闇金ウシジマくん Part2(2014年/日本) バレあり感想 ドラマ版みたいに群像劇ライクな形式にした結果ハチャメチャな雰囲気に。
シリーズに完全にドハマり。
実写版ウシジマくんの劇場版第二作目です。
『闇金ウシジマくん Part2』
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シーズン1
劇場版
シーズン2
以下、ネタバレを含む感想記事です。
■ストーリー
■感想
劇場版第一作目と違い、動くキャラクターが一気に増えた印象を受けました。
ゴチャゴチャしてるというより、ハチャメチャ感が強くなった印象。
今回は主に4人のキャラクターが酷い目に遭う様を中心に物語が進行します。
加藤マサルは暴走族の愛沢のバイクを盗んだ事がきっかけで愛沢達からリンチされ、多額の賠償金を背負わされます。
その愛沢は闇金業者ライノーローンの犀原から多額の借金を背負わされ、何とかする為に丑島立に食ってかかります。
ホストの神崎麗は、ナンバーワンホストを目指してゲームセンターで知り合った彩香や常連客に貢がせるべく奔走します。
そして中卒の彩香は麗の為にあらゆる手段を用いて金を集めようとするうちに裏社会の闇に染まっていきます。
これ以外にも別の闇金業者の犀原(シーズン3を先に観ていたのでこっちが初登場だとは思いませんでした)やストーカーの蝦沼などのキャラクターが登場します。
キャラクターがどう物語的に収束するのかと思って観ていましたが、一つのオチに収束するわけでは無く、ドラマ版同様にそれぞれの結末という形のオチなので、ドラマ版を映画サイズにまとめたような印象を受けました。
劇場版前作が一人の債務者を中心に描かれていて、綺麗にまとまった映画として作られていたので今作はこの点が少し負けているように思いました。面白かったですけどね。
愛沢とマサルは最終的に協力して丑島達から金を奪おうとしますが失敗。
愛沢は保険金の為に犀原からトラックに飛び込むことを強要され、マサルは多額の借金を背負わせられた丑島達を実銃で襲うも失敗し軽く往なされます。
愛沢に関しては明確なバッドエンドであり、マサルもどちらかというと遺恨を残すような形での終わり方だと思います。
ホストの麗はストーカーの蝦沼の攻撃で顔面が崩壊しホストの道を断念、飲み屋の厨房で働く事に。
彩香はファミレスのバイトを始め、地道に稼ぐ道を選びます。
今回の劇場版では、彩香以外の全員がバッドエンドというなんとも重めな終わり方でした。
ここもドラマ版に近くて、誰がどういう結末を迎えるのかというドキドキ感は確かにありました。
人を騙したり攻撃したり利用していた連中が全員バッドエンドを迎え、他者の為に行動していた彩香だけが人の道に戻ってこれている点に、この映画の明確なテーマを感じました。
そんでいずれの債務者も誰かの食い物にされているのが最高に闇。
ちなみにパート2の事務所がこちら。
■〆
個人評価:★★★☆☆
劇場版一作目と違い、ドラマのように複数の債務者のエピソードを絡めつつ物語が進行してきます。
その為、少し駆け足気味な印象も受けます。
特にマサルは気がコロコロ変わるので、いつ誰を裏切るのかわからないキャラみたいに見えました。
原作でもそういうキャラなのかもしれませんが(未読マン)。
ではまた。