趣味と向き合う日々

映画やドラマなどの映像作品を中心に気ままに書いています。


映画評論・レビューランキング

コロニー5(2013年/カナダ) バレあり感想 とても無難で終末モノの入門用映画って感じ。

 

 雪が降りすぎて文明が終わった世界でスリリングにサバイバル。

 

『コロニー5』

(THE COLONY)

コロニー5(字幕版)

コロニー5(字幕版)

 予告:https://youtu.be/dBBJnuJ0Aa8

 以下、ネタバレを含む感想記事です。

 

ストーリー

雪が降り続ける終末世界でサバイバル。

 

感想

気象を操れるタワーを作ったものの、それが誤作動したか何かで雪が降り続け、結果として文明社会が終わりを迎えた、そんな未来世界を舞台に描かれるサバイバル映画。

 

人類はコロニーと呼ばれる地下施設で細々と生きています。

 ある日、主人公サムの住むコロニー7にコロニー5から発進されたSOSが届き、リーダーのブリッグスはサムとグレイドンの二人を連れコロニー5へ向かいますが、中は荒れ果て血しぶきや傷跡がそこら中に付いている惨状を目の当たりにします。

"何かいる"という事をジワジワ意識させ様々な可能性を期待させてくれるのですが、いざ登場するのは理性を失い野蛮化した食人族の集団でした。それは普通に想定内!

 

極限状態で狂ってしまった人々という事ですが、理性が在るのか無いのか、知性が残っているのかどうなのか曖昧な感じです。

刃物などの道具は扱えるし機能を理解しているのに、銃を持った人間の元へ刃物片手に全力ダッシュで向かっていったりしてました。なぜ?

場面によって野生性と人間性が都合よく入れ替わるようなイメージで、あまりヤバい連中って印象を受けません。というか終末世界の到来でちょっとはしゃいでしまってるだけの人達みたいに見えなくもない……。

 

 

 

この食人族達から逃げつつ立ち向かうというのが主なストーリーです。

それ以外に一応、終末世界あるあるをそれなりに描いています。

コミュニティ内の掟だったり人間関係のもつれだったり、資材を節約しろ!っていうのにいざという時は引くほど豪快に物資を消費したり。

生き残った人類の生活圏の狭さや各コミュニティの限界ギリギリで生きてます感など、小さくなってしまった人間世界の雰囲気なんかはかなり楽しめました。

一時間半の映画ですが、かなりまとまり良くそれらの要素を描いています。

 

後半ではコロニー5からサムたちの居るコロニー7へ食人族がやってきて盛大な殺し合いが発生した後、コロニー7を廃棄してサムたちは雪の止んだ土地を目指すという結末。

ちょっとボリューム不足な感じもするんですが、とはいえコンパクトに起承転結がしっかり描かれてますし、スリリングな展開も多くなかなか見やすい映画だと思います。

 

食人族の姿とか立ち振る舞いとかが、なんとなく80年代風で面白かったです。

 

 

個人評価:★★★☆☆

気が狂ってしまった食人族の描写が中々人間的でちょっと戸惑いますが、全体的に未来の絶望的な終末世界の雰囲気や様々な人間模様と展開も描かれ、素直に楽しめました。

良くも悪くも全体的に無難な映画って感じです。

 

この映画は下記の配信サービスで視聴できます。

Amazonプライム・ビデオ

Amazonプライム・ビデオ

  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: アプリ
 
 

 

 

 

ではまた。

コロニー5(字幕版)

コロニー5(字幕版)

  • メディア: Prime Video