デッドプール2(2018年・アメリカ) バレあり感想 文字通り大幅なパワーアップを成し遂げた狂気の続編。更に面白く頭おかしくなりました。
諸々の予算が増えたからなのか分かりませんが、とにかくあらゆる部分が前作よりも練り込まれていて、更にデップーらしさが発揮されている本作。
僕は実写デップーは2の方が好きです。1も好きです。
『デッドプール2』
(Deadpool 2)
前作、デッドプールの感想記事はコチラ↓↓↓
時々ネタバレしているので未視聴の方には申し訳ないと時々思っています。
ネタバレ有りです。
■ストーリー
ヴァネッサが死んで悲しいウェイドが、新たな家族と仲間を見つけて立ち直る。
■感想
前作が一定のテンションと色調を保っていたのに対して、今作はかなりギャップが強い作風になりました。
ヴァネッサが殺され、怒りと苦悩と悲痛の中でもがくウェイドと、チームを結成して仲間と共に目的達成に向けて奮闘するウェイド。
この二者のウェイドのテンションの差がとにかく映画全体の空気のメリハリに直結していた感じです。
死を望むウェイドであったり、エンディングでの過去のライアン・レイノルズ出演作品の次元超越DISであったりと、らしさも更にアップしていたように思いました。
デップーと、一応今回の敵枠のラッセル少年、そして未来からラッセルを殺す為にやってきたケーブル、この三者の苦悩をメインに描いていました。
家族を失ったケーブルとデップー、家族や仲間の愛を知らなくて暴走するラッセル、その三者が最終的にデップーの自己犠牲で仲間というか、家族になる、みたいな落とし方が妙に小奇麗で逆に好みでした。
苦悩という重めな要素も、デップーがX-フォースの面々やエックスメン達と共闘している時だけはそれが欠片もちらつかない演出がなされているのが凄く好みです。
戦っている時だけはヴァネッサの事を忘れている感じ。
だからなのか、今作はやたら戦います。
刑務所で戦って、護送車を襲撃して、ジャガーノートに身体千切られて、それでもラッセルを止めるべくまだ戦ってました。
戦闘シーンが多いのは、それだけデップーがヴァネッサを失った悲しみから逃れようとしている事への裏返しなのかなとか思って観ていたら、なんだかとても良い映画だと思えてきて笑えます。
ただやっぱりこの映画で一番好きなのはX-フォース結成から壊滅までの一連の流れです。マジでここが面白すぎ。
X-フォース初陣のパラシュート降下のシーンだけの為に未だにアマプラで課金レンタルして観返しちゃうくらい好きです。
■〆
個人評価:★★★★☆
今作に出てくるジャガーノートはちゃんとクソ強い。
ではまた。