施設内にウォーカーをなだれ込ませる作戦を強行します。

 

リックやドワイトが散々「殺すのはニーガンただ一人」と言っている中でこの悪行。

ダリルとリックは今シーズンすでに結構なわだかまりが生じてますが、

この件でいよいよひと悶着ありそうです。

 

 

ロジータ姉さんが今シーズンはかなり冷静なポジションにいるようですが、

その枠を埋めるように、タラがどんどん突進属性を高めてます。

女性陣の内紛はこれまでも何回もやってますが、また起きそうな感じがします。

 

 

 

今回の話でまた一つ新展開に突入した様子ですね。

いよいよ聖域内部にウォーカーが侵入して、ここからどうなるのかっていう期待感はあります。

 

 

■まとめ

 

ユージーン役のジョシュ・マクダーミッドのツイッターに、TWDのファンが「死ね」とかそんなん送りつけまくってちょびっと炎上してたらしいですね。

ちょっと前も、というかシーズン2あたりでもローリ役のサラ・ウェイン・キャリーズのSNSが燃え上がったり、海外にも日本の声豚みたいにキャラと役者の区別がつかない人が多いんですね。

 

今回のユージーン回ってそういう事象に対してのある種のフォロー的な感じな気もしました。

 

あと、シーズン8ってそろそろ前半お終いですよね?

確か今シーズンもクール分割されるみたいな話聞きましたし。

 

そうなると、次話あたりでまたとんでもないクリフハンガーとか仕込んできそうな予感。

 

ではまた。

 

ホビット 決戦のゆくえ(2014年・ニュージーランド・アメリカ) バレあり感想 ここからお祭りファンタジックウォームービー

 

後はもう全部戦いだけ詰め込んで締めくくっちゃおうっていう潔すぎる最終作。

 

 

ホビット 決戦のゆくえ』(原題:The Hobbit: The Battle of the Five Armies)

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出典:Hulu

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■ストーリー

 

トーリン達の活躍も空しく、エレボールから飛び立ったスマウグは人間の街を目指す。

 

スマウグの攻撃により火の海と化したエスガロス。

バルドは祖先が残した最後の黒い矢を用いて、スマウグを見事撃退し街を救う。

しかし多くの被害が出た街に戻る事は出来ず、エスガロスの攻撃から逃れた人々はエレボールを目指す。

 

そこに現れたのはスランドゥイル率いるエルフの一団だった。

エルフの一団とエスガロスの人々はエレボールの目と鼻の先に在り、かつてスマウグによって破壊された都市へと到達する。

 

救いの手を求めるバルドの声を、エレボールに立てこもっていたトーリンは跳ね除ける。

トーリンは既に竜の病に心を蝕まれてしまっていた。

 

 

エルフと人間の連合軍と、トーリンが呼び寄せたダイン率いるドワーフとの戦闘が始まる。

 

しかしそこにアゾグ率いる闇の勢力の大群が現れ事態は急変する。

 

 

 

■感想

 

いきなりスマウグとの戦いから始まる訳ですけど。

ここで最終作がどんなテンションの元作られた映画なのかを見せつけてくれたような感じですね。

 

 

もうここから殆どバトルフェイズ。

大規模な戦闘シーンだけをここまで楽しめるファンタジー映画は余りありませんよ。

 

 

エルフとドワーフとの戦闘からオーク軍との戦闘までのシームレスさは凄いですよね。

オークが現れた事で、スランドゥイルとかの心理描写とか挟んでもいいのにそういったものを全て削ぎ落してスムーズに戦闘シーンが展開していきますし。

 

 

というかもう戦闘シーンを通してストーリーを推し進めるまでありますし。

 

 

 

このエルフとドワーフとオークの戦いってのだけでも正直最高に面白いんですけど、

今作は更にサウロンの配下の幽鬼達と、ガンダルフ達の戦闘もぶち込まれてます。

 

エルロンドや森の奥方ガラドリエル、そしてサルマンがガンダルフの元へ駆けつけ、これらと戦います。

 

 

 

エルロンドは『ロード・オブ・ザ・リング』でも強キャラ描写っぽいのありましたし、

サルマンも劇中で散々最強の魔法使いと言われていましたが、

本気のガラドリエル強すぎワロタ

 

 

 

こっちのサウロン再誕祭パートは、エルフとドワーフとオークの戦いとは別の盛り上がりが仕込まれていて面白いですよね。

 

このキャラ実はこんなにえげつないパワー持ってましたっていうのを惜しげもなく出してくれる感じ。 

 

ロードオブザリングを観た人に向けたサービスの意味合いもあると思いますが、

ここはホント最高です。

 

 

 

サウロンアンパンチ喰らったバイキンマンみたいに彼方へ吹っ飛ばされるのは日本人的にはちょっと変な笑い出るかもしれませんが!!

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そんなのはいいんですよ。

とにかく最高なんですよこのパート。

 

 

 

一応今作、もう戦いだけやってもらって終わりでいいから……的な感じではありますが、トーリンとビルボ周りについてはしっかりまとめに入ってくれます。

 

トーリンは竜の病から脱して、最後はアゾグとの一騎打ちへ。

またここに至る過程で、ようやく本格的に旅の仲間の各ドワーフの活躍が描かれてきます。

 

サイドストーリーも色々仕込まれてはいますが、この辺りは素直に「こいつらこんなに凄い奴らだったんだ」という実感を噛み締めて楽しめました。

 

トーリンも、竜の病を脱するというフェイズを挟み、再び戦いの場に姿を現するまでの一連の流れで真の王へと成長したという描き方をすることで、彼に関する物語も一応はここでまとめられます。

 

ビルボも冒険を通して、真の友人と出会い、そして勇気を見出したみたいな形で最後はかなり主人公感出てきます。

トーリンが最終決戦してる頃は気絶してますけどね。

 

 

これはもうあれですよ。

シーンに関して徹底的に語りたくなるタイプの映画なので、ファンタジー好きな友人とかと観るのが一番いいタイプの奴ですよ。

 

 

 

■まとめ

ホビット三部作としてしっかりまとめています。

戦闘&戦闘で徹底的に臨場感と緊迫感を維持させ続けながらも、各キャラクターの動向をそこに絡めて描写しているため単調さは全くありません。

 

ロードオブザリングに続く要素も、この三部作を通して挟み込んである為、前日譚としてもかなり面白いものだと思います。

 

なにより、このホビット三部作では『ロード・オブ・ザ・リングで描き切れなかった世界観の描写にもかなり注力しているので、

ロードオブザリングのファンにとってはかなり楽しめるものになってると思います。

 

登場するクリーチャーやキャラ、舞台などに関しての説明こそあまりありませんが、

ある種それは世界観を楽しんでくださいという意味合いでもあるので、

全てを素直に受け入れながら観ることをオススメします。

 

ではまた。

ホビット 竜に奪われた王国(2013年・ニュージーランド・アメリカ) バレあり感想 

 

物語的にはここから本格的に動いていく感じでした。

 

ホビット三部作としてのストーリーに加えて、ロードオブザリングに向けた展開も並行で進んでいくため、前作のまったりした空気から一気に加速していきます。

 

 

ホビット 竜に奪われた王国』(原題:The Hobbit: The Desolation of Smaug

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出典:Hulu

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■ストーリー

 

アゾグ達の追撃から脱し、再びエレボールを目指す旅の仲間達。

ガンダルフは闇の勢力の復活の噂を確かめる為、一人ドゥグルドゥアへと向かう。

 

ビルボとドワーフ一同は、森で蜘蛛の大群に襲われたところをエルフの一団に救われる。

だが、ビルボ以外のドワーフは彼らに捕らえられ投獄されてしまった。

 

ビルボの機転によってなんとか独房から逃げ出した一同だが、追撃してきたオークとエルフとの戦闘に巻き込まれる。

 

なんとか戦いを潜り抜け、一同はバルドという男の助けを借り、人間の街エスガロスへとたどり着く。

街の目と鼻の先にはエレボールが見えていた。

 

 

 

■感想

 

第二作目となる今作では、旅の要素に戦闘の要素が前作よりも強く絡んできた感じです。

 

またバルドやスランドゥイル、更にはレゴラスなんかの個性的なキャラがたくさん出てきて、

いよいよドワーフ一同の影が薄くなり始めてきました。

 

しかしそれもあくまでエレボール到達までの話で、エレボールに辿りついてからの展開はとても好きです。

 

エレボールを滅ぼした後お宝に囲まれて眠っていた、スマウグというドラゴンが眼を覚まします。

 

 

ビルボはそこでアーケンストーンという、ドワーフの秘宝であり王家の象徴であるクリスタルストーンをスマウグの元から奪取する為に連れてこられたことを知らされます。

 

わりと非情なこと平気で頼むよね。

ビルボはこの時点で力の指輪を手にしているため、一時的に影界にアクセスして姿を見えなくさせられる為なんとかその場を凌げますが。

普通に死に案件ですからねこんなん。

 

 

 

ガンダルフのパートは、単身ドゥグルドゥアに乗り込んでから殆ど進みませんが、

なんせこっちはこっちでサウロンの復活イベントが起きてますから、ダレるような事は無かったです。

 

ガンダルフは非常に複雑な人物的背景に基づく諸事情で魔法を使う事に制約がある為、

ロードオブザリング含めた全劇中でも派手目な魔法の使用シーンってあまりない訳ですが、

今作はわりとこうガッツリ魔法使ってます。

 

ガンダルフはホント良いキャラです。ワクワクが詰め込まれてる。

 

 

よく考えると、ただ辺りを光らせてたりするだけのシーンだったりするのに何故こうも様になるのか。

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ルーモス、光よ。

 

ガンダルフってそもそもサウロンに対抗する勢力に助力する為に別世界から来た御方なんですが、

そういった立場的にサウロンを自らの手でマジ殺しはしちゃダメっぽいんですよね。

本気出したら余裕系のキャラ。

 

 

 

あと、これは凄い上手いなって思った部分なんですが、

第一作でトーリンとビルボがどこか噛み合わない二人みたいに描いて、

この第二作で二人の和解と友情の物語という側面を出してきてます。

そこに加えて本作ではトーリンが王家の長として成長する物語みたいな面もあります。

 

要は第二作までで、観てる大半の人がトーリン大好きになってると思う訳です。

こういう明確な誘導をしてから次作でトーリン闇堕ち展開を仕込むってのが意地悪です。

そこが個人的にこのシリーズの面白いところだとも思ってます。

 

 

 

■まとめ

 

第一作目と比べて、明らかに物語に関わる要素と展開が一気に増えてきます。

 

エルフとドワーフとのわだかまりが、より明確に描写されます。

また、闇の勢力の復活に関するエピソードも入ってきます。

そして主軸であるエレボールを目指す為の旅は本作で一応終わります。

 

が、スマウグとの戦闘が後半には控えており、しかもこれが第二作中では完結しません。

 

一気に物語としての魅力が爆発したように思えます。

きっと公開直後にこの映画を観た多くの人もそう感じていたと思うんですよ。

物語というか、ここまでで実はある程度ストーリーは収束していますしね。

 

だからこそ最終作にハチャメチャな事だけを詰め込むことが出来たんでしょうね。

 

 

では。

 

ホビット 思いがけない冒険(2012年・ニュージーランド・アメリカ) バレあり感想 

ホビット三部作初めてみました。

ホントはホビット三部作って前後編の二部作で作る予定だったみたいですね。

 

 

今回観たのはエクステンデッド・バージョンなるものらしく、

劇場公開版に追加シーンがマシマシされたものみたいです。

 

ただでさえ長いのに!!

 

 

 

ホビット 思いがけない冒険』(原題:The Hobbit: An Unexpected Journey)

f:id:desno:20171207211826p:plain出典:Hulu

 

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■ストーリー

若き日のビルボ・バギンズの元にある日灰色のガンダルフが現れる。

ガンダルフは、竜によって滅ぼされたドワーフの国、エレボールの奪還の為に、13人のドワーフと共に旅をする14人目の仲間を探していた。

そしてビルボの家に次々と旅の仲間が断りなく集まってくる。

 

ビルボは彼らと旅をすることに決め、ホビット庄を旅立つ。

 だが、その道中はビルボにとって想像もつかないほどに険しいものだった。

 

 

 

■感想

ロード・オブ・ザ・リングの前日譚にあたる物語です。

 

ですのでこのホビット三部作を先に観た後ロードオブザリングを観てみるのもアリかなとおもいがちですが、

多くの部分でこの世界の基本設定的な部分の説明は省略されている為、普通に公開順から追った方が良さそうです。

 

エルフや人間、ドワーフといった指輪物語の世界の種族たちに関しての説明はロードオブザリングの方で結構時間割いてやってくれてましたし。

 

 

逆に、本作はそういう説明をある程度省いています。

その為、すっと物語が進行していく感じかと思いきや意外とまったりしてるんですよね。

 

これはなんというか、あの世界に没入させる為だとは思うんですが、

壮大な音楽で景色を1ショットでバーーーーンみたいな、そんなん結構あります。

 

 

までも、これはロードオブザリングの時からそうですし、ある種その世界観を楽しむための映画みたいな部分もあるんですけどね。

特にこの第一作目は旅がメインです。

 

ど派手な戦いなんかはあまりありませんが、世界観に引き込むために色々詰め込んだ感じの映画っていう印象でした。

これロードオブザリングでも同じ感じな気がします。

 

この手のファンタジーを味わいたいんだっていう人は本作も好きだと思います。

世間的にはあまり一作目は好かれてないんですけどね。

 

 

 

ただ、上映時間のわりにちょっと雑な部分もあったり。

ドワーフの13人の旅の仲間なんですけど、キャラ紹介的なものがもう少しあっても良かったんじゃないかなと思いました。

 

これ俺が人の名前覚えるの苦手なのとか関係なくマジでここに時間割いてないだけなのが原因な気がします。

結局最終作観終えた後も名前と顔が一致しないドワーフがまま居る状態でした。

 

 

名前の語感が似過ぎってのもあると思います。

キーリフィーリノーリオーリドーリとかそんな、韻を重視してるのか分かりませんが。

むしろトーリンとかボンブールとかに疑問抱きがち。

 

 

キャラクターの掘り下げ、見せ方に関しては追い付いてない部分が目立ちますが、もしかしたらそういう部分すら切り捨てて、世界観を描写する事に注力しているのかもしれません。

 

なにせこの時代はサウロンがまさに復活するそのタイミングを描いていますし、ロードオブザリングで描かれたよりも前の世界がどういうものだったのかが観られるのは個人的にかなり好きな点です。

 

 

石の巨人同士の戦いとか、地下街のゴブリンたちとか、

詳しい説明はありませんがそういう存在が居るんだよっていう事を描写してくれる感じがかなり好み。

 

 

一応この映画、最後はアゾグとドワーフ達との邂逅がクライマックスにはなるんですが、

その少し前にゴラムが登場し、ロードオブザリングに繋がるビルボと指輪の出会いのシーンがあります。

 

 

個人的にこっちのゴラムのシーンが実質的な映画の締めな気がしました。

謎かけで勝負する展開って児童文学らしさがあって非常に良いです。

世界観はかなりダークファンタジー寄りですが、そういう所で良い塩梅になってるんだなと。

 

 

■まとめ

 

基本的には世界観の描写に注力しており、派手な戦いや目立つ展開は特にありません。

そういうものを次作に詰め込むための準備作と考えてもいいのかも。

 

ただ、この世界観の描写、導入の為の要素はたしかに単品の映画としてみると面白味に欠ける部分もあるため、三部作通して観おわった後は印象が薄い感じはあります。

 

メインキャラクターとなるドワーフ達の内、覚えておけばいいキャラも(この後見せ場は在るとは言え)実はそんなにいなかったりするので、

結構気楽に観られます。

 

3時間もあるけどね。

 

 

では。

 

 

ロング・ロード・ホーム 第2話 バレあり感想 露骨な描写に塗れてきたわけだけどもだ

 

通訳が疑われる展開を入れないと死ぬ病にでもかかってんのかアメリカは。

と思ったけどちゃんとフォローしてて安心。

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第2話「混沌」

 

 

■ストーリー

チェンが殉職した。

コマンチレッド小隊は救援を待つため民家に侵入し、拠点とする。

手際のよすぎる襲撃に対して、隊の面々は通訳に疑いの目を向ける。

 

その頃、彼らの救出の為に現地に向かったQRF(緊急即応部隊)もまた、襲撃に合う。

これにより本格的な戦闘を予想した基地の将兵達は、コマンチレッド部隊の救助と周辺一帯の脅威の排除の為、現地へと向かい始めた。

 

 

■感想

 

今回の話は雰囲気がちょっとブラックホーク・ダウンっぽいですね。

絶体絶命の仲間を救出しに行く為の準備回って感じでした。

 

 

 

このドラマ、やっぱりちょっと臭い部分が目立つように思います。

臭いというか、露骨すぎるというか。

 

 

例えばチェンが殉職した後、シェーンが信仰について問いかけてたりとか、

神父の祈りの言葉と共に、戦地に向かう兵士のシーンを差し込んだりとか、

アツいキリスト推しが多かったです。

 

この辺りの要素ってのは特にアメリカの作る戦争モノでは当たり前というか、

ある種の様式美ではあるんですけどね。

 

彼らの心の拠り所のひとつである信仰を押し出すのは当然ではあるんですが、

流石にそういう信心に問いかけるシーンが多すぎです。

 

これからまずい事が起こる前兆としての描写、一種のフラグだとはわかるんですけど流石に差し込み過ぎ。

 

 

 

あと、やっぱりちょっとアメリカ贔屓の描写も多かったですね。

 

侵入した民家の、拘束されたイラク人親子の会話とか。

フセインから解放してくれた彼らに恩義がある」とか、言ってましたが。

 

そうかと思えば、今度は屋上の米兵たちが「助けに来たのに何であいつらは俺達を攻撃する?」「俺達が侵攻したからだ」とか言ってて、正義とはなんでしょな議論を唐突に差し込んでみたり。

 

 

要はどっちつかずな感じがしました。

プロパガンダに振り切るのか、イラク戦争の問題提起をしたいのかどっちか分からないです。

 

実際にあった出来事を後年になって描いた作品では、多くの場合後者を選択してると思います。

ここ等辺は今後もちょっと個人的に引っかかっちゃいそうです。

 

 

このドラマが今このタイミングで制作された背景には、

当たり前ですが米軍の宣伝という要素が多様にあります。

特に今はね、世界情勢がね、危険が危ない的なね。

 

 

だからこそのプロパガンダ的要素、米軍age要素っていうのをたくさん入れなければならなくて、

しかし制作スタッフ的にはもっとストイックにブラックサンデー事件が起きてしまった背景、原因とかを描きたいと考えた結果(これは俺の勝手な解釈ですけど)

こういうどっちつかずになってしまったのかもしれません。

 

 

 

しかし何かがこれから起こってしまうという事を予期させる描写の仕込み方とか本当に上手いと思いました。

 

ここは個人的に良い点だと思うんですけど、

このドラマ色々露骨ですが、フラグが露骨なのは大歓迎です。

 

しかも、逆フラグ回収みたいなのを仕込んでました。

 

殉職したQRFの兵士について司令官が話を聞くシーンがあって、

「彼はこの戦いの後、結婚する予定でした」って言われて司令官がどよーんとしてしまうんですね。

正に逆転の発想。

 

 

なんにせよ、今回の話は全体的にちょっと匂い立ちすぎな気がしました。

 

 

 

■まとめ

 

ちょっと見る部分を変えないとダメかもしれない気がしてきました。

というか真面目に観たらあかんね。

 

戦争モノっていうのは、どちらかというと本作みたいな作風のモノの方が多いジャンルです。

しかし一方でテーマに対してはかなり慎重かつ真剣に力を入れている作品が殆どなわけで、そこが魅力の一つでもあります。

 

本作は第2話の時点ではちょっとそういう所が見えてこない感じがしました。

 

家族愛やら正義のアメリカやらやりたいなら、

わざわざ「ブラックサンデー事件」をモデルにしなくてもいいじゃんって。

 

までも続き楽しみなんですけどね。

 

 

 

ちなみにこれもhuluで観てます。

正直今の段階ではこのドラマ観るくらいなら最近配信始まったクローンウォーズ観た方がいいかなとは思いつつ。

 

 きっとこれから良くなっていきますよ。

ではまた。

 

 

 

 

 

ロング・ロード・ホーム 第1話 バレあり感想 対テロ戦争としてイラク戦争が泥沼化していったキッカケの事件をドラマ化した作品

 

戦争ドラマも映画も色々なパターンがありますが、

今作は米国の視点からイラク戦争における戦闘を描いた作品です。

 

故に描写としては結構アメリカ寄りに感じる部分があります。

プロパガンダムービーみたいなちょっと臭めの描写もあります。

 

つまりそういうタイプのドラマですね。

 

 

ただ、第1話時点なのでまだあまりどういう方向性なのかは分かりませんが、

ドンパチやってUSAコール!みたいな極端なやつでも無さそうです。

 

 

つまるところナショジオっぽいドラマ。

 

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第1話「戦争へ」

 

■ストーリー

2004年。

イラク戦争が始まり1年が経ったこの時期、アメリカはイラクの復興支援として続々と兵を現地に投入していた。

 

シェーン・アグエロ中尉もその内の一人だった。

この時期のイラクは大規模戦闘終結宣言が出された直後であり、米軍を初めとした国連の治安維持部隊と現地人との衝突は少なかった。

故にシェーンも、家族との別れを済ませ、コマンチ・レッド小隊の仲間と共にリラックスしたムードで現地に到着する。

 

バグダッドの貧困地区のパトロールについていたコマンチ・レッド小隊は、突如奇襲を受け戦闘に突入する。

車両が破壊され、仲間が負傷する。

そして装甲を施されたハンビーも一両しかないという絶体絶命の状況に陥ってしまう。

 

 

■感想

 

ブラックサンデー事件」という、実際に起こった米軍とシーア派民兵との大規模な衝突事件をモデルにしたドラマです。

諸要因は勿論これ以外にもありますが、この事件をきっかけにイラク戦争は泥沼化していきます。

というのも、構図が国家対国家から国家対組織にシフトしていったからです。

 

イラク戦争って最終的な終結宣言は2011年に出されてる訳ですよ。

大統領もブッシュからオバマに変わっちゃいました。

それだけ長い時間がかかって、しかも悲しいがな宣言後も事態は収束したとは言えない状況でした。

 

ある種その発端となる事件を映像化したっていう点で結構興味深かったんで楽しみにしてました。

 

この1年後に『ハート・アタッカー』ハート・ロッカーじゃないよ。こんなパクリみてえな邦題付けた奴は反省してね)で描かれた「ハディサの虐殺」とかが起こっていきます。

 

 

そういうことで、イラク戦争においてかなり重要な事件でもある訳です。

 

第1話の流れとしては、現地の治安維持と復興の為に兵たちが招集されて、

現地に着いてしばらくはリラックスした感じで過ごしていて、

そして発端となる戦闘の、その最初の出来事が起きる、って感じでした。

 

やっぱり家族愛とか、現地人と米軍の交流とか、そういう描写に結構時間割いてましたね。

ただ、通訳さんの扱いに関しては他のイラク戦争を描いた作品よりも良かった。

 

イラク戦争を描いた作品の米兵って、結構な割合でどこか通訳さんにナメた態度とる奴ばっかりだったからね。良い事ですよ。

 

きっかけの中のきっかけを描いただけなのでまだ何とも言えませんが、

少なくとも現時点では面白いです。

 

少ないながらも戦闘描写もかなり力入れてましたね。

銃撃戦のシーンは流石。

ただ、導入部分の話ではあるので、今後戦闘は激化していきますし、

この辺りの描写はより凄惨な事になっていきそう。怖いね。

 

 

■まとめ

 

全8話らしいんで、わりと気軽に観れるかもです。

イラク戦争ってもう14年も前に起きた事ってわりと実感無いですよね。

戦争映画ばっか観てっから感覚がマヒしてるだけでしょうけど。

 

ちょっと今のところプロパガンダ臭がまだキツめでそこだけ興醒めポイントですが、

中々良い出来のドラマになりそう。

 

ではまた。

 

 

ウォーキング・デッド シーズン8 第6話 バレあり感想 一段落着いた感じの雰囲気ではあるけどもだ

 

ジーザスの名前の由来がいよいよ分かるのかと思ったら分からなかった。

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第6話「分かれ道」

 

 

 

■あらすじ

リックは一人ゴミ山のジェイディスの元へ向かい、救世主と手を切って仲間になれと再度交渉するが失敗してしまう。

 

カールは、かつて廃墟で遭遇した謎の人物セディクと再び接触を試みていた。

 

ミショーンとロジータは、戦いの状況を自分の目で確かめようと聖域へと向かうが、

その道中で救世主達の切り札”オペラ”の存在を知り、これの使用を阻止しようとする。

 

ダリルとタラは、一刻も早く決着をつける為に聖域を目指していたが、”オペラ”を積んでいたトラックに衝突、結果的にこれの使用を阻止した。

 

キャロルは心を閉ざしたエゼキエルとの対話を試みる。

 

 

■感想

 

やっぱり前回の話までで一段落着いた感じですかね。

今回の話は、各キャラクターの状況の整理的な感じでモノローグから始まりました。

 

そして、それぞれのキャラがそれぞれ考える事を行動に移しだす過程を描いてました。

 

ジーザスとマギーの意見の対立は、解決したかと思いきやまだまだしこりが残ってる感じです。

それとヒルトップの元リーダーのグレゴリーの扱いがとても不憫でした。

この手のキャラに容赦しないのって新鮮。

 

マギーはあれですね、グレンが死んでからどんどんリック化してますね。

良くない流れだぞこれは。

 

 

そのリックは、

遂にジェイディスに対してマウントとれると確信しウキウキで取引しに向かってあっさり断られて拘束されてしまいました。

コントか。

 

 

 

笑ったシーンは今回結構ありました。

特にオペラの阻止シーンがシュールで好き。

 

 

このドラマでこういうネタ要素見るの久しぶりな気がしますよ。

 

 

■まとめ

 

話としては、シーズン8で初めていったん休憩で止まった感じですが、

こういうのは必要かと思います。

 

 

この辺りまでで描かれたものを思い返すと、

ダリルとリック、ジーザスとマギーはそれぞれ対立し始めていてます。

モーガンはリック側から離散したっぽいです。

ニーガンとゲイブリルみたいに、仕方ないとは言えタッグを組まざるを得なくなる人達もいますね。

 

今シーズンは人間模様がかなり面白いですね。

カールも親離れに向けて成長しているのが分かりますし。

 

 

救世主との戦いには勝利が見えてきた一方で、

この一件を通して仲間内で関係が変わってきている訳ですよね。

 

あれですよ。

試合に勝って勝負に負ける的な展開の予兆ですよ。たぶん。

 

 

今回でブレイク入れたので次回からまた話がどんどん進んでくれると思いますし楽しみです。

 

ウォーカーはもうなんか、もういいよね。

画面に映ってくれればもうそれでいいよね……。

 

 

 

ではまた。

 

 

ローガン・ラッキー(2017年・アメリカ) バレあり感想 スティーブン・ソダーバーグ監督の復帰作って事でね

 

観てきたわけですけど!

スティーブン!!

 

ローガン・ラッキー』(Logan Lucky)

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出典:映画.com

youtu.be

 

 

■あらすじ

掘削の仕事を首になったジミー・ローガン。

彼は弟のクライドと共に、ある計画を立てる。

それはレースイベントで集まった現金を強奪しようというものだった。

 

二人は金庫破りの天才であるジョー・バング、ジョーの弟のサムとフィッシュ、そしてローガン兄弟の妹であるメリーと共に計画を実行する事に。

 

 

■感想

 

 

面白かったですよ。

 

面白かったんですけど、なんというかこう、ね。

イイネ!って感じというか。

突き抜けきれていない感じというか。

 

 

ドタバタ系のコメディーっぽさに緻密な状況描写みたいな、オーシャンズシリーズを初めとしたソダーバーグ節みたいなのはしっかり内包されてました。

ただ、それらよりもコメディ色が強めかも。

 

随所に小ネタが仕込まれてましたね。

結構その一個一個が笑えます。

 

ですが、この小ネタもなんというか、本編にあまり絡んでないというか。

それこそコメディー映画的な唐突さもありますが。

ゲーム・オブ・スローンズに関してのネタとかあの辺り。

 

 

 

ジミーが立てた現金強奪の為の一通りの作戦を、実行しているシーンで実際に描写しながら見せていくという作りです。

 この辺りも結構面白かったです。

 

ありがちですが、アクシデントが起きて作戦決行日が早められたり、予期しないところで予期しない事が起きてしまう系の、

ある種のテンプレではあるんですが、

そういうスタンスの奴です。

 

それこそオーシャンズ11のパターンです。

 

また、作戦が実行され、現金を奪った後もしばらく映画が続きます。

 

ジミーは奪い去った現金を何故かコンビニの裏に逃走車両ごと置き去りにしており、

FBIがそういった謎を含め捜査するフェーズに移行します。

 

ここからはFBI視点で映画が進むわけですが、

何故そうしたかというと、

要はジミーが裏で密かに進めていた作戦があったっていうオチに向かうためですね。

 

つまり、映画で描いていたのは作戦の表面のみで、

真の目的というか、ジミーが本当にやりたかったことは巧妙に隠されていたっていう、

キマれば結構気持ちいい系のオチのやつでした!

 

キマればね……。

 

 

この、ジミーが裏で何やっていたのかの描写は、本当に映画の終盤で種明かし的に描写が入るんですが、わりと分かり辛くね?

 

 

いやもちろん俺の理解力が足りてないってのは分かってますよ!!

 

でも、ストレートに理解できる感じでは無かったような。

 

理解できないというか、なんというか、

突飛な驚きにダイレクトに繋がらない感じがしました。

 

何がどこのシーンにどう影響を与えていたのか、

その行動がどう影響したのかが、結構整理が付かないというか。

 

例えば、バング3兄弟が悪戦苦闘していた、チェーン付きの自動開閉柵の下に取り付けられていたカメラ?みたいなものに関しても良くわからなかったですし。

 

所謂2周系の複雑さみたいなのを個人的に感じました。

 

多分ですけど、

この真の作戦的なものを理解できたら、ものすごい爽快なオチのはずなんですよ、この映画は。

実質この映画は、オーシャンズシリーズを田舎で再現してみた!みたいなものですし。

 

このオチがしっくり来た時、この映画の本当の面白さがわかるような気がしました。

 

 

 

■まとめ

作風にしっかりと馴染んだキャラクターも、随所に仕込まれる小ネタも結構好きなんですよ。

マジでこの辺りは面白いんです。

 

ただ、映画全体として繋がりの薄さが目立つというか、オチでもネタバラシタイムにあまり爽快感が無いなって、個人的に感じちゃった次第です。

 

言ってしまえば、レースイベントに集まる金を狙うみたいなプロットそのものも、とって付けた感があるんですよ。

他の何かしらをモチーフにしてもっと面白いものが出来たんじゃないかっていう期待感があるからこそなんですけどね。

 

ソダーバーグらしさってのはホント随所に込められてます。

 

結構微妙っぽい内容の感想記事になってますけど、

コメディーとしてちゃんと面白い作りになってる映画です。

 

ではまた。