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ザ・ボーイズ(2019年/アメリカ) バレあり感想 もしヒーローが実在して、彼らが商業化されたらどうなるのかを描いているドラマ。

 

ヒーロー映画に対するアンチテーゼでは無さそう。

 

『ザ・ボーイズ』

(THE BOYS)

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以下、ネタバレを含む感想記事です。

 

 

 

ストーリー

スーパーパワーを持った人間にうっかり恋人を粉砕されてしまった男が、元FBIのイギリス人にスカウトされて反ヒーロー活動を始める。

 

 

感想

スーパーヒーローが実在する世界を舞台に、ヒーロー達の輝かしい活躍の裏で彼らのスーパーパワーと名声の被害にあった一般市民を中心に描かれるドラマ。

 

ヒーロー達はヴォート社なる超巨大企業に属し、ヴォート社はヒーローのあらゆる行動を正義として正当化するべく、被害者たちに全力で口止めを図ります。

ヒーロー達は、セブンと呼ばれる最も偉大な7人のヒーローを中心に、およそ200名がヴォート社に所属しています。

セブンのメンバーを含むスーパーパワーを持ったヒーロー達の殆どは、人間的に腐敗していて、表の顔は正義の味方を演じているだけ、というのが大まかなこのドラマの背景。

このドラマはヒーローの内の一人のせいで恋人を亡くしてしまったヒューイと、心から正義を信じセブン入りを果たし腐敗した現実のヒーローの世界に直面することになるアニー/スターライトの二人を中心に描かれます。

 

 

 

ヒューイはヒーローの被害に遭った一般人としてなるべく普通の人として描かれていたんですが、恋人関連のヒューイの行動にはそれなりに苛立ちを覚えました。

恋人が殺されて、その復讐の為に元FBIのビリーブッチャーと仲間達(それがボーイズという組織らしい)と行動を共にするようになるのに、割と早い段階でアニーといい感じになり始めて「お前ちょっと頭弱いんか?」と思わずにはいられません。

しかも、アニーといちゃつくたびに元恋人の幻覚?に悩まされるような描写が在るんですが、アニーとキスをした事で幻覚を見なくなります。

過去を振り返らず前に進むべき、というポジティブなストーリーにしたかったのかもしれません。

ですが根本的にこのドラマは復讐劇であって、過去を乗り越えろ!系のメッセージをそこに込めているとするならば、何かズレてる気がします。

そして、その筋の通らないモヤモヤした感じがヒューイに対する苛立ちに繋がってしまうように思います。生き方がブレブレすぎて魅力が感じられませんでした。

 

そんなヒューイと恋仲になるアニー/スターライト。彼女自身がヒーローであり、巨大企業の庇護下で腐敗しきったヒーロー達に失望し、そんなものには屈しないぞと言わんばかりに自分自身を貫き生きていこうとするキャラ。

当所は生意気な小娘風に描かれるアニーですが、回を追う毎にこちらはしっかりと芯の部分が描かれていきます。キャラクターの動向自体がそもそも苛つかせにきているんですが、筋が通っていると納得できてしまうのが人間の不思議。

 

 

ドラマのストーリーは、当所はヒーロー達の実体を暴き、彼らの権威を失墜させることを目的として話が進むのですが、最終盤になるとスーパーパワーを持ったヴィランが登場します。

スーパーヴィランの誕生理由も、結局はセブンの一人でリーダーでありスーパーマン的ポジションのホームランダーによる策略なのですが、次シーズン以降はこのヴィランも加わった形でヒーロー達の闇が描かれていくのかもしれません。

シーズン1では、ボーイズの面々とくにヒューイとブッチャーの復讐に焦点が当たっていて、ヒーロー達が悪役そのものだったので、ヴィランが登場するとこれがどう変わっていくのか非常に気になります。

 

 

 

 

個人評価:★★★☆☆

 

年齢制限がかかっているドラマだけの事はあってエログロ満載でダーティな作風のヒーロードラマ。ヒーローの闇を描くという部分はもちろんありますが、どちらかと言えば大企業の闇と、ヒーローが商業的に利用される世界が存在したらどうなるのか?を主題にしたドラマだと思いました。

原作と色々な部分が違うらしくて、原作ではドラマ版以上にキツいシーンやイベントがてんこ盛りなんだそうです。読んでみたい。

 

ザ・ボーイズはアマゾンプライムビデオで独占配信されています。

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ではまた。

発端

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