ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年・アメリカ) バレ無い感想
たまにはネタバレほぼ無しで。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(Mission: Impossible – Fallout)
■Introduction
プルトニウムコアの回収ミッションを受けたイーサンはチームと共にこのプルトニウムを所持している売人グループの元へと向かう。
正に取引が始まろうとしたその時、突然の襲撃を受けるイーサン達と売人達。
イーサンは必死に応戦を試みるが、チームの仲間であるルーサーを盾にする襲撃者。
なんとかルーサーを救い出す事に成功するが、プルトニウムは謎の襲撃者グループに奪われてしまう。
IMF長官はイーサンに新たな任務として、プルトニウムの再奪取を依頼する。
しかしそこにCIAが現れ、この新たな任務にCIAエージェントであるウォーカーがお目付け役として同行することになる。
核兵器による同時多発攻撃を防ぐ為に動き出すイーサン達。
だが、この任務の裏にはMI6やCIA、更にはシンジゲートの残党勢力であるアポストル、そして脱走したソロモン・レーンなど様々な者の思惑が渦巻いていた。
■感想
『ローグネイション』を観て無かったみたいなんですよね。僕は。
本作を観終えた後慌ててTSUTAYAダッシュかましたので事なきを得ましたけど。
それ故に最初かなり話についていけて無かったです。
本作、『ローグネイション』のほぼ完全な続編という形の映画になっています。
1~4作目までのシリーズ間の繋がりはそれなり程度でかなり緩かったんですが、
本作は完全に『ローグネイション』とセットになる作品ですね。
前後編の後編ポジション。
いやホント、シリーズ全部追っているつもりで居ました。
皆さんも気をつけてください。チェックを怠るとそろそろ危険なのがワイルドスピ―ドシリーズとトランスフォーマーシリーズ。
そんな感じで、前作未視聴のまま『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ですが、そのせいも(確実に)あって、物語の把握が大変でした。
本作、わりと駆け足です。
また、これまでのシリーズと比べるとちょっと血色も違う気がします。
スパイモノや諜報員、特別捜査官とかそういうのをメインにしたドラマのシリーズっぽい空気というか。
別に『スパイ大作戦』への先祖帰りを目指しているとかでも無いと思うんですけどね。
ドラマ作品の1シーズン分を二時間に凝縮 させたみたいな印象です。
誰が何を目的としていて、何をしているのかの把握が結構大変でした。
話のベースは、ミッションに失敗してプルトニウムを奪われたイーサン達がそれを取り返す為にわずかな手掛かりを追うという非常にシンプルなストーリーラインなんですが、
これが話が進むごとにどんどん各登場人物の思惑やらが絡み合い、ついでにサブクエストも発生したりして加速度的に複雑化していきます。
序盤はプルトニウム奪還の為に必要なクエストをこなし、中盤では裏切り者や裏に居る存在が発覚し、最後は悪い奴らをぶちのめす為にイーサン達が身体を張るという、かなりいつも通りの流れなんですが、
その中に挟まれる裏切り者要素やら各組織の思惑やらあの人は今的な人物の再登場やら色々と詰め込まれています。
それらの展開と消化のペースがまた早いので、テンポが良いというよりも駆け足してるという印象が個人的に強くなった要因かも知れないです。
それでも映画の最後の方では何がどうなったのかスッキリするように作られています。
消化不良気味な要素はほぼ無くエンドロールを観られたので良かったです。
面白さを感じるよりもストーリーの把握に必死になってしまったので、かなり勿体無い観方をしちゃったなと。
までもそれ結局前作を観てない僕に原因がある訳ですけどね!
なので、アクションシーンを死ぬほど楽しみました。
今作もトム・クルーズが必死で面白いです。
アクションシーンが本当に楽しい映画です。
シーンのシチュエーションも豊富で、色々なパターンで楽しめます。
序盤のHALO降下のシーンは流石に合成だと思いますが、それ以外のアクションシーンって多分ほとんどをリアルにトム・クルーズが演じてますよね。
そこが見所みたいな感じで推されていた気がしますし。
もう後半のヘリでのチェイスシーンからラストまでの流れは手に汗握るというよりも面白すぎる状況の連発でぶっ飛んでいて非情に楽しめました。
■まとめ
前作ローグネイションと恐らくセット扱いになるであろう本作。
ストレートなストーリーベースですが結構寄り道が多いので、ラストの展開に向かうまで何悶着もあります。
というかこのシリーズ好きな人だったら相変わらずの安定感だと思うので楽しめるんじゃないかと思います。
ではまた。