趣味と向き合う日々

映画やドラマなどの映像作品を中心に気ままに書いています。

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年・フランス,ドイツ) バレあり感想 出来が凄く良いクライムアクション映画でした!面白いぞ!

 

邦題に妙なサブタイが付いてるせいで敬遠しそうなそこの貴方。

後悔しますよ。

 

この映画超面白いから!!!

あとこの邦題を付けた理由も映画観終わった後多分納得するから!!

原題の『RENEGADES』より日本的にはこっちの邦題が正解だったパターンの奴だから!!

 

 

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』(原題:RENEGADES)

f:id:desno:20180112230403p:plain出典:映画.com

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■ストーリー

1944年。

当時ハンガリー領であったボスニア

サラエボ近郊のダムのある小さな村にナチスが現れた。

村人を処刑し、ナチスはその村の教会に、2000本ほどの金塊を隠した。

 

だが、ダムが爆破され、金塊は街ごと湖の下に埋まってしまった。

 

 

1995年。

ボスニアでの治安維持活動の為に派遣されていたネイビーシールズ

地元のウェイトレスであるララから金塊の話を聞いたシールズの面々は、この金塊を回収する為に密かに作戦を開始する。

 

 

■感想

 

 

 

 

この映画かなり面白くね?

 

 

 

・本作はクライムアクションムービー

まずネイビーシールズというと『ネイビーシールズ』だったり『ネイビーシールズ:チーム6』だったり、或いは『ゼロ・ダーク・サーティ』であったり、

とにかくこれまで題材とされた作品は非常に硬派なモノばかりでした。

 

これは色々とアメリカのプロパガンダ的な事情もあったりしますが、

今作の製作はフランスとドイツです。

もちろんアメリカに協力もお願いしてそうですが。

 

そういう、制作した国の違いもあってか、

結論から言うと恐ろしいほど上質なクライムアクションムービーでした。

 

流石にビビった。ここまではじけてるとは思わなかったです。

おふざけを理由に戦闘シーンに手を抜いたりとかそんなん一切無し。

やる時はしっかりやる感じ。

 

 

というか多分この映画、特殊部隊でクライムアクションムービーやったら面白いんじゃね?っていうところからどんどん膨らませていった空気感が各所から漂っていて、そこもまた好きです。

イデアで殴る系の映画は当たり外れ激しいですが今回は完全に当たりの部類。

 

 

 

 

 

・物語の流れ

 

冒頭の戦車での市街地暴走シーンがいきなり最高でした。

東側の楔型戦車がギャンギャン走り回るのを見るだけで俺は最高の気分になれるんだよ。

またここで、今回のメインキャラ達であるシールズの面々が、結構無茶やる奴らである事を描きつつ、この映画自体がどういうテンションなのかも分かります。

 

そして、地元のウェイトレス、ララとシールズのメンバーの一人がひそかに恋仲で、

そのララから金塊の話を聞いた事でいよいよ本筋に突入していきます。

 

クライムアクションムービーの醍醐味の一つって、作戦を実行するまでの準備シーンにあると個人的に思っていて。

ここの描き方も凄い上手くて良かったです。

 

各キャラクターが特殊部隊のメンバーらしい感じに作戦立案したり、装備を整えるまでの過程もシールズ題材ならではの描写がたくさんあります。

 

つまり単純にシールズでクライムアクションをやるのではなく、特殊部隊ならではの知識と装備を活かして金塊を回収するという流れがあり、物語の理由付けがしっかりと描かれている点が凄く好きです。

 

冒頭の戦車戦の影響なんかでシールズの面々の急な帰国が決まり、作戦が中止になるかと思いきや、

思わぬアイデアで8時間以内に金塊の回収が出来そうな目途が立ちます。

こういうある種クライムアクションムービーに付き物の予想外な出来事が起こる展開もしっかり織り込んでいます。

 

なんかね正直この時点で俺はもう相当この映画が好きになってました。

 

 

終盤、実際に作戦が決行されてからはこの手の映画の本領が発揮されてきます。

クライムアクションの醍醐味その2であるこの実行フェイズもまた、トラブルに対処しつつも着実に作戦を進めていく流れがしっかり存在していて、

敵対勢力との戦闘なんかもありますが、丁度良いバランスで纏め上げているのが凄いですよ。

 

物語が寄り道なく一つの軸に従って進行してますし、

ラストに至るまでのシークエンスが非常にわかりやすく描かれていて、この手の映画の初見の楽しさを凄く良く味わえます。

 

 

 

 

・キャラクターの描き方

 

キャラクターに関しても良いですね。

メインキャラからサブキャラ、敵役まで個性を物語の中でしっかり立たせています。

わかりやすくて親しみやすい。

 

また、この手の映画の、特に第一作目(続編があるか分からないのでこの表現はおかしいですが)では結構珍しいんですが、

キャラクターの掘り下げまで自然な流れではめ込まれていました。

 

オーシャンズシリーズなんかを引き合いに出して考えると結構面白い点です。

というのも、クライムアクションムービーってやっぱりどうしても作戦立案と準備、実行のフェイズに時間を割かないといけないので、

キャラクターに関してはより個性的な部分を前面に出して印象付けたり物語に上手くからめたりしてます。

 

今作は、個性的という点はもちろんですが、その上でキャラの掘り下げまでやっているので、すげえなって。

しかもそれがラストシーンの、ララにシールズの面々が小切手を譲るシーンにかかっています。

ここもやっぱり理由付けがしっかりしているんですよ。

 

 

 

 

・戦闘シーン

 

そして、シールズ題材ならやっぱここに期待しちゃうわけですが。

ちゃんとしてたわ。ちゃんとしてた。

 

というかシチュエーションと見せ方がとても良かったです。

 

冒頭の戦車での戦闘シーンも、バトルアクションとしてちゃんと作り込んでますし、

後半の水中での戦闘シーンなんかも全部面白い。

 

中盤で突発的に起きたヘリと戦闘機の戦闘シーンだけは流石に「これ単に兵器出したいだけだ!」的な唐突さがありましたが。

 

ただ、どのシチュエーションに於いても一切手を抜いてないです。

俺みたいに、この辺りに期待して観に行った層もしっかりホールドできるクオリティです。

 

 

 

 

・その他

 

SASをシールズにディスらせるのは流石。

フランスとドイツが制作した映画ってことを思い出すと面白さが増しますよね。

仲悪いもんね。フランスとイギリス。

 

 

あとJ.K.シモンズはやっぱキレ芸が似合いますね!!

 

今回、シールズの上官役で出演してます。

セッション』で見せたブチギレ芸が健在で良かった。

 

 

 

■まとめ

 

クライムアクションムービーとして骨組みはしっかり組まれていて、

その上でシールズを題材にした映画らしいアクションも満載です。

 

なにより物語の流れが完璧で、そこに付随する演出にも一切の贅肉が無いので、

ストレートに物語が楽しめます。

 

こんな事言うのもアレですが、去年末公開されたクライムアクションムービーの『ローガンラッキー』よりかよっぽど好きです。

 

この映画あれですよ。

特攻野郎Aチーム』とかにノリが近いかも知れません。

 

ああいう空気感が好きな人は絶対にハマる。

 

ちなみにラストもすごく気持ちの良い終わり方をします。

エンターテイメント性がとても高いです。

邦題のテンション高めな感じもこの内容だと納得です。

 

逆に言えば、シールズ題材らしいシリアスで史実的なものが観たいって人には結構なハズレ映画になるかもです。

今作はあくまでクライムアクションムービーです。

 

上官に内緒で特殊部隊パワーで金塊を頂こうとするシールズたちの映画です。

 

超オススメです。

 

ではまた。