ワイルドスピード/スーパーコンボ(2019年/アメリカ) バレあり感想 カーアクションはだいぶ控えられたものの、家族の絆の物語として今作もアツい映画に仕上がってました。
ワイルドスピードシリーズ最新作にして文字通りのスピンオフ。
逆にこれでトーキョードリフトが正史として再認識されるってわけ。
(Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)
以下、ネタバレを含む感想記事です。
■ストーリー
ルーク・ホブスとデッカード・ショウが世界を滅ぼしかねないウィルス兵器を阻止する為に暴れる。
■感想
ワイルドスピードシリーズの人気キャラであるホブスと、かつて敵として登場したデッカード・ショウの二人のキャラクターを切り取って独立した映画にしちゃったのが本作。
シリーズ最大の特徴であるカーアクションの比重がかなり抑えられており、代わりにホブスとショウの二人が暴れる姿にフォーカスしていました。
お互い張り合いながら、攻撃してくる相手をまるでスコア稼ぎをするかのようにバンバン倒していく様は爽快でした。
ストーリーとしては、人間を内側から溶かして殺してしまうウィルス兵器を手にしようと目論むテロ組織エティオンとその中心人物ブリクストンを阻止する為に、ホブスとショウが徹底的に暴れるというもの。
パワードスーツを纏い、自身の肉体も強化されているブリクストンの存在が、男同士のどつき合い映画っぽさに拍車をかけています。
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他に、要となるキャラクターとしてハッティ・ショウが登場します。
ホブスとショウの二人の仲をとりもつ役割なのかと思いきや殆どそういった行動を取る事が無く、状況を受け入れて楽しむタイプのキャラだったのでかなり意外でした。
あとかわいい。
ショウ家、ホブス家の二つの家族が、事件を通して絆を深めるという側面もあります。
家族の物語という部分はシリーズの根底にあり続けるテーマであり、カーアクションの比重が抑えられてもここにワイスピを感じられました。
ルーク・ホブスの過去が明かされました。
ホブス家の父親は盗みを稼業としており、ルークや他の兄弟もそれに巻き込もうとしますが、ルークだけはこれに気づき家族を守る為に警察に通報。
結果ルークは裏切り者とされてしまい、故郷であるサモアを出て警察官になった、というものでした。
今作後半の舞台はサモアであり、そこでルークはようやく家族と和解。
ハイテク兵器で襲い来るエティオンとの最終決戦にはホブス家やサモアの人々が立ち向かい、家族の結束の強さを示すという形で幕引きしていました。
アツい物語。
ショウ家も同様に和解と絆と結束の物語として描かれています。
疎遠になっていたハッティとデッカードは、事件を通して徐々に誤解していたお互いの事を理解し合い、最後には二人で母親であるマグダレーンに二人で会いに行きます。
めでたいシメ方ですね。
ところでもう一人兄弟いませんでしたっけ?
■〆
個人評価:★★★☆☆
アクション映画らしい作風ですね。
個性であったカーアクションは控えられてはいますが、キャラクターを中心に掘り下げて、家族の物語として全体をまとめているので特に違和感とかを覚えずに楽しめました。
ではまた。