趣味と向き合う日々

映画やドラマなどの映像作品を中心に気ままに書いています。

ロング・ロード・ホーム 第2話 バレあり感想 露骨な描写に塗れてきたわけだけどもだ

 

通訳が疑われる展開を入れないと死ぬ病にでもかかってんのかアメリカは。

と思ったけどちゃんとフォローしてて安心。

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第2話「混沌」

 

 

 

■ストーリー

チェンが殉職した。

コマンチレッド小隊は救援を待つため民家に侵入し、拠点とする。

手際のよすぎる襲撃に対して、隊の面々は通訳に疑いの目を向ける。

 

その頃、彼らの救出の為に現地に向かったQRF(緊急即応部隊)もまた、襲撃に合う。

これにより本格的な戦闘を予想した基地の将兵達は、コマンチレッド部隊の救助と周辺一帯の脅威の排除の為、現地へと向かい始めた。

 

 

■感想

 

今回の話は雰囲気がちょっとブラックホーク・ダウンっぽいですね。

絶体絶命の仲間を救出しに行く為の準備回って感じでした。

 

 

 

このドラマ、やっぱりちょっと臭い部分が目立つように思います。

臭いというか、露骨すぎるというか。

 

 

例えばチェンが殉職した後、シェーンが信仰について問いかけてたりとか、

神父の祈りの言葉と共に、戦地に向かう兵士のシーンを差し込んだりとか、

アツいキリスト推しが多かったです。

 

この辺りの要素ってのは特にアメリカの作る戦争モノでは当たり前というか、

ある種の様式美ではあるんですけどね。

 

彼らの心の拠り所のひとつである信仰を押し出すのは当然ではあるんですが、

流石にそういう信心に問いかけるシーンが多すぎです。

 

これからまずい事が起こる前兆としての描写、一種のフラグだとはわかるんですけど流石に差し込み過ぎ。

 

 

 

あと、やっぱりちょっとアメリカ贔屓の描写も多かったですね。

 

侵入した民家の、拘束されたイラク人親子の会話とか。

フセインから解放してくれた彼らに恩義がある」とか、言ってましたが。

 

そうかと思えば、今度は屋上の米兵たちが「助けに来たのに何であいつらは俺達を攻撃する?」「俺達が侵攻したからだ」とか言ってて、正義とはなんでしょな議論を唐突に差し込んでみたり。

 

 

要はどっちつかずな感じがしました。

プロパガンダに振り切るのか、イラク戦争の問題提起をしたいのかどっちか分からないです。

 

実際にあった出来事を後年になって描いた作品では、多くの場合後者を選択してると思います。

ここ等辺は今後もちょっと個人的に引っかかっちゃいそうです。

 

 

このドラマが今このタイミングで制作された背景には、

当たり前ですが米軍の宣伝という要素が多様にあります。

特に今はね、世界情勢がね、危険が危ない的なね。

 

 

だからこそのプロパガンダ的要素、米軍age要素っていうのをたくさん入れなければならなくて、

しかし制作スタッフ的にはもっとストイックにブラックサンデー事件が起きてしまった背景、原因とかを描きたいと考えた結果(これは俺の勝手な解釈ですけど)

こういうどっちつかずになってしまったのかもしれません。

 

 

 

しかし何かがこれから起こってしまうという事を予期させる描写の仕込み方とか本当に上手いと思いました。

 

ここは個人的に良い点だと思うんですけど、

このドラマ色々露骨ですが、フラグが露骨なのは大歓迎です。

 

しかも、逆フラグ回収みたいなのを仕込んでました。

 

殉職したQRFの兵士について司令官が話を聞くシーンがあって、

「彼はこの戦いの後、結婚する予定でした」って言われて司令官がどよーんとしてしまうんですね。

正に逆転の発想。

 

 

なんにせよ、今回の話は全体的にちょっと匂い立ちすぎな気がしました。

 

 

 

■まとめ

 

ちょっと見る部分を変えないとダメかもしれない気がしてきました。

というか真面目に観たらあかんね。

 

戦争モノっていうのは、どちらかというと本作みたいな作風のモノの方が多いジャンルです。

しかし一方でテーマに対してはかなり慎重かつ真剣に力を入れている作品が殆どなわけで、そこが魅力の一つでもあります。

 

本作は第2話の時点ではちょっとそういう所が見えてこない感じがしました。

 

家族愛やら正義のアメリカやらやりたいなら、

わざわざ「ブラックサンデー事件」をモデルにしなくてもいいじゃんって。

 

までも続き楽しみなんですけどね。

 

 

 

ちなみにこれもhuluで観てます。

正直今の段階ではこのドラマ観るくらいなら最近配信始まったクローンウォーズ観た方がいいかなとは思いつつ。

 

 きっとこれから良くなっていきますよ。

ではまた。